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公開番号2025052704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161554
出願日2023-09-25
発明の名称車両盗難防止システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60R 25/044 20130101AFI20250328BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の盗難が発生した際、より柔軟に逃走を防止するための対処を実施できる車両盗難防止システムを提供する。
【解決手段】内燃機関の吸気通路50の一部を形成して内燃機関の出力を調整するスロットルボディ40を備えた車両1の盗難時の逃走を防止する車両盗難防止システム2であって、駆動回路43によって駆動されて吸気通路50の吸気流量を調整するスロットル弁46を有するスロットルボディ40と、車両1の外部からの外部情報を受信する通信部21と、駆動回路43を介してスロットル弁46を制御するとともに通信部21が逃走防止指示を含む外部情報を受信した場合にスロットル弁46の制御を通常制御から内燃機関の出力を制限する盗難中モード制御へ移行する制御部31と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の吸気通路の一部を形成して前記内燃機関の出力を調整するスロットルボディを備えた車両の盗難時の逃走を防止する車両盗難防止システムであって、
駆動回路によって駆動されて前記吸気通路の吸気流量を調整するスロットル弁を有する前記スロットルボディと、
前記車両の外部からの外部情報を受信する通信部と、
前記駆動回路を介して前記スロットル弁を制御するとともに前記通信部が逃走防止指示を含む前記外部情報を受信した場合に前記スロットル弁の制御を通常制御から前記内燃機関の出力を制限する盗難中モード制御へ移行する制御部と、
を有する、
車両盗難防止システム。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両盗難防止システムであって、
前記制御部が前記スロットル弁の制御を前記盗難中モード制御に移行させた場合に前記車両の運転者に前記盗難中モード制御に移行した旨を含む警告情報を報知する報知部を有する、
車両盗難防止システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車両盗難防止システムであって、
前記駆動回路にはヒューズを介して電力が供給されており、
前記制御部は、前記スロットル弁の制御を前記盗難中モード制御に移行した場合、前記ヒューズに過電流を流して溶断して前記駆動回路への電力の供給を停止することで前記内燃機関の出力を制限する、
車両盗難防止システム。
【請求項4】
請求項1または2に記載の車両盗難防止システムであって、
前記駆動回路にはヒューズを介して電力が供給されており、
前記制御部は、前記スロットル弁の制御を前記盗難中モード制御に移行した場合かつ前記車両が走行中の場合は、所定時間が経過後に前記ヒューズに過電流を流して溶断して前記駆動回路への電力の供給を停止することで前記内燃機関の出力を制限する、
車両盗難防止システム。
【請求項5】
請求項1または2に記載の車両盗難防止システムであって、
前記駆動回路にはヒューズを介して電力が供給されており、
前記制御部は、前記スロットル弁の制御を前記盗難中モード制御に移行した場合かつ前記車両が停止中の場合は、前記ヒューズに過電流を流して溶断して前記駆動回路への電力の供給を停止することで前記内燃機関の出力を制限する、
車両盗難防止システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、盗難された車両の逃走を防止する車両盗難防止システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両の盗難防止システムとしては大きく分けて2通りのシステムがある。1つ目は、正規ユーザの所有する正規キーでなければ内燃機関を始動できない始動制限タイプのシステムであり、2つ目は、何らかの方法で内燃機関が始動されて盗難された車両の走行を制限する走行制限タイプのシステムである。車両の盗難の手口は年々、巧妙化・高度化しており、制御システムに侵入して正規キーを使用することなく内燃機関を始動させて逃走してしまう盗難が発生する場合もある。
【0003】
例えば特許文献1には、上記の走行制限タイプの車両用盗難防止装置が開示されている。正規ユーザは、車両の盗難に気付いた場合、携帯端末等から盗難通知を送信する。盗難通知は、車両に搭載された通信モジュールにて受信され、車両の制御装置は、走行を許容しつつ走行性能の上限を段階的に小さくしていき、最終的には車両を停止に至らしめる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-232224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、車両の盗難が発生した際、制御の「動作制限方法」を切り替えて制御の上限値を段階的に小さくしている。しかし、「制御の上限値を小さくしていく」だけでは、年々巧妙化・高度化していく盗難の手口に対して、逃走を防止するには不充分となる可能性がある。
【0006】
上記問題点を解決するための、本明細書が開示する技術の課題は、車両の盗難が発生した際、より柔軟に逃走を防止するための対処を実施できる車両盗難防止システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本明細書に開示の車両盗難防止システムは、次の手段をとる。
【0008】
第1の手段は、内燃機関の吸気通路の一部を形成して前記内燃機関の出力を調整するスロットルボディを備えた車両の盗難時の逃走を防止する車両盗難防止システムであって、駆動回路によって駆動されて前記吸気通路の吸気流量を調整するスロットル弁を有する前記スロットルボディと、前記車両の外部からの外部情報を受信する通信部と、前記駆動回路を介して前記スロットル弁を制御するとともに前記通信部が逃走防止指示を含む前記外部情報を受信した場合に前記スロットル弁の制御を通常制御から前記内燃機関の出力を制限する盗難中モード制御へ移行する制御部と、を有する、車両盗難防止システムである。
【0009】
上記第1の手段によれば、正規ユーザは車両の盗難に気付いた場合、ユーザ端末装置等から外部情報を送信して、スロットル弁の制御プログラムそのものを、通常制御から、盗難時の対処専用の盗難中モード制御に切り替える。そして盗難中モード制御では、逃走を防止するための種々の制御を予め用意しておくことで、車両の盗難が発生した際、より柔軟に逃走を防止するための対処を実施できる。
【0010】
第2の手段は、上記第1の手段に係る車両盗難防止システムであって、前記制御部が前記スロットル弁の制御を前記盗難中モード制御に移行させた場合に前記車両の運転者に前記盗難中モード制御に移行した旨を含む警告情報を報知する報知部を有する、車両盗難防止システムである。
(【0011】以降は省略されています)

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