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公開番号
2025049678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158001
出願日
2023-09-22
発明の名称
車体前部構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
B62D
25/08 20060101AFI20250327BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】フロアブレースの曲げ加工に際して高度の加工技術を不要とする。
【解決手段】フロアブレース30は、第1ブレース部品32と第2ブレース部品34とを含む。第1ブレース部品32の下端は、車体床部(フロアトンネル25)に接続される。第1ブレース部品32の上端は、インストルメントパネルリーンフォース10に接続される。第2ブレース部品34は、第1ブレース部品32よりも短い。第2ブレース部品34は、締結片35及び取付片36を備える。締結片35は、第1ブレース部品32に締結される。取付片36は、締結片35から屈曲される。さらに取付片36に車載部品であるECU40,50が取り付けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車幅方向に延伸するインストルメントパネルリーンフォースと、
前記インストルメントパネルリーンフォースを上下方向に支持するフロアブレースと、
を備え、
前記フロアブレースは、第1ブレース部品と第2ブレース部品とを含み、
前記第1ブレース部品の下端は、車体床部に接続され、
前記第1ブレース部品の上端は、前記インストルメントパネルリーンフォースに接続され、
前記第2ブレース部品は、前記第1ブレース部品よりも短く、
前記第2ブレース部品は、前記第1ブレース部品に締結される締結片と、前記締結片から屈曲された取付片とを備え、
前記取付片に車載部品が取り付けられる、
車体前部構造。
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【請求項2】
請求項1に記載の車体前部構造であって、
前記インストルメントパネルリーンフォースには、後方に延伸するブラケットが配置され、
前記第1ブレース部品の上端と、前記第2ブレース部品の前記締結片とが、前記ブラケットに締結される、
車体前部構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車体前部構造であって、
前記第1ブレース部品の上端、前記第2ブレース部品の前記締結片、及び前記ブラケットは、断面溝形形状であって、
前記ブラケット上に前記第1ブレース部品が重ねられ、
前記第1ブレース部品の上端の上に、前記第2ブレース部品の前記締結片が重ねられ、
前記第1ブレース部品の上端及び前記第2ブレース部品の前記締結片は、前記ブラケットに一点支持され、
前記ブラケットの側壁と、前記第1ブレース部品の上端の側壁が離隔される、
車体前部構造。
【請求項4】
請求項1に記載の車体前部構造であって、
前記取付片は、前記インストルメントパネルリーンフォースに沿って車幅方向に延伸する、
車体前部構造。
【請求項5】
請求項4に記載の車体前部構造であって、
前記第1ブレース部品は、車幅方向中央よりも助手席側に配置され、
前記第1ブレース部品と、グローブボックスとの車幅方向の間隙に、前記第2ブレース部品が配置され、
前記車載部品は、薄型の直方体形状であり、
面積が最大の主面が前記グローブボックスの側面と対向するように、前記車載部品が縦置き配置される、
車体前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書では、車体前部構造が開示される。本明細書では、特に、インストルメントパネルリーンフォースを支持する、フロアブレースの構成が開示される。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ステアリング機構を支持する補強部品として、インストルメントパネルリーンフォースが車体に搭載される。インストルメントパネルリーンフォースは、以下適宜、インストルメントパネルR/Fと記載される。
【0003】
インストルメントパネルR/Fは、内装材であるインストルメントパネルに覆われる。インストルメントパネルR/Fは、例えばステアリングホイールの高さと略同一の高さに固定される。
【0004】
インストルメントパネルR/Fは、車幅方向に延伸する。インストルメントパネルR/Fの、車幅方向両端は、車体の骨格であるAピラーに支持される。
【0005】
さらにインストルメントパネルR/Fを上下方向に支持するために、フロアブレースが車体に搭載される。フロアブレースは、上下方向に延伸する補強部品である。フロアブレースの下端はフロアトンネルに支持される。このようなフロアブレースは、例えば特許文献1,2に開示される。また、ブレース材を複数の分割体から構成する例が、特許文献3に開示される。
【0006】
フロアブレースの上端部は、インストルメントパネルR/Fに接続される。さらに、フロアブレースの上端部には、インストルメントパネルR/Fに平行に延伸する延長部分が設けられる。つまりフロアブレースは上下方向に延伸し、上端では屈曲されて車幅方向に延伸する。屈曲点から先の延長部分に、車載部品が取り付けられる。例えば電子コントロールユニット(ECU)等の車載部品が取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-226995号公報
特許第6953846号公報
特開2019-059329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、長尺の補強部品であるフロアブレースの上端部を曲げ加工するには、高度の加工技術が要求される。まず、フロアブレースは補強部品であることから、曲げ強度が高い。つまりフロアブレースは曲げ難い。
【0009】
次に、フロアブレースの上端部を曲げ加工する場合、曲げ角度のばらつきにより、フロアブレースの下端部の位置が変動する。下端部の位置とは、上端部に対する下端部の相対位置を指す。フロアブレースは長尺部品であるため、僅かな曲げ角度の差が、フロアブレースの下端部の大きな位置ずれに繋がる。このため、フロアブレースに対して、許容される曲げ角度の誤差(公差)が、狭い範囲に設定される。
【0010】
このように、従来は、曲げ難いフロアブレース材に対して、曲げ角度の公差範囲が狭く設定されていた。
(【0011】以降は省略されています)
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