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公開番号2025049907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158407
出願日2023-09-22
発明の名称滑走艇
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類B63B 32/10 20200101AFI20250327BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】滑走艇を水平方向にコンパクトに構成する。
【解決手段】滑走艇は、電力によって駆動される推進装置と、推進装置を支持するコアユニットと、を備える。コアユニットは、上下方向に並んで位置する上室および下室を有する。上室および下室の一方には、電力を蓄えるバッテリが配置される。上室および下室の他方には、推進装置を制御する制御装置が配置される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電力によって駆動される推進装置を備える滑走艇であって、
前記推進装置を支持するコアユニットを備え、
前記コアユニットは、上下方向に並んで位置する上室および下室を有し、
前記上室および前記下室の一方には、前記電力を蓄えるバッテリが配置され、
前記上室および前記下室の他方には、前記推進装置を制御する制御装置が配置される、滑走艇。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記バッテリは、前記上室に配置され、
前記制御装置は、前記下室に配置される、請求項1に記載の滑走艇。
【請求項3】
前記制御装置は、前記上室および前記下室の一方の上面に取り付けられる、請求項1に記載の滑走艇。
【請求項4】
前記上室は、開閉可能な天面部を有し、
前記天面部は、裏面に補強部を有し、
前記補強部は、前記裏面から下方に向かって突出する単位構造物を、前記裏面に沿ってつなげた構造体である、請求項1に記載の滑走艇。
【請求項5】
前記構造体は、六角形の前記単位構造物を前記裏面に沿ってつなげたハニカム構造を有する、請求項4に記載の滑走艇。
【請求項6】
前記コアユニットは、上下方向に延びるリブを側面に有し、
前記リブにおいて、前記側面とは反対側の縁部は、下方から上方に向かうにつれて、前記側面から遠ざかる方向に湾曲する形状を有する、請求項1に記載の滑走艇。
【請求項7】
前記コアユニットが挿入される開口部を有する浮力体をさらに備え、
前記リブの前記縁部は、前記浮力体の前記開口部に前記コアユニットが挿入されたときに向かい合う前記浮力体の内側面の形状に沿って湾曲する形状を有する、請求項6に記載の滑走艇。
【請求項8】
前記コアユニットは、底部に前記推進装置を2つ支持し、
前記2つの推進装置は、各推進装置が有するプロペラの回転軸と垂直な方向に並んで位置し、
前記2つの推進装置のピッチをX(cm)とし、前記浮力体の外径をY(cm)としたとき、
2.67≦Y/X≦4.55
を満足する、請求項7に記載の滑走艇。
【請求項9】
前記推進装置は、前記浮力体の底面よりも下方に位置する、請求項7に記載の滑走艇。
【請求項10】
前記コアユニットは、前記浮力体の前記開口部に挿入されたときに、前記浮力体に対して接触または離間する方向に位置調整可能に支持される位置調整部材をさらに有する、請求項7に記載の滑走艇。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、滑走艇に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、電動のサーフボードまたはパドルボートなどの電動補助付き船舶(以下、滑走艇とも称する)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-552135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1の構成では、バッテリなどの電気エネルギー源(以下、単にバッテリとも称する)と、推進手段のモータの動作を制御する電子制御手段(以下、制御装置とも称する)とが水平方向に並んで配置される。このため、バッテリおよび制御装置のトータルでの占有面積が大きくなり、滑走艇全体が水平方向に大型化する。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、水平方向にコンパクトに構成することができる滑走艇を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る滑走艇は、電力によって駆動される推進装置を備える滑走艇であって、前記推進装置を支持するコアユニットを備え、前記コアユニットは、上下方向に並んで位置する上室および下室を有し、前記上室および前記下室の一方には、前記電力を蓄えるバッテリが配置され、前記上室および前記下室の他方には、前記推進装置を制御する制御装置が配置される。
【発明の効果】
【0007】
滑走艇を水平方向にコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の一形態に係る滑走艇の外観を示す斜視図である。
上記滑走艇の分解斜視図である。
上記滑走艇のコアユニットに支持される推進ユニットの斜視図である。
上記推進ユニットの分解斜視図である。
上記コアユニットを下方から見たときの斜視図である。
上記コアユニットの断面図である。
バッテリおよび制御装置の上記コアユニットへの取付手順の一工程を示す断面図である。
上記取付手順の次工程を示す断面図である。
上記取付手順の次工程を示す断面図である。
上記コアユニットの天面部を下方から見たときの斜視図である。
上記コアユニットを下方から見たときの別の斜視図である。
上記コアユニットを浮力体の開口部に挿入した状態での上記滑走艇の断面図である。
上記コアユニット1が有する位置調整部材の位置調整前の位置での断面図である。
上記位置調整部材の位置調整後の位置での断面図である。
上記浮力体の平面図である。
上記浮力体の上記開口部の形状の他の例を模式的に示す平面図である。
上記開口部の形状の他の例を模式的に示す平面図である。
上記開口部の形状の他の例を模式的に示す平面図である。
上記コアユニットにおける上記バッテリの固定部を拡大して示す断面図である。
上記バッテリを内蓋上に載置する途中の過程を模式的に示す断面図である。
上記滑走艇の電気的な構成を示すブロック図である。
操作部の外観を示す斜視図である。
上記コアユニットの上記天面部の上方からの斜視図である。
キルスイッチのマグネットが外れた状態での、上記コアユニットの上記天面部の上方からの斜視図である。
上記制御装置の制御による動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0010】
〔1.滑走艇の概要〕
図1は、本実施形態の滑走艇100の外観を示す斜視図である。図2は、滑走艇100の分解斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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