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公開番号
2025052879
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161853
出願日
2023-09-26
発明の名称
スイッチ装置
出願人
株式会社ヴァレオジャパン
代理人
弁理士法人紀尾井坂テーミス
主分類
H01H
13/00 20060101AFI20250331BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ひとつの検出素子に支障が生じても、スイッチの操作検出に影響が及ばないようする。
【解決手段】スイッチ装置1は、被操作部51の操作に連動して軸線X方向に変位する磁石10と、プリント基板35に表面実装された複数の磁気センサ7(7A、7B、7C)と、を有する。スイッチ装置1では、磁石10の軸線X方向の変位を複数の磁気センサ7(7A、7B、7C)で検出する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
被操作部の操作に連動して第1の軸線方向に変位する磁石と、
ひとつの基板、または同一平面上にある複数の基板に表面実装された複数の検出素子と、を有し、
前記磁石の前記第1の軸線方向の変位を前記複数の検出素子で検出する、スイッチ装置。
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【請求項2】
請求項1において、
前記基板に表面実装された検出素子の各々は、当該検出素子の検知面を、前記基板の表面に沿わせた向きで設けられている、スイッチ装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記第1の軸線の径方向から見て、前記基板は、前記磁石の変位範囲と重なる位置に設けられており、前記複数の検出素子は、前記第1の軸線方向の位置を揃えて配置されている、スイッチ装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか一において、
前記基板は、前記磁石が通過可能な凹部を有しており、前記複数の検出素子は、前記凹部の周囲に設けられている、スイッチ装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3の何れか一において、
前記検出素子は、少なくとも3つであり、
3つの前記検出素子には、他の検出素子の出力に対する反転した出力を出す検出素子が含まれている、スイッチ装置。
【請求項6】
請求項1から請求項3の何れか一において、
前記検出素子は、少なくとも3つであり、
前記検出素子には、前記磁石の磁力線の検知方向を、前記第1の軸線方向における一方側に向けた検出素子と、他方側に向けた検出素子と、が含まれる、スイッチ装置。
【請求項7】
請求項6において、
前記検出素子の各々は、前記基板の厚みを利用して設けられており、前記第1の軸線方向における検知面の位置を揃えて設けられている、スイッチ装置。
【請求項8】
請求項1において、
前記磁石は、N極とS極が前記第1の軸線の直交方向に直列に並んだ棒状の磁石であり、
前記磁石を支持するヨークは、
前記第1の軸線方向における前記磁石の一方の面を覆う第1ヨーク部と、
前記第1の軸線方向における前記磁石の他方の面を覆う第2ヨーク部と、
前記第1の軸線の直交方向における前記磁石の一端側の側面を覆う第3ヨーク部と、を有し、
前記ヨークは、前記第1ヨーク部と、前記第2ヨーク部と、前記第3ヨーク部とが、連なった一部品である、スイッチ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両用スイッチが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-193690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の車両用スイッチは、ブレーキペダルの操作に連動して進退移動する作動体を有する。作動体には、磁石が取り付けられている。磁石は、ブレーキペダルの操作に連動して作動体の進退移動方向に変位する。車両用スイッチは、磁石に対向配置した1つの検出素子を有している。
検出素子は、磁石が進退移動する際の磁気の変化に基づいて、車両用スイッチのオン/オフを検出する。
【0005】
この種の車両用スイッチでは、検出素子に支障が生じると、スイッチのオン/オフの操作検出に影響が及ぶ。そのため、検出素子に支障が生じても、スイッチの操作検出に影響が及ばないようにすることが求められている。
このような要求に対し、一つの磁石に対応して複数の検出素子を冗長に設けることで、一部の検出素子に支障が生じた際もスイッチの操作検出を継続する、または複数の検出素子各々の出力に基づいて支障の発生を検知することが考えられる。
しかし、このような検出素子の冗長化に際し、棒状の端子の一端に本体部を持つ検出素子を採用してしまうと、検出素子が、端子の他端側を基板側のスルーホールに挿入して基板に固定される仕様の場合、(a)本体部が基板から離れた位置に配置される結果、検出素子の重心が高くなって検出素子が傾きやすくなる。(b)検出素子を基板に実装する際に、検出素子に作業者の手指や、実装用のプローブなどと接触すると、検出素子が傾いて実装される場合も考えられる。
また、端子とスルーホールとの固定箇所のばらつき等に起因して、検出素子の高さにばらつきが生じてしまう場合も考えられる。複数ある検出素子の一部に、傾きが生じたり、設置高さにバラツキが生じると、当該一部の検出素子自体に異常がなくとも予定していない出力信号を発生させるおそれがあり、ひいてはスイッチ操作の継続や支障の検知に影響を及ぼし得る。
【0006】
そこで、冗長に設けた複数の検出素子の位置ばらつきに起因して生じる悪影響を、コストの上昇を抑えつつ抑制することが求められている。
なお、このような要求に限らず、後記する「発明を実施するための形態」に開示した各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を解決するため本発明は、
被操作部の操作に連動して第1の軸線方向に変位する磁石と、
ひとつの基板、または同一平面上にある複数の基板に表面実装された複数の検出素子と、を有し、
前記磁石の前記第1の軸線方向の変位を前記複数の検出素子で検出する構成のスイッチ装置とした。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ひとつの検出素子に支障が生じても、スイッチの操作検出に影響が及ばないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
スイッチ装置の概略構成を説明する図である。
スイッチの断面図である。
スイッチの断面図である。
磁石を説明する図である。
スイッチの操作に応じた磁石の配置を説明する図である。
磁気センサの配置を説明する図である。
磁気センサの出力を説明する図である。
支障判断処理における磁気センサ組Pの設定を説明する図である。
変形例に係る磁気センサのプリント基板での配置を説明する図である。
他の変形例にかかる磁気センサの配置を説明する図である。
比較例にかかる磁気センサの配置を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を、車両の走行モードの指定に利用されるスイッチ装置1の場合を例に挙げて説明する。
図1は、スイッチ装置1の斜視図である。図2は、スイッチ装置1の断面図である。図2は、スイッチ装置1のスイッチ5Aの部分を、図1における面Aで切断した断面を模式的に示した図である。以下の説明においては、説明の便宜上、図2における上下方向を基準として、各構成要素の位置関係を説明する。例えば「上側」と記載した場合には、図2での上下方向における上側を意味する。よって、スイッチ装置1の使用状態によっては、例えば「上側に位置する部品」と記載した場合であっても、斜め上側に位置する場合や、下側に位置する場合もある。
(【0011】以降は省略されています)
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