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公開番号
2025056454
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023165936
出願日
2023-09-27
発明の名称
回転テーブル用電動ブラシモジュール
出願人
上銀科技股分有限公司
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
39/38 20060101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】回転テーブル用電動ブラシモジュールを提供する。
【解決手段】ハウジングと、電動ブラシユニットと、第1保持ユニットと、第2保持ユニットと、を含んで構成されている。前記電動ブラシユニットは、前記ハウジングに内設されている電動ブラシと、前記電動ブラシに電気的に接続されている電線と、前記電動ブラシが前記ハウジングの溝の開口部の方向に変位するために提供される推進力と、を備えている。前記ハウジングに対向するように設置されている第1保持ユニット及び第2保持ユニットは、前記電動ブラシに相互に対向する第1押力及び第2押力を提供することで、電動ブラシと回転テーブルのターンテーブルとの間で摩擦により発生する横方向推進力に抵抗し、前記ターンテーブルが高速回転する際に発生する前記電動ブラシの振動、揺れ、スリップ、線接触等を大幅に減らし、前記ターンテーブルのリング側が損壊するのを防ぎ、前記電動ブラシと前記ターンテーブルとの間の良好な電気的接触を保持する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1溝壁面と、前記第1溝壁面に対向する第2溝壁面と、前記第1溝壁面と前記第2溝壁面との間に設置されている溝底面と、前記溝底面に対向する溝の開口部と、を有している収容溝を含むハウジングと、
電動ブラシと、電線と、弾性体と、を含み、前記電動ブラシは前記収容溝に設置され、且つ前記第1溝壁面に対向する第1側面と、前記第2溝壁面に対向する第2側面と、前記溝底面に対向する端面と、前記端面の反対側にある接触面と、を有し、前記電線は前記ハウジングに貫設され、前記弾性体は前記電線に覆設されていると共に前記溝底面と前記端面との間に押し当てられ、前記電動ブラシを前記溝の開口部の方向に向けて変位させるための推進力を提供する電動ブラシユニットと、
前記ハウジングに設置され、且つ第1弾性部材及び第1保持部材を含み、前記第1保持部材は前記電動ブラシの前記第1側面に押し当てられ、前記第1溝壁面から前記第2溝壁面の方向に向けて第1押力を提供する第1保持ユニットと、
前記ハウジングに設置され、且つ第2弾性部材及び第2保持部材を含み、前記第2保持部材は前記電動ブラシの前記第2側面に押し当てられ、前記第2溝壁面から前記第1溝壁面の方に向けて第2押力を提供する第2保持ユニットと、を備えていることを特徴とする回転テーブル用電動ブラシモジュール。
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【請求項2】
前記電動ブラシの前記第1側面には第1位置制限溝が凹設され、前記第1位置制限溝は前記第1保持部材を押し当てるために用いられ、前記電動ブラシの前記第2側面には第2位置制限溝が凹設され、前記第2位置制限溝は前記第2保持部材を押し当てるために用いられていることを特徴とする請求項1に記載の回転テーブル用電動ブラシモジュール。
【請求項3】
前記第1位置制限溝の断面は円弧状を呈し、前記第1保持部材は球体であり、前記第1位置制限溝の半径は前記第1保持部材の半径より約2%大きく、前記第2位置制限溝の断面は円弧状を呈し、前記第2保持部材は球体であり、前記第2位置制限溝の半径は前記第2保持部材の半径より約2%大きいことを特徴とする請求項2に記載の回転テーブル用電動ブラシモジュール。
【請求項4】
前記第1保持ユニットは、前記ハウジングに固設されている第1本体と、前記第1本体に内設されている前記第1弾性部材と、前記第1本体に内設されていると共に前記第1弾性部材により保持される前記第1保持部材と、を更に有し、前記第1保持部材は部分的に前記第1本体に突出し、前記第2保持ユニットは、前記ハウジングに固設されている第2本体と、前記第2本体に内設されている前記第2弾性部材と、前記第2本体に内設されていると共に前記第2弾性部材により保持される前記第2保持部材と、を更に有し、前記第2保持部材は部分的に前記第2本体に突出していることを特徴とする請求項1に記載の回転テーブル用電動ブラシモジュール。
【請求項5】
前記弾性体のばね定数はK1であり、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材のばね定数はK2であり、前記弾性体の圧縮量はX1であり、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材の圧縮量はX23であり、K2/K1=X1/(20
