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公開番号
2025057050
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166679
出願日
2023-09-28
発明の名称
切断装置及び印刷装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
11/70 20060101AFI20250402BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】テープが円弧状に湾曲した場合でも、従来よりも、テープの搬送経路と、切断刃受け部材との間に、テープの先端が入り込みにくい切断装置及び印刷装置を提供すること。
【解決手段】切断装置2は、受台40、切断刃51、支持部材52、及び経路形成部19を備える。切断刃51は、切断位置と通常位置との間を移動可能に支持部材52に支持される。経路形成部19は、支持部材52に対し、搬送方向Kの下流側D5に、支持部材52と隣接して配置され、テープMの搬送経路を形成する。経路形成部19は、第一方向D1、且つ、搬送方向Kの上流側D6の第一端192と、受台40の第一受面41の、搬送方向Kの下流側D5の第二端414とを通る第一仮想線L1と、支持部材52の第二方向D2の第三端53を通り搬送方向Kと平行な第二仮想線L2との交点P1は、切断刃51に対し、搬送方向Kの下流側D5にある。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
第一受面を有する受台と、
前記第一受面に沿った搬送方向に搬送されるテープを前記受台の前記第一受面との間で挟んで切断する位置である切断位置と、前記第一受面と離隔した位置である通常位置との間を移動可能な切断刃と、
前記切断位置と、前記通常位置とに移動可能に前記切断刃を支持する支持部材と、
前記支持部材に対し、前記搬送方向の下流側に、前記支持部材と隣接して配置され、前記テープの搬送経路を形成する経路形成部であって、
前記経路形成部のうちの、前記受台に直交する方向であって、前記受台から前記切断刃に向かう第一方向、且つ、前記搬送方向の上流側の第一端と、前記受台の前記第一受面の、前記搬送方向の前記下流側の第二端とを通る第一仮想線と、前記支持部材の、前記第一方向とは反対の第二方向の第三端を通り前記搬送方向と平行な第二仮想線との交点は、前記切断刃に対し、前記搬送方向の前記下流側にある、前記経路形成部と
を備えることを特徴とする切断装置。
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【請求項2】
前記受台は、
前記搬送方向の前記下流側の第一側面と、
前記第一側面から前記搬送方向の前記下流側に突出する第一突出部と
を有し、前記第二端は、前記第一突出部の前記搬送方向の前記下流側の端であることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
【請求項3】
前記第一端は、前記第二端に対し、前記搬送方向の前記上流側、且つ、前記第二方向に位置することを特徴とする請求項2に記載の切断装置。
【請求項4】
前記受台は、
前記搬送方向の前記下流側の第一側面と、前記第一受面との各々に連結し、前記第一受面と前記第一側面との各々に交差する交差面と、
前記交差面の中心を通り前記搬送方向と直交し且つ前記第一受面と平行な対称軸について、前記第一受面と回転対称である第二受面と、前記第一突出部と回転対称である第二突出部と
を更に有し、
前記第一受面が前記切断刃と対向する第一姿勢と、前記第二受面が前記切断刃と対向する第二姿勢とに変更可能に前記切断装置に対して装着されることを特徴とする請求項2に記載の切断装置。
【請求項5】
前記受台は、
前記搬送方向の前記下流側の第一側面と、前記第一受面との各々に連結し、前記第一受面と前記第一側面との各々に交差する交差面であって、前記交差面の中心から前記第一方向に離れるほど、前記搬送方向と直交し且つ前記第一受面と平行な方向のうちの、前記交差面に対し前記第一受面がある方向である第三方向に傾斜する第一傾斜部を有する前記交差面を更に有することを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
【請求項6】
前記第一傾斜部は、前記搬送方向の前記下流側ほど前記第三方向に傾斜することを特徴とする請求項5に記載の切断装置。
【請求項7】
前記受台は、
前記交差面のうちの、前記中心を含み前記交差面の前記搬送方向の前記上流側の端部から、前記下流側の端部まで延設された、前記第三方向とは反対の第四方向に突出する第三突出部であって、前記第一方向の第一突出面が、前記交差面の前記中心から前記第一方向に離れるほど、前記第三方向に傾斜した前記第三突出部を備えることを特徴とする請求項6に記載の切断装置。
【請求項8】
前記受台は、
前記交差面の前記中心を通り前記搬送方向と直交し且つ前記第一受面と平行な対称軸について、前記第一受面と回転対称である第二受面と、
前記対称軸について、前記第一傾斜部と回転対称である第二傾斜部と
を更に有し、
前記第三突出部は、前記対称軸について、前記第一突出面と回転対称である第二突出面を有し、
前記受台は、前記第一受面が前記切断刃と対向する第一姿勢と、前記第二受面が前記切断刃と対向する第二姿勢とに変更可能に前記切断装置に対して装着されることを特徴とする請求項7に記載の切断装置。
【請求項9】
テープに印刷をする印刷ヘッドと、
前記テープを搬送方向に搬送する搬送部と、
前記テープを切断する切断装置であって、
第一受面を有する受台と、
前記第一受面に沿った前記搬送方向に搬送される前記テープを前記受台の前記第一受面との間で挟んで切断する位置である切断位置と、前記第一受面と離隔した位置である通常位置との間を移動可能な切断刃と、
