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公開番号2025050427
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159217
出願日2023-09-22
発明の名称空気冷却装置
出願人株式会社 ヘイゼル・トンプソン
代理人個人,個人
主分類F24F 1/04 20110101AFI20250327BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】携帯のために便宜な空気冷却装置であって、特には、装置内に取り込んだ空気を、装置内に前もって収納しておいた、保冷剤や低温の液体を充填したペットボトルなどの冷却材により効率的に冷却し、かつ使用者の所望の位置に冷却済みの空気を導出できるように構成された、空気冷却装置を提供する。
【解決手段】略円筒状の空気冷却装置本体であって、少なくとも一つの空気流入孔と、その空気流入孔から流入し、本体内部を同軸方向に通過した空気を排出する、空気流入孔と鉛直方向内で略同位置に設けられた空気排出孔を有し、流入した空気を冷却する冷却部材を内部に収納するとともに、流入した空気を外部環境から遮断する、その空気冷却装置本体と、空気流入孔から流入した空気を、空気冷却装置本体内部で、その空気排出孔に向けて送出する送出機構と、から成る、空気冷却装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
略円筒状の空気冷却装置本体であって、少なくとも一つの空気流入孔と、前記空気流入孔から流入し、前記本体内部を同軸方向に通過した空気を排出する、前記空気流入孔と鉛直方向内で略同位置に設けられた空気排出孔を有し、流入した空気を冷却する冷却部材を内部に収納するとともに、流入した空気を外部環境から遮断する、前記空気冷却装置本体と、
前記空気流入孔から流入した空気を、前記空気冷却装置本体内部で、前記空気排出孔に向けて送出する送出機構と、
から成る、空気冷却装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記空気排出孔に接続され、前記送出機構により送出された後に前記空気排出孔から排出された空気を、前記空気冷却装置本体外の所望の位置に導出する、空気導出部材を更に有する、請求項1に記載の空気冷却装置。
【請求項3】
前記空気導出部材は、前記空気冷却装置本体の外部で、略環状に構成される、請求項2に記載の空気冷却装置。
【請求項4】
前記送出機構は、前記空気冷却装置本体内部で同軸に回転可能なファンと、前記ファンを回転駆動させるモータと、から成る、請求項1に記載の空気冷却装置。
【請求項5】
前記冷却部材は、前記空気冷却装置本体の内部形状に沿って配置された、内部に所定の温度以下の液体を充填したボトル部材である、請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載の空気冷却装置。
【請求項6】
前記モータと、前記ファンと、の回転軸は、前記ボトル部材の中心軸と同軸に回転可能な、請求項5に記載の空気冷却装置。
【請求項7】
前記ファンは、前記空気冷却装置本体の外部表面に設けられた太陽光電池により駆動される、請求項6に記載の空気冷却装置。
【請求項8】
前記空気冷却装置本体内に流入した空気を、前記冷却部材から更に遮断すると共に、冷却部材が収納されている空間に空気を誘導する複数の誘導孔が設けられた、内部遮断壁を更に有し、前記空気流入孔は、前記空気冷却装置本体の鉛直方向内の上部に設けられ、前記誘導孔は下部に設けられる、請求項1記載の空気冷却装置。
【請求項9】
環状に構成された前記空気導出部材の内径を調節する調節部材を更に有する、請求項3に記載の空気冷却装置。
【請求項10】
略円筒状の空気冷却装置本体であって、少なくとも一つの空気流即ち入孔と、前記空気流入孔から流入し、前記本体内部を同軸方向に通過した空気を排出する、前記空気流入孔と鉛直方向内で略同位置に設けられた空気排出孔、とを有し、前記空気冷却装置本体の内部形状に沿って配置され、内部に所定の温度の液体を充填し、流入した空気を冷却するボトル部材を内部に収納するとともに、流入した空気を外部環境から遮断する、前記空気冷却装置本体と、
前記空気流入孔から流入した空気を、前記空気冷却装置本体内部で、前記空気排出孔に向けて送出する送出機構であって、前記空気冷却装置本体内部で、前記ボトル部材の中心軸と同軸に回転可能なファンと、前記ファンを回転駆動させるモータと、から成る送出機構と、
流入した空気を、前記ボトル部材から遮断すると共に、前記ボトル部材が収納されている空間に空気を誘導する複数の誘導孔が設けられた内部遮断壁であって、前記空気流入孔は、前記空気冷却装置本体の鉛直方向内の上部に設けられる一方、前記誘導孔は下部に設けられる、前記内部遮断壁と、