*
X23)の条件を満たしていることを特徴とする請求項4に記載の回転テーブル用電動ブラシモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放電加工用回転テーブルに関し、より詳しくは、回転テーブル用電動ブラシモジュール(A electric brush module for rotary table)に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
放電加工形式の回転テーブルは液体中で高速運転し、高レベル放電、線切断、レーザー等の非接触型微細加工設備に適用され、車載用、半導体用、医療用等の精密素子を製造する。
【0003】
前述した回転テーブルは主に、機体にターンテーブル及び電動ブラシモジュールが設置され、前記電動ブラシモジュールは前記ターンテーブルのリング側に電気的に接触し、前記ターンテーブルの回転時にも導電状態が保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国実用新案登録第217720205号公報
中国実用新案登録第215870142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、現在、前記電動ブラシモジュールの設計不良により、前記ターンテーブルが高速回転する際に前記電動ブラシモジュールの電動ブラシに大きな振動、揺れ、スリップ、線接触等が発生し、前記ターンテーブルのリング側が損壊し、前記ターンテーブルの導電不良という欠陥を引き起こした。
【0006】
また、電動ブラシモジュール導体との電気的接触の設計について、従来の特許文献では、例えば、特許文献1には、カーボンブラシ組立部材とカーボンブラシ組立部材を備えるモーターが開示されているが、前記特許文献1の弾性ダンパー組立部材は支持ばね及びダンパー部材で構成され、前記弾性ダンパー組立部材はカーボンブラシボックスの片側のみに設置されると共にカーボンブラシの片側に押し当てられている。このようなダンパー方向が単一な設計は、カーボンブラシとカーボンブラシボックスとの間に過度な摩擦が発生しやすく、前記カーボンブラシが損壊したり、カーボンブラシとカーボンブラシボックスとが相互にスタックしたりする。また、例えば、特許文献2には、掃除機モーターカーボンブラシ組立部材が開示されている。前記特許文献2は電極等を囲む玉軸受の設計のために、接触物が高速に動作して電動ブラシが傾くと、軸受スリーブの外周とスリーブとが圧着し、ボールが挟まってロックされるという欠陥があった。
【0007】
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に至った。
【0008】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、上述のような問題点を解決することを課題の一例とする。すなわち、本発明は、回転テーブル用電動ブラシモジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の回転テーブル用電動ブラシモジュールは、第1溝壁面と、前記第1溝壁面に対向する第2溝壁面と、前記第1溝壁面と前記第2溝壁面との間に設置されている溝底面と、前記溝底面に対向する溝の開口部と、を有している収容溝を含むハウジングと、電動ブラシと、電線と、弾性体と、を含み、前記電動ブラシは前記収容溝に設置され、且つ前記第1溝壁面に対向する第1側面と、前記第2溝壁面に対向する第2側面と、前記溝底面に対向する端面と、前記端面の反対側にある接触面と、を有し、前記電線は前記ハウジングに貫設され、前記弾性体は前記電線に覆設されていると共に前記溝底面と前記端面との間に押し当てられ、前記電動ブラシを前記溝の開口部の方向に向けて変位させるための推進力を提供する電動ブラシユニットと、前記ハウジングに設置され、且つ第1弾性部材及び第1保持部材を含み、前記第1保持部材は前記電動ブラシの前記第1側面に押し当てられ、前記第1溝壁面から前記第2溝壁面の方向に向けて第1押力を提供する第1保持ユニットと、前記ハウジングに設置され、且つ第2弾性部材及び第2保持部材を含み、前記第2保持部材は前記電動ブラシの前記第2側面に押し当てられ、前記第2溝壁面から前記第1溝壁面の方に向けて第2押力を提供する第2保持ユニットと、を備えている。
【0010】
好ましくは、前記回転テーブルは、マシン及び前記マシンに回転可能に設置されていると共にリング側を有しているターンテーブルを含む。前記ハウジングは前記マシンに固設され、前記電動ブラシの前記接触面は前記ターンテーブルの前記リング側に電気的に接触している。
(【0011】以降は省略されています)
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