前記切断位置と、前記通常位置とに移動可能に前記切断刃を支持する支持部材と、
前記支持部材に対し、前記搬送方向の下流側に、前記支持部材と隣接して配置され、前記テープの搬送経路を形成する経路形成部であって、
前記経路形成部のうちの、前記受台に直交する方向であって、前記受台から前記切断刃に向かう第一方向、且つ、前記搬送方向の上流側の第一端と、前記受台の前記第一受面の、前記搬送方向の前記下流側の第二端とを通る第一仮想線と、前記支持部材の、前記第一方向とは反対の第二方向の第三端を通り前記搬送方向と平行な第二仮想線との交点は、前記切断刃に対し、前記搬送方向の前記下流側にある、前記経路形成部と
を有する前記切断装置と
を備えることを特徴とする印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、切断装置及び印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のテープ印刷装置は、樹脂製本体フレームに取付部を設ける。取付部には、テープの切断時にカッタ刃と当接するカッタ刃受け部材の移動を規制するフック部材、及び取付部に取り付けられたカッタ刃受け部材の側壁に当接するリブを設けられる。切断刃受け部材は、フック部材とリブ部材とにより、取付部に着脱可能に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-136219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
テープは、ロール状に巻回されたり、搬送経路を搬送されたりする過程で、円弧状に湾曲することがある。従来のテープ印刷装置では、テープの搬送経路と、切断刃受け部材との間に、円弧状に湾曲したテープの先端が意図せず入り込む可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、テープが円弧状に湾曲した場合でも、従来よりも、テープの搬送経路と、切断刃受け部材との間に、テープの先端が入り込みにくい切断装置及び印刷装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様の切断装置は、第一受面を有する受台と、前記第一受面に沿った搬送方向に搬送されるテープを前記受台の前記第一受面との間で挟んで切断する位置である切断位置と、前記第一受面と離隔した位置である通常位置との間を移動可能な切断刃と、前記切断位置と、前記通常位置とに移動可能に前記切断刃を支持する支持部材と、前記支持部材に対し、前記搬送方向の下流側に、前記支持部材と隣接して配置され、前記テープの搬送経路を形成する経路形成部であって、前記経路形成部のうちの、前記受台に直交する方向であって、前記受台から前記切断刃に向かう第一方向、且つ、前記搬送方向の上流側の第一端と、前記受台の前記第一受面の、前記搬送方向の前記下流側の第二端とを通る第一仮想線と、前記支持部材の、前記第一方向とは反対の第二方向の第三端を通り前記搬送方向と平行な第二仮想線との交点は、前記切断刃に対し、前記搬送方向の前記下流側にある、前記経路形成部とを備える。切断装置の受台と経路形成部とは、第一仮想線と、第二仮想線との交点が、切断刃に対し搬送方向下流となる条件を満たすので、交点が切断刃に対し搬送方向上流となる場合に比べ、搬送方向に搬送されるテープが受台と経路形成部との間に入りにくくすることに貢献する。
【0007】
第一態様の切断装置の前記受台は、前記搬送方向の前記下流側の第一側面と、前記第一側面から前記搬送方向の前記下流側に突出する第一突出部とを有し、前記第二端は、前記第一突出部の前記搬送方向の前記下流側の端である。搬送方向に搬送されたテープは、第一突出部によって、受台と経路形成部との間に向かうのを阻害されるので、切断装置の第一突出部は、第一突出部を有さない場合に比べ、搬送方向に搬送されるテープが受台と経路形成部との間に入りにくくすることに貢献する。
【0008】
第一態様の切断装置の前記第一端は、前記第二端に対し、前記搬送方向の前記上流側、且つ、前記第二方向に位置する。切断装置では、搬送方向に搬送されるテープが受台と経路形成部との間に入り込むには、テープが第一端付近で第二方向に90度以上折れ曲がらなければならない。故に切断装置は、搬送方向に搬送されるテープが受台と経路形成部との間に入り込みにくくすることに貢献する。
【0009】
第一態様の切断装置の前記受台は、前記搬送方向の前記下流側の第一側面と、前記第一受面との各々に連結し、前記第一受面と前記第一側面との各々に交差する交差面と、前記交差面の中心を通り前記搬送方向と直交し且つ前記第一受面と平行な対称軸について、前記第一受面と回転対称である第二受面と、前記第一突出部と回転対称である第二突出部とを更に有し、前記第一受面が前記切断刃と対向する第一姿勢と、前記第二受面が前記切断刃と対向する第二姿勢とに変更可能に前記切断装置に対して装着される。切断装置は、受台を、第一姿勢と、第二姿勢との各々で使用できる。切断装置は、受台を第一姿勢でしか使用できない場合に比べ、受台の使用期間を延ばすことができる。
【0010】
第一態様の切断装置の前記受台は、前記搬送方向の前記下流側の第一側面と、前記第一受面との各々に連結し、前記第一受面と前記第一側面との各々に交差する交差面であって、前記交差面の中心から前記第一方向に離れるほど、前記搬送方向と直交し且つ前記第一受面と平行な方向のうちの、前記交差面に対し前記第一受面がある方向である第三方向に傾斜する第一傾斜部を有する前記交差面を更に有する。切断装置は、テープを搬送方向に沿って配置する際などに、テープが交差面に当接した場合でも、交差面の第一傾斜部により、交差面に当接したテープを第一受面と、切断刃との間に案内できる。
(【0011】以降は省略されています)
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