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公開番号
2025051855
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023160607
出願日
2023-09-25
発明の名称
電池ケース
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
H01M
50/242 20210101AFI20250328BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】車両の上方向から加わる荷重に対する電池の損傷リスクを抑える技術を提供すること。
【解決手段】電池セルを押圧する押圧部材よりも電池セルから遠い位置に配置された荷重支持部材の存在により、車両の上方向から加わる荷重は荷重支持部材に入力されやすくなる。荷重を受けた荷重支持部材は電池セルに向かって変形するが、荷重支持部材は電池セルと離間しているため、荷重支持部材と電池セルとが接触することはない。したがって、電池セル積層体への荷重伝達が抑制される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池セルを積層した電池セル積層体を格納するための電池ケースであって、
前記電池セル積層体を押圧する押圧部材と、
前記電池セル積層体とは離間している荷重支持部材と、
前記押圧部材と前記荷重支持部材とを連結する連結部材と
を備え、
前記押圧部材は、
前記電池セル積層体と対向するように配置され、
前記荷重支持部材は、
前記電池セル積層体に対し前記押圧部材と同方向に対向するように配置され、前記押圧部材よりも前記電池セル積層体からの距離が遠い位置に配置される
電池ケース。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電池ケースであって、
前記荷重支持部材および前記押圧部材は、
前記荷重支持部材を前記電池セル積層体に投影したときの像と、
前記押圧部材を前記電池セル積層体に投影したときの像と
が互いに重ならないように配置される
電池ケース。
【請求項3】
請求項1に記載の電池ケースであって、
前記連結部材は、
前記荷重支持部材よりも剛性が低い
電池ケース。
【請求項4】
請求項1に記載の電池ケースであって、
前記連結部材は、
前記荷重支持部材における、前記電池セル積層体と対向する側の一部分である第一連結部と、
前記押圧部材における、前記電池セル積層体と対向する側の一部分である第二連結部と
を連結している
電池ケース。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電池ケースであって、
前記電池セル積層体と前記押圧部材との間に配置された緩衝部材
をさらに備える
電池ケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池セル積層体を格納するための電池ケースに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の電池セルを有する電池パックの車載構造に関する技術が開示されている。車両のフロアに設置される電池パックは、電池セルと、複数の電池セルが並べて配置された電池パックケースと、緩衝部材とを備える。緩衝部材は、電池パックケースがフロアに固定されることにより電池セルとフロアとの間または電池セルと電池パックケースとの間に挟まれるように配置される。これにより、電池セルの公差を吸収することができるので、高い信頼性を確保しつつ簡易な構成で複数の電池セルを確実に固定することができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-123227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の従来技術では、車両の上方向から荷重が加わった場合、電池ケースや緩衝部材を介して電池に容易に荷重が伝わる構成となっている。電池に荷重が伝わりやすい、すなわち電池が損傷しやすいということは、電池の寿命を短くする可能性がある。
【0005】
本開示の1つの目的は、上述したような電池の損傷リスクを抑え、ひいては車載電池の長寿命化に貢献する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の観点は、複数の電池セルを積層した電池セル積層体を格納するための電池ケースに関する。
電池ケースは、
電池セル積層体を押圧する押圧部材と、
電池セル積層体とは離間している荷重支持部材と、
押圧部材と荷重支持部材とを連結する連結部材と
を備える。
押圧部材は、
電池セル積層体と対向するように配置され、
荷重支持部材は、
電池セル積層体に対し押圧部材と同方向に対向するように配置され、押圧部材よりも電池セル積層体からの距離が遠い位置に配置される。
【0007】
第2の観点は、第1の観点に加えて、次の特徴をさらに有する。
荷重支持部材および押圧部材は、
荷重支持部材を電池セル積層体に投影したときの像と、
押圧部材を電池セル積層体に投影したときの像と
が互いに重ならないように配置される。
【0008】
第3の観点は、第1の観点に加えて、次の特徴をさらに有する。
連結部材は、
荷重支持部材よりも剛性が低い。
【0009】
第4の観点は、第1の観点に加えて、次の特徴をさらに有する。
連結部材は、
荷重支持部材における、電池セル積層体と対向する側の一部分である第一連結部と、
押圧部材における、電池セル積層体と対向する側の一部分である第二連結部と
を連結している。
【0010】
第5の観点は、第1乃至第4のいずれか一つの観点に加えて、次の特徴をさらに有する。
電池セル積層体と押圧部材との間に配置された緩衝部材
を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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