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公開番号
2025049949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158486
出願日
2023-09-22
発明の名称
印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20250327BHJP(計算;計数)
要約
【課題】IPP(Internet Printing Protocol)に基づいた印刷で用いられるプリセットの利便性を向上させることができる印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】IPPのプリセットを用いて印刷を行うことが可能な印刷装置101は、1つ以上の印刷設定を1つのプリセットとして登録する際、1つ以上の印刷設定の全てが、印刷装置101の印刷に関する機能に応じて分けられた複数のプリセット・グループのうち、1つのプリセット・グループに共通して所属する場合、1つ以上の印刷設定の全てが共通して所属する1つのプリセット・グループに関連付けて、1つのプリセットを登録し、印刷ジョブに含まれる複数のプリセットそれぞれに関連付けられた各プリセット・グループの全てが異なるときに、印刷ジョブに含まれる複数のプリセットそれぞれを反映させて印刷ジョブの印刷を行う。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
IPP(Internet Printing Protocol)のプリセットを用いて印刷を行うことが可能な印刷装置であって、
前記印刷装置における少なくとも1つ以上の印刷設定を1つのプリセットとして登録する登録手段と、
前記登録手段によって登録された有効なプリセットに関するプリセット情報を前記印刷装置と通信可能な情報処理装置に送信する送信手段と、
前記情報処理装置で選択されたプリセットを含んだ印刷ジョブを前記情報処理装置から受信する受信手段と、
前記印刷ジョブに含まれるプリセットを反映させて前記印刷ジョブの印刷を行う印刷手段と、を備え、
前記登録手段は、前記1つ以上の印刷設定の全てが、前記印刷装置の印刷に関する機能に応じて分けられた複数のプリセット・グループのうち、1つのプリセット・グループに共通して所属する場合、前記1つ以上の印刷設定の全てが共通して所属する1つのプリセット・グループに関連付けて前記1つのプリセットを登録し、
前記印刷手段は、前記印刷ジョブに複数のプリセットが含まれる場合、前記印刷ジョブに含まれる複数のプリセットそれぞれに関連付けられた各プリセット・グループの全てが異なるときに、前記印刷ジョブに含まれる複数のプリセットそれぞれを反映させて前記印刷ジョブの印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記登録手段は、前記1つのプリセットとして登録する2つ以上の印刷設定それぞれが所属する各プリセット・グループの中に、異なるプリセット・グループがある場合、前記複数のプリセット・グループのいずれにも関連付けないで前記1つのプリセットを登録することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記印刷ジョブに含まれる複数のプリセットそれぞれに関連付けられた各プリセット・グループの中に、同じプリセット・グループがあることを確認すると、前記情報処理装置にエラーの通知を行う第1の通知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記印刷ジョブに、複数のプリセットに加えて、プリセットとして登録されていない印刷設定が含まれる場合、前記印刷ジョブに含まれる複数のプリセットそれぞれに関連付けられた各プリセット・グループの全てが異なるときでも、前記印刷ジョブに含まれるプリセットとして登録されていない印刷設定との関係で前記印刷手段による印刷ができないことを確認すると、前記情報処理装置にエラーの通知を行う第2の通知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記登録手段にプリセットの登録を行わせるためのユーザインターフェースを備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記ユーザインターフェースは、前記登録手段によって登録されるプリセットの有効又は無効をユーザが変更するための変更手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記ユーザインターフェースは、前記複数のプリセット・グループのいずれか1つに所属する関係が示された複数の印刷設定の中から、前記1つ以上の印刷設定をユーザが選択するための選択手段を備え、
前記登録手段は、前記選択手段で選択された前記1つ以上の印刷設定を前記1つのプリセットとして登録する際、前記選択手段で選択された前記1つ以上の印刷設定の全てが1つのプリセット・グループに共通して所属する場合、前記1つ以上の印刷設定の全てが共通して所属する1つのプリセット・グループに関連付けて前記1つのプリセットを登録することを特徴とる請求項5に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記ユーザインターフェースは、前記複数のプリセット・グループのいずれか1つに所属する関係が示された複数の印刷設定の中から、前記1つ以上の印刷設定をユーザが選択するための選択手段を備え、
前記登録手段は、前記選択手段で選択された前記1つ以上の印刷設定を前記1つのプリセットとして登録する際、前記選択手段で選択された前記1つ以上の印刷設定のうち、少なくとも2つの印刷設定それぞれが異なるプリセット・グループに所属する場合、前記複数のプリセット・グループのいずれにも関連付けないで前記1つのプリセットを登録することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記ユーザインターフェースは、前記複数のプリセット・グループのいずれか1つに関連付けて前記登録手段によって登録されるプリセットのプリセット名をユーザが入力するための第1の入力手段を備え、
前記送信手段が前記情報処理装置に送信する前記プリセット情報には、前記第1の入力手段で入力されたプリセット名と、前記第1の入力手段で入力されたプリセット名のプリセットに関連付けられたプリセット・グループのプリセット・グループ名とを対応させた情報が含まれることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記ユーザインターフェースは、前記複数のプリセット・グループのいずれにも関連付けないで前記登録手段によって登録されるプリセットのプリセット名をユーザが入力するための第2の入力手段を備え、
