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公開番号2025050557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159417
出願日2023-09-25
発明の名称クランプ、サドル継手、及びサドルクランプセット
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16L 47/30 20060101AFI20250328BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】サドル継手が本管の軸方向に対して横ずれするのを防止することができるクランプ、サドル継手、及びサドルクランプセットサドルクランプセットを提供する。
【解決手段】クランプ20は、バンド23と、バンド23の第1端部23aに固定される第1クランプ片21と、バンド23の第2端部23bに固定される第2クランプ片22と、を備え、第1クランプ片21は、バンド23に交差する第1方向L1に延び、かつ、第1端部23aから、第1方向L1の両側に突出し、第2クランプ片22は、第1方向L1に延び、かつ、第2端部23bから、第1方向L1の両側に突出している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
バンドと、
前記バンドの第1端部に固定される第1クランプ片と、
前記バンドの第2端部に固定される第2クランプ片と、を備え、
前記第1クランプ片は、前記バンドに交差する第1方向に延び、かつ、前記第1端部から、前記第1方向の両側に突出し、
前記第2クランプ片は、前記第1方向に延び、かつ、前記第2端部から、前記第1方向の両側に突出している、クランプ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1クランプ片および前記第2クランプ片のうちの少なくとも一方には、凸部が設けられている、請求項1に記載のクランプ。
【請求項3】
第1方向から見て円弧状をなすサドル本体と、
前記サドル本体の周方向の両端部から突出する2つの鍔である第1鍔および第2鍔と、を備え、
前記第1鍔における前記第1方向の中央には、第1切り欠きが設けられ、
前記第2鍔における前記第1方向の中央には、第2切り欠きが設けられている、サドル継手。
【請求項4】
前記第1鍔および前記第2鍔のうちの少なくとも一方には、凹部が設けられている、請求項3に記載のサドル継手。
【請求項5】
管上に配置されるサドル継手と、
前記サドル継手を前記管に固定するクランプと、を備えるサドルクランプセットであって、
前記クランプは、
バンドと、
前記バンドの第1端部に固定される第1クランプ片と、
前記バンドの第2端部に固定される第2クランプ片と、を備え、
前記第1クランプ片は、前記バンドに交差する第1方向に延び、かつ、前記第1端部から、前記第1方向の両側に突出し、
前記第2クランプ片は、前記第1方向に延び、かつ、前記第2端部から、前記第1方向の両側に突出し、
前記サドル継手は、
前記第1方向から見て円弧状をなすサドル本体と、
前記サドル本体の周方向の両端部から突出する2つの鍔である第1鍔および第2鍔と、を備え、
前記第1鍔における前記第1方向の中央には、第1切り欠きが設けられ、
前記第2鍔における前記第1方向の中央には、第2切り欠きが設けられ、
前記サドル継手が前記管に固定されるときに、前記サドル本体が管上に位置し、前記第1クランプ片が前記第1鍔上に位置し、前記第2クランプ片が前記第2鍔上に位置し、前記バンドが前記管を間に挟んで前記サドル本体の反対側に位置した状態で、前記第1端部が前記第1切り欠きに位置し、前記第2端部が前記第2切り欠きに位置する、サドルクランプセット。
【請求項6】
前記第1クランプ片および前記第2クランプ片のうちの少なくとも一方には、凸部が設けられ、
前記第1鍔および前記第2鍔のうちの少なくとも一方には、凹部が設けられ、
前記サドル継手が前記管に固定された状態で、前記凸部が前記凹部に配置される、請求項5に記載のサドルクランプセット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クランプ、サドル継手、及びサドルクランプセットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、本体部材と回転部材とを備えるクランプが知られている(例えば、特許文献1参照)。本体部材は、間隔を空けて配置された2つのバンド部と、2つのバンド部の第1端部同士を接続する第1クランプ片(クランプ片)と、を有する。回転部材は、2つのバンド部のそれぞれの第1端に形成された孔に配置されるシャフト部を有する。2つの孔の少なくとも片方には、切欠きが形成されている。
【0003】
クランプは、サドル継手とともに本管を挟むように配置され、サドル継手に取付けられる。回転部材のシャフト部は、切欠きを通して孔に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-015232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば、特許文献1に記載のクランプを用いてサドル継手を設置した場合、サドル継手が本管の軸方向に対して横ずれするおそれがある。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、サドル継手が本管の軸方向に対して横ずれするのを防止することができるクランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明の態様1は、バンドと、前記バンドの第1端部に固定される第1クランプ片と、前記バンドの第2端部に固定される第2クランプ片と、を備え、前記第1クランプ片は、前記バンドに交差する第1方向に延び、かつ、前記第1端部から、前記第1方向の両側に突出し、前記第2クランプ片は、前記第1方向に延び、かつ、前記第2端部から、前記第1方向の両側に突出している、クランプである。
【0008】
この発明では、第1クランプ片及び第2クランプ片の第1方向の中央にバンドが接続されている。
このため、サドル継手が本管に固定されるときに、サドル本体が本管上に位置し、第1クランプ片が第1鍔上に位置し、第2クランプ片が第2鍔上に位置する。このとき、バンドが管を間に挟んでサドル本体の反対側に位置した状態で、バンドの第1端部が、第1鍔における軸線方向(第1方向)の中央に設けられた第1切り欠きに位置し、第2端部が、第2鍔における軸線方向(第1方向)の中央に設けられた第2切り欠きに位置する。これにより、サドル継手が管に対して軸線方向(第1方向)に横ずれしようとしても、第1端部が第1切り欠きに引っ掛かり、第2端部が第2切り欠きに引っ掛かる。よって、サドル継手が本管の軸線方向に対して横ずれするのを防止することができる。
【0009】
(2)本発明の態様2は、前記第1クランプ片および前記第2クランプ片のうちの少なくとも一方には、凸部が設けられている、(1)に記載のクランプであってもよい。
第1クランプ片が第1凸部を有している場合、例えば、サドル継手の第1鍔に設けられた凹部に第1クランプ片の第1凸部が嵌合する。このため、第1クランプ片を第1鍔に係止することが容易となり、サドル継手をクランプにより本管に容易に固定することができる。
第2クランプ片が第2凸部を有している場合、例えば、第2クランプ片の第2凸部を適宜操作して、バンド間にサドル継手の第1鍔及び第2鍔を配置することができるとともに、第2凸部を本管側に倒すことで、サドル継手を本管に固定することができる。よって、サドル継手をクランプにより本管に容易に固定することができる。
【0010】
(3)本発明の態様3は、第1方向から見て円弧状をなすサドル本体と、前記サドル本体の周方向の両端部から突出する2つの鍔である第1鍔および第2鍔と、を備え、前記第1鍔における前記第1方向の中央には、第1切り欠きが設けられ、前記第2鍔における前記第1方向の中央には、第2切り欠きが設けられている、サドル継手である。
このとき、第1鍔及び第2鍔の軸線方向(第1方向)の中央に切り欠きが設けられている。このため、サドル継手が本管に固定されるときに、サドル本体が本管上に位置し、第1クランプ片が第1鍔上に位置し、第2クランプ片が第2鍔上に位置し、バンドが管を間に挟んでサドル本体の反対側に位置した状態で、バンドの第1端部が第1切り欠きに位置し、第2端部が第2切り欠きに位置する。これにより、サドルが管に対して軸線O1方向(第1方向)に横ずれしようとしても、第1端部が第1切り欠きに引っ掛かり、第2端部が第2切り欠きに引っ掛かる。よって、サドル継手が本管の軸線方向に対して横ずれするのを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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