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公開番号
2025047631
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156231
出願日
2023-09-21
発明の名称
車両用表示装置
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
7/18 20060101AFI20250326BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】従来の車両用表示装置では、車両の安全走行性と乗員の快適性とを同時に実現し難いという課題がある。
【解決手段】
本発明の車両用表示装置10では、車室19内のフロントシート12の後方に調光スクリーン14が配設される。運転手による車両11の後方の目視確認が必要な運転操作が成された場合には、少なくとも運転手が後方の目視確認に用いる領域の調光スクリーン14の透明度が高められると共に、調光スクリーン14に投影される映像が停止され、運転手による車両11の後方の視認性が高められる。そして、上記運転操作が終わった後には、調光スクリーン14の透明度が映像の見易くなる状態へと復帰すると共に、巻き戻された映像が調光スクリーン14へと投影されることで、乗員Pの快適性が高められる。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の車室内に配設されるプロジェクタと、
前記車両の運転席及び助手席の背後に配設され、前記プロジェクタにより投影された映像を表示する調光スクリーンと、
前記車両の運転操作を判定する運転操作判定部と、
前記運転操作判定部の判定結果に基づき、前記プロジェクタ及び前記調光スクリーンを調整する映像調整部と、を備え、
前記運転操作判定部が、前記車両の方向指示器の操作が成されたと判定した場合には、
前記映像調整部は、前記方向指示器の指す方向の前記調光スクリーンの少なくとも一部の透明度を高めると共に、前記プロジェクタを介して前記調光スクリーンの少なくとも前記透明度の調整領域への前記映像の投影を停止させ、
前記運転操作判定部が、前記操作が終了したと判定した場合には、
前記映像調整部は、前記調光スクリーンの前記調整領域の前記透明度を元の状態へと戻すと共に、前記プロジェクタを介して前記停止前まで巻き戻された前記映像を前記調光スクリーンの前記調整領域へと投影することを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記調光スクリーンには、前記車両の車幅方向に対して複数の映像投影領域が設定され、
前記運転操作判定部が、前記操作が成されたと判定した場合には、
前記映像調整部は、前記運転席のヘッドレストよりも前記方向指示器の指す方向に位置する前記映像投影領域の少なくとも一部の前記透明度を高めることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記車両の室内の明るさを測定する照度センサと、を備え、
前記映像調整部は、前記照度センサの測定結果に基づき、前記調光スクリーンの前記透明度を調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記車両の後部座席に着座する乗員の有無を判定する乗員判定部と、
前記乗員の前記車両からの降車を判定する乗員降車判定部と、
前記車両の周辺を撮影する撮像装置と、を備え、
前記運転操作判定部が、前記操作が成されたと判定した後、前記乗員判定部が、前記後部座席に前記乗員が着座していると判定し、且つ前記乗員降車判定部が、前記乗員が前記車両から降車すると判定した場合には、
前記映像調整部は、前記プロジェクタを介して前記撮像装置からの映像を前記調光スクリーンへと投影させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記乗員降車判定部は、前記車両のドアのアンロック信号を検知することで、前記乗員が前記車両から降車すると判定することを特徴とする請求項4に記載の車両用表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の車両用表示装置として、例えば、特許文献1に記載の構造が知られている。この車両用表示装置は、表示スクリーンと、表示スクリーンに画像を投影するプロジェクタと、を備える。そして、表示スクリーンは、運転席及び助手席の双方に跨るように配設される大型のスクリーンである。また、プロジェクタは、表示スクリーンの後方の車室の天井に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-88203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した車両用表示装置は、プロジェクタや表示スクリーンの作動を制御する表示コントローラを有する。そして、車両が後退走行する場合等、車両の運転手が、車両の後方確認を行う際には、表示コントローラは、表示スクリーンへの通電量を調整し、表示スクリーンの透明度を最高にすることで、運転手の後方視認が容易となる。
【0005】
しかしながら、表示スクリーンの透明度を高めることで、車両の安全走行性は高められるが、上記表示スクリーンに投影された画像は、不明瞭となり、上記画像を楽しむ乗員の快適性は損なわれるという課題がある。
【0006】
また、後部座席に着座する乗員は、運転席や助手席に着座する乗員のように、サイドミラー等を介して車両の後方確認をし難く、降車時の安全確保をし難いという課題がある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、車両の走行安全性、車内での乗員の快適性及び車両から降車時の安全性を実現する車両用表示装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態である車両用表示装置では、車両の車室内に配設されるプロジェクタと、前記車両の運転席及び助手席の背後に配設され、前記プロジェクタにより投影された映像を表示する調光スクリーンと、前記車両の運転操作を判定する運転操作判定部と、前記運転操作判定部の判定結果に基づき、前記プロジェクタ及び前記調光スクリーンを調整する映像調整部と、を備え、前記運転操作判定部が、前記車両の方向指示器の操作が成されたと判定した場合には、前記映像調整部は、前記方向指示器の指す方向の前記調光スクリーンの少なくとも一部の透明度を高めると共に、前記プロジェクタを介して前記調光スクリーンの少なくとも前記透明度の調整領域への前記映像の投影を停止させ、前記運転操作判定部が、前記操作が終了したと判定した場合には、前記映像調整部は、前記調光スクリーンの前記調整領域の前記透明度を元の状態へと戻すと共に、前記プロジェクタを介して前記停止前まで巻き戻された前記映像を前記調光スクリーンの前記調整領域へと投影することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態である車両用表示装置では、運転手による車両の後方の目視確認が必要な運転操作が成された場合には、少なくとも運転手が後方の目視確認に用いる領域の調光スクリーンの透明度が高められると共に、調光スクリーンに投影される映像が停止され、運転手による車両の後方の視認性が高められる。そして、上記運転操作が終わった後には、調光スクリーンの透明度が映像の見易くなる状態へと復帰すると共に、巻き戻された映像が調光スクリーンへと投影されることで、乗員の快適性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態である車両用表示装置を備える車両を説明する断面図である。
本発明の一実施形態である車両用表示装置を説明する概略図である。
本発明の一実施形態である車両用表示装置を説明するブロック図である。
本発明の一実施形態である車両用表示装置の制御方法を説明するフローチャートである。
本発明の一実施形態である車両用表示装置の制御方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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