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公開番号
2025049843
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158299
出願日
2023-09-22
発明の名称
積層体、電極および蓄電デバイス
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
H01M
10/0585 20100101AFI20250327BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】集電体や活物質層の剥離の発生を低減できる積層体、電極および蓄電デバイスを提供する。
【解決手段】電極は、正極活物質を含む活物質層と、活物質層の表面に裏面が付着した集電体と、を含み、活物質層は、集電体の外周の少なくとも一部を囲む第1の縁部を含み、第1の縁部の表面は、集電体の裏面を基準にして、集電体の表面側に位置する。積層体は、正極活物質を含む活物質層と、活物質層の裏面に表面が付着した電解質層と、を備え、電解質層は、活物質層の外周の少なくとも一部を囲む第2の縁部を含み、第2の縁部の表面は、活物質層の裏面を基準にして、活物質層の表面側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
正極活物質を含む活物質層と、
前記活物質層の裏面に表面が付着した電解質層と、を備える積層体であって、
前記電解質層は、前記活物質層の外周の少なくとも一部を囲む第2の縁部を含み、
前記第2の縁部の表面は、前記活物質層の前記裏面を基準にして、前記活物質層の表面側に位置する積層体。
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【請求項2】
前記活物質層の前記表面に裏面が付着した集電体を備え、
前記活物質層は、前記集電体の外周の少なくとも一部を囲む第1の縁部を含み、
前記第2の縁部は、前記第1の縁部の外周の少なくとも一部を囲む請求項1記載の積層体。
【請求項3】
前記第1の縁部は、前記第2の縁部に近づくにつれて次第に薄くなる請求項2記載の積層体。
【請求項4】
前記集電体の前記裏面に垂直な断面において、
前記活物質層と前記電解質層との間の界面のうち前記集電体の縁が厚さ方向に重なる部分を含む直線と、前記集電体の前記裏面を含む直線と、のなす角は45°以下である請求項2又は3に記載の積層体。
【請求項5】
前記活物質層は、前記集電体が厚さ方向に重なる部分に、前記集電体の縁が厚さ方向に重なる部分の前記活物質層の厚さを基準にして、前記第2の縁部から遠ざかる方向に向かって前記部分から厚さが次第に厚くなる傾斜部を含む請求項2又は3に記載の積層体。
【請求項6】
前記電解質層は、前記傾斜部が厚さ方向に重なる部分に、前記第2の縁部に近づく方向に向かって厚さが次第に厚くなる重なり部を含む請求項5記載の積層体。
【請求項7】
正極活物質を含む活物質層と、前記活物質層の表面に裏面が付着した集電体と、を含む電極であって、
前記活物質層は、前記集電体の外周の少なくとも一部を囲む第1の縁部を含み、
前記第1の縁部の表面は、前記集電体の前記裏面を基準にして、前記集電体の表面側に位置する電極。
【請求項8】
正極層と、負極層と、前記正極層と前記負極層とを離隔するセパレータと、を備える蓄電デバイスであって、
前記正極層および前記セパレータは、請求項1から3のいずれかに記載の積層体を含む蓄電デバイス。
【請求項9】
正極層と、負極層と、前記正極層と前記負極層とを離隔するセパレータと、を備える蓄電デバイスであって、
前記正極層は、請求項7記載の電極を含む蓄電デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は積層体、積層型の電極および蓄電デバイスに関する。
続きを表示(約 990 文字)
【背景技術】
【0002】
正極活物質を含む活物質層および集電体を順に含む電極、及び、正極活物質を含む活物質層および電解質層を順に含む積層体に係る先行技術は特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-32294号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術は活物質層と集電体とが同じ大きさのため集電体に剥離のおそれがあり、電解質層と活物質層とが同じ大きさのため活物質層にも剥離のおそれがある。
【0005】
本発明はこの問題点を解決するためになされたものであり、集電体や活物質層の剥離の発生を低減できる積層体、電極および蓄電デバイスの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための第1の態様は、正極活物質を含む活物質層と、活物質層の裏面に表面が付着した電解質層と、を備える積層体であって、電解質層は、活物質層の外周の少なくとも一部を囲む第2の縁部を含み、第2の縁部の表面は、活物質層の裏面を基準にして、活物質層の表面側に位置する。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、活物質層の表面に裏面が付着した集電体を備え、活物質層は、集電体の外周の少なくとも一部を囲む第1の縁部を含み、第2の縁部は、第1の縁部の外周の少なくとも一部を囲む。
【0008】
第3の態様は、第2の態様において、第1の縁部は第2の縁部に近づくにつれて次第に薄くなる。
【0009】
第4の態様は、第2又は第3の態様において、集電体の裏面に垂直な断面において、活物質層と電解質層との間の界面のうち集電体の縁が厚さ方向に重なる部分を含む直線と、集電体の裏面を含む直線と、のなす角は45°以下である。
【0010】
第5の態様は、第2から第4の態様のいずれかにおいて、活物質層は、集電体が厚さ方向に重なる部分に、集電体の縁が厚さ方向に重なる部分の活物質層の厚さを基準にして、第2の縁部から遠ざかる方向に向かってその部分から厚さが次第に厚くなる傾斜部を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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