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公開番号2025057131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166809
出願日2023-09-28
発明の名称地域における1又は複数の薬剤の需要状況を分析するための装置、方法及びそのためのプログラム
出願人株式会社カケハシ
代理人弁理士法人六本木通り特許事務所
主分類G16H 10/00 20180101AFI20250402BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】複数の医療機関を含む地域における1又は複数の薬剤の需要状況を分析するための方法を提供する。
【解決手段】装置100は、第1のデータベース111から、第1の需要情報を受信する(S201)。また、装置100は、第2のデータベース112から、第2の需要情報を受信する(S202)。次いで、装置100は、第1及び第2の需要情報に含まれる1又は複数の薬剤のうちの少なくともいずれかについて、第1及び第2の需要情報に基づいて、供給不安時期の開始時期を検出する(S203)。そして、装置100は、供給不安時期において、供給不安のある1又は複数の薬剤の需要状況を分析する(S204)。装置100は、必要に応じて、このように得られた需要状況の分析結果に基づいて第1の医療機関に対する提案を生成し、当該第1の医療機関が用いる端末121に、当該提案を表示するための提案表示情報を送信する(S205)。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
地域における1又は複数の薬剤の需要状況を分析するための方法であって、
前記地域内に所在の第1の組の医療機関における前記1又は複数の薬剤について第1の需要情報を受信するステップと、
前記地域内に所在の前記第1の組の医療機関以外の第2の組の医療機関における1又は複数の薬剤について第2の需要情報を受信するステップと、
前記第1の需要情報及び前記第2の需要情報に含まれる1又は複数の薬剤のうちの少なくともいずれかの薬剤について、前記第1の需要情報及び前記第2の需要情報に基づいて、供給不安時期の開始時期を検出するステップと、
前記供給不安時期における前記少なくともいずれかの薬剤の需要状況を分析するステップと
を含む。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記需要状況の分析結果に基づいて、前記第1の組の医療機関に含まれる少なくともいずれかの医療機関に対する提案を生成して、前記提案を表示するための提案表示情報を送信するステップをさらに含む。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法であって、
前記第1の需要情報は、日単位、週単位又は月単位の複数の日付、並びに、各日付に需要のあった1又は複数の薬剤の薬剤名又は薬剤識別子及び需要量又はその近似値を含む。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、
前記需要量又はその近似値は、合計処方量、処方箋枚数、並びに処方箋当たりの平均処方量及び処方箋枚数の少なくともいずれかにより表される。
【請求項5】
請求項3に記載の方法であって、
前記需要量又はその近似値は、在庫量減少量、発注量、及び納品量の少なくともいずれかにより表される。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の方法であって、
前記第2の需要情報は、日単位、週単位又は月単位の複数の日付、並びに、各日付に需要のあった1又は複数の薬剤の薬剤名又は薬剤識別子及び需要量又はその近似値を含む。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、
前記少なくともいずれかの薬剤は、所定のグループに属する複数の薬剤である。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載の方法であって、
前記提案は、前記少なくともいずれかの薬剤を代替可能な薬剤の薬剤名又は薬剤識別子を含む。
【請求項9】
コンピュータに、地域における1又は複数の薬剤の需要状況を分析するための方法を実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータは、
前記地域内に所在の第1の組の医療機関における前記1又は複数の薬剤について第1の需要情報を受信するステップと、
前記地域内に所在の前記第1の組の医療機関以外の第2の組の医療機関における1又は複数の薬剤について第2の需要情報を受信するステップと、
前記第1の需要情報及び前記第2の需要情報に含まれる1又は複数の薬剤のうちの少なくともいずれかの薬剤について、前記第1の需要情報及び前記第2の需要情報に基づいて、供給不安時期の開始時期を検出するステップと、
前記供給不安時期における前記少なくともいずれかの薬剤の需要状況を分析するステップと
を含む。
【請求項10】
地域における1又は複数の薬剤の需要状況を分析するための装置であって、
前記地域内に所在の第1の組の医療機関における前記1又は複数の薬剤について第1の需要情報、及び、前記地域内に所在の前記第1の組の医療機関以外の第2の組の医療機関における1又は複数の薬剤について第2の需要情報を受信し、
前記第1の需要情報及び前記第2の需要情報に含まれる1又は複数の薬剤のうちの少なくともいずれかの薬剤について、前記第1の需要情報及び前記第2の需要情報に基づいて、供給不安時期の開始時期を検出し、
前記供給不安時期における前記少なくともいずれかの薬剤の需要状況を分析するステップと
を含む。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地域における1又は複数の薬剤の需要状況を分析するための装置、方法及びそのためのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
薬局等の医療機関は、卸売業者等の販売業者から薬剤を仕入れ、来局する患者に対して、当該患者に処方された1又は複数の医薬品を必要に応じて調製し、交付する。医療機関は、患者の求めに応じて薬剤を交付する必要があることから、種類及び量ともに、十分な在庫を確保するよう努める。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、ある薬剤を所望量確保できるか否かは、他の医療機関における当該薬剤に対する需要の影響も受け、予測が容易ではない。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、複数の医療機関を含む地域における1又は複数の薬剤の需要状況を分析するための装置、方法又はそのためのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、地域における1又は複数の薬剤の需要状況を分析するための方法であって、前記地域内に所在の第1の組の医療機関における前記1又は複数の薬剤について第1の需要情報を受信するステップと、前記地域内に所在の前記第1の組の医療機関以外の第2の組の医療機関における1又は複数の薬剤について第2の需要情報を受信するステップと、前記第1の需要情報及び前記第2の需要情報に含まれる1又は複数の薬剤のうちの少なくともいずれかの薬剤について、前記第1の需要情報及び前記第2の需要情報に基づいて、供給不安時期の開始時期を検出するステップと、前記供給不安時期における前記少なくともいずれかの薬剤の需要状況を分析するステップとを含む。
【0006】
また、本発明の第2の態様は、第1の態様の方法であって、前記需要状況の分析結果に基づいて、前記第1の組の医療機関に含まれる少なくともいずれかの医療機関に対する提案を生成して、前記提案を表示するための提案表示情報を送信するステップをさらに含む。
【0007】
また、本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の方法であって、前記第1の需要情報は、日単位、週単位又は月単位の複数の日付、並びに、各日付に需要のあった1又は複数の薬剤の薬剤名又は薬剤識別子及び需要量又はその近似値を含む。
【0008】
また、本発明の第4の態様は、第3の態様の方法であって、前記需要量又はその近似値は、合計処方量、処方箋枚数、並びに処方箋当たりの平均処方量及び処方箋枚数の少なくともいずれかにより表される。
【0009】
また、本発明の第5の態様は、第3の態様の方法であって、前記需要量又はその近似値は、在庫量減少量、発注量、及び納品量の少なくともいずれかにより表される。
【0010】
また、本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれかの態様の方法であって、前記第2の需要情報は、日単位、週単位又は月単位の複数の日付、並びに、各日付に需要のあった1又は複数の薬剤の薬剤名又は薬剤識別子及び需要量又はその近似値を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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