前記空気冷却装置本体の略全体を覆い、その内表面には冷却剤が設けられると共に、その鉛直方向下部には、外部からの空気を通過させる外気導入孔が設けられている、装置収納部材と、
前記空気排出孔に接続され、前記送出機構により送出された後に前記空気排出孔から排出された空気を前記空気冷却装置本体外の所望の位置に導出し、前記空気冷却装置本体の外部で、略環状に構成される、空気導出部材と、
環状に構成された前記空気導出部材の内径を調節する調節部材と、
から成る、空気冷却装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は主に、携帯のために便宜な空気冷却装置に係る。そして特には、装置内に取り込んだ空気を、装置内に前もって収納しておいた、保冷剤や低温の液体を充填したペットボトルなどの冷却材により効率的に冷却し、かつ使用者の所望の位置に冷却済みの空気を導出できるように構成された、空気冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
冷却材を収納した容器を用いて、空気を冷却する装置が一般的に用いられている。また、そのような装置を携帯用として構成すると共に、冷却された空気を使用者の体に当てることで使用者が爽快感を得るようにした装置も用いられている。
【0003】
このような装置では、装置内に導入した空気の流れが、ほぼ一方向のみに向いているものであって冷却のための時間が充分ではなく、かつ、このように装置内で移動する空気が装置外と充分に遮断されていないことから、空気の冷却が効率的でないという問題点があった。また、冷却された空気は、装置外に排出された後、瞬時に散逸してしまうことから、使用者の体を冷やすために活用し切れていないこともある、という問題点もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-132197号公報
特開2021- 84655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、上述した課題に鑑みなされたもので、携帯用の空気冷却装置において、装置内に導入された空気が、効率よく、充分な時間を経て冷却材により冷却されるように構成された装置を提供することを目的とする。また更に、冷却された空気が、装置からの排出後に不要に散逸することなく、使用者の体に向けて放出できる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために構成した、本開示に係る第一の態様は、略円筒状の空気冷却装置本体であって、少なくとも一つの空気流入孔と、空気流入孔から流入し、本体内部を同軸方向に通過した空気を排出する、空気流入孔と鉛直方向内で略同位置に設けられた空気排出孔を有し、流入した空気を冷却する冷却部材を内部に収納するとともに、流入した空気を外部環境から遮断する、空気冷却装置本体と、空気流入孔から流入した空気を、空気冷却装置本体内部で、空気排出孔に向けて送出する送出機構と、から成るように構成された空気冷却装置である。このように構成された態様により、装置内に取り込んだ空気を、装置内に前もって収納しておいた、保冷剤や低温の液体を充填したペットボトルなどの冷却材により効率的に冷却することができる。
【0007】
また、本開示に係る第二の態様は、第一の態様の空気冷却装置において、空気排出孔に接続され、送出機構により送出された後に空気排出孔から排出された空気を、空気冷却装置本体外の所望の位置に導出する、空気導出部材を更に有するように構成された空気冷却装置である。このように構成された態様により、使用者の所望の位置に冷却済みの空気を導出することができる。
【0008】
また、本開示に係る第三の態様は、第二の態様の空気冷却装置において、空気導出部材は、空気冷却装置本体の外部で、略環状となるように構成された空気冷却装置である。このように構成された態様により、空気冷却装置を使用者の近傍に配置することが可能となる。
【0009】
また、本開示に係る第四の態様は、第一の態様の空気冷却装置において、送出機構は、空気冷却装置本体内部で同軸に回転可能なファンと、ファンを回転駆動させるモータと、から成るように構成された空気冷却装置である。このように構成された態様により、空気冷却装置をコンパクトに構成することが可能となる。
【0010】
また、本開示に係る第五の態様は、第一から第四のいずれかの態様の空気冷却装置において、冷却部材が、空気冷却装置本体の内部形状に沿って配置された、内部に所定の温度以下の液体を充填したボトル部材であるように構成された空気冷却装置である。このように構成された態様により、空気冷却装置を、やはりコンパクトに構成することが可能となると共に、使用者は液体を飲料として使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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