前記送信手段が前記情報処理装置に送信する前記プリセット情報には、前記第2の入力手段で入力されたプリセット名の情報が含まれることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
印刷装置と情報処理装置が、IPP(Internet Printing Protocol)に基づいた通信を行うことで、情報処理装置が、印刷装置のために設計されたプリンタドライバを使わずに、印刷装置に印刷を行わせることができる技術がある。さらに、IPPでは、ユーザが印刷設定に関する設定情報を印刷装置に保存させ、印刷装置は保存した設定情報を情報処理装置に送信し、情報処理装置は受信した設定情報に基づく印刷設定を印刷文書に反映できる仕様が定義されている。このような技術は、IPPプリセットと呼ばれる。IPPプリセットでは、ユーザは、1つの印刷設定又は2つ以上の印刷設定の組み合わせを印刷装置に1つのプリセットとして登録し、登録した1又は複数のプリセットの中から所望するプリセットを1つだけ情報処理装置から選択することができる。そして、ユーザが選択したプリセットとして登録された印刷設定の全ては、印刷文書に反映される。特許文献1には、IPPプリセットを使用する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-97179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の技術にも使用されるIPPプリセットでは、プリセットとして登録できる印刷設定の数が多くなると、プリセットとして登録できる印刷設定の組み合わせの数も多くなる。このような場合、印刷設定の組み合わせの全てをユーザが利用できるようにするには、印刷設定の組み合わせの数と同数のプリセットの登録が必要なため、プリセットの登録数は膨大になる。この点、印刷装置において膨大な数のプリセットをユーザが登録するのは大変であり、また、情報処理装置において膨大な数のプリセットの中からユーザが現在利用したいプリセットを一つ選択するのも大変である。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、IPPに基づいた印刷で用いられるプリセットの利便性を向上させることができる印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、IPP(Internet Printing Protocol)のプリセットを用いて印刷を行うことが可能な印刷装置であって、前記印刷装置における少なくとも1つ以上の印刷設定を1つのプリセットとして登録する登録手段と、前記登録手段によって登録された有効なプリセットに関するプリセット情報を前記印刷装置と通信可能な情報処理装置に送信する送信手段と、前記情報処理装置で選択されたプリセットを含んだ印刷ジョブを前記情報処理装置から受信する受信手段と、前記印刷ジョブに含まれるプリセットを反映させて前記印刷ジョブの印刷を行う印刷手段と、を備え、前記登録手段は、前記1つ以上の印刷設定の全てが、前記印刷装置の印刷に関する機能に応じて分けられた複数のプリセット・グループのうち、1つのプリセット・グループに共通して所属する場合、前記1つ以上の印刷設定の全てが共通して所属する1つのプリセット・グループに関連付けて前記1つのプリセットを登録し、前記印刷手段は、前記印刷ジョブに複数のプリセットが含まれる場合、前記印刷ジョブに含まれる複数のプリセットそれぞれに関連付けられた各プリセット・グループの全てが異なるときに、前記印刷ジョブに含まれる複数のプリセットそれぞれを反映させて前記印刷ジョブの印刷を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、IPPに基づいた印刷で用いられるプリセットの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
印刷システムの構成例を示す図である。
印刷装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
印刷装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。
情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
情報処理装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。
印刷シーケンス例を示す図である。
IPPに基づいた通信におけるオペレーション例を示す図である。
印刷装置の処理の流れ例を示すフローチャートである。
リモートUI(User Interface)における画面例を示す図である。
プリセット管理テーブルとプリセット・グループ管理テーブルの各例を示す図である。
情報処理装置でプリセットの選択が行われる際の画面例を示す図である。
情報処理装置の処理の流れ例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下の本実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は本実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、本実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。本発明の印刷装置の適用例には、例えば、プリンタ、複合機(MFP)、又は電子写真方式で用紙に画像を形成する画像形成装置等があるが、本実施形態では、プリンタ(以下、「印刷装置」と記載する)について説明する。なお、複合機とは、例えば、印刷機能、スキャン機能、複写機能、及びファクシミリ機能を含む複数種類の機能のうち、少なくとも2つ以上の複数の機能を有する装置である。以下、図1~図12を参照して、本実施形態について説明する。
【0010】
<印刷システムの構成>
まず、図1を参照して、本実施形態における印刷システム100の構成例を説明する。図1は、印刷システム100の構成例を示す図である。図1に示すように、印刷システム100では、印刷装置101及びAP(アクセスポイント)102が、LAN(Local Area Network)103上で、互いに通信可能に接続されている。また、タブレット104やノートPC(Personal Computer)105のモバイル端末が、AP102と互いに通信可能に接続されている。なお、以下の説明において、タブレット104とノートPC105を区別せずに総称して説明する場合には、「情報処理装置」と記載する。
(【0011】以降は省略されています)
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