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公開番号
2025047496
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156014
出願日
2023-09-21
発明の名称
ジンバル機構、無人飛行体
出願人
双葉電子工業株式会社
代理人
弁理士法人テクノピア国際特許事務所
主分類
B64U
30/296 20230101AFI20250326BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】無人飛行体のプロペラ及びモーターに対するジンバル機構を提供する。
【解決手段】ジンバル機構は、無人飛行体の機体に固定されるブラケットと、ブラケットに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの一方である第1方向に回動可能とされた第1フレームと、第1フレームに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの他方である第2方向に回動可能とされ、プロペラを回転させるモーターを固定する第2フレームと、機体に配置されたサーボモータと連結されて第2フレームを回動させるリンケージをクランクさせるクランク部材とを備える。そして第2フレームは、第1方向での機体の中心軸上に位置するリンクボールによりクランク部材を介したリンケージと連結する構成とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
無人飛行体の機体に固定されるブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの一方である第1方向に回動可能とされた第1フレームと、
前記第1フレームに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの他方である第2方向に回動可能とされ、プロペラを回転させるモーターを固定する第2フレームと、
前記機体に配置されたサーボモータと連結されて前記第2フレームを回動させるリンケージをクランクさせるクランク部材と、
を備え、
前記第2フレームは、前記第1方向での前記機体の中心軸上に位置するリンクボールにより前記クランク部材を介した前記リンケージと連結する構成とされている
ジンバル機構。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1方向はヨー方向で、前記第2方向はピッチ方向である
請求項1に記載のジンバル機構。
【請求項3】
前記クランク部材として、一端が前記サーボモータと連結するロッドと接続され、他端が前記リンクボールと係合するロッドエンドが接続されるクランクパイプが用いられる
請求項1に記載のジンバル機構。
【請求項4】
前記第1フレームの前記第1方向への回動軸と、前記第2フレームの前記第2方向への回動軸との交点が、前記機体の中心軸上に位置する
請求項1から請求項3のいずれかに記載のジンバル機構。
【請求項5】
無人飛行体の機体に固定されるブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの一方である第1方向に回動可能とされた第1フレームと、
前記第1フレームに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの他方である第2方向に回動可能とされ、プロペラを回転させるモーターを固定する第2フレームと、
を備え、
前記第1フレームの前記第1方向への回動軸と、前記第2フレームの前記第2方向への回動軸との交点が、前記機体の中心軸上に位置するようにされている
ジンバル機構。
【請求項6】
プロペラ及び前記プロペラを回転させるモーターを搭載するジンバル機構を有し、
前記ジンバル機構は、
機体に固定されるブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの一方である第1方向に回動可能とされた第1フレームと、
前記第1フレームに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの他方である第2方向に回動可能とされ、プロペラを回転させるモーターを固定する第2フレームと、
前記機体に配置されたサーボモータと連結されて前記第2フレームを回動させるリンケージをクランクさせるクランク部材と、
を備え、
前記第2フレームは、前記第1方向での前記機体の中心軸上に位置するリンクボールにより前記クランク部材を介した前記リンケージと連結する構成とされている
無人飛行体。
【請求項7】
プロペラ及び前記プロペラを回転させるモーターを搭載するジンバル機構を有し、
前記ジンバル機構は、
無人飛行体の機体に固定されるブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの一方である第1方向に回動可能とされた第1フレームと、
前記第1フレームに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの他方である第2方向に回動可能とされ、プロペラを回転させるモーターを固定する第2フレームと、
を備え、
前記第1フレームの前記第1方向への回動軸と、前記第2フレームの前記第2方向への回動軸との交点が、前記機体の中心軸上に位置するようにされている
無人飛行体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はプロペラ及びモーターの方向制御を可能とするジンバル機構、及びジンバル機構を搭載した無人飛行体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば固定翼の無人飛行体としてのラジコン飛行機が知られている。ラジコン飛行機の場合、機首にプロペラ及びプロペラを回転させるモーターを搭載し、プロペラの回転により推進力を得て飛行する。また固定翼に設けられた舵(ラダー、エレベーター、エルロン)により飛行方向を制御する。
【0003】
下記特許文献1には電動ラジコン模型飛行機用のスピンナーユニットの構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-075321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、ラジコン飛行機の新たな遊び方として「4Dフライト」と呼ばれる飛ばせ方が流行しつつある。これは通常の飛行をしている最中に、ラジコン飛行機の機首を地面に向けてプロペラを逆回転させ、倒立姿勢のまま上昇に移行するなどのアクロバット飛行である。
【0006】
ところがプロペラを逆回転させて後退しながら飛行すると、舵が後ろ側から風を受けることになるので、蛇による方向の制御ができない。
【0007】
そこで本発明では、動力モーターの向きを自在に動かすことにより飛行を制御することができるジンバル機構を提供するとともに、円滑なジンバル動作を実現する技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るジンバル機構は、無人飛行体の機体に固定されるブラケットと、前記ブラケットに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの一方である第1方向に回動可能とされた第1フレームと、前記第1フレームに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの他方である第2方向に回動可能とされ、プロペラを回転させるモーターを固定する第2フレームと、前記機体に配置されたサーボモータと連結されて前記第2フレームを回動させるリンケージをクランクさせるクランク部材と、を備え、前記第2フレームは、前記第1方向での前記機体の中心軸上に位置するリンクボールにより前記クランク部材を介した前記リンケージと連結する構成とされているものとする。
クランク部材を用いることで、サーボモータとのリンケージがリンクボールに対してより直角に近い状態で接続できるようにする。
【0009】
また本発明に係るジンバル機構は、無人飛行体の機体に固定されるブラケットと、前記ブラケットに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの一方である第1方向に回動可能とされた第1フレームと、前記第1フレームに取り付けられてヨー方向又はピッチ方向のうちの他方である第2方向に回動可能とされ、プロペラを回転させるモーターを固定する第2フレームと、を備え、前記第1フレームの前記第1方向への回動軸と、前記第2フレームの前記第2方向への回動軸との交点が、前記機体の中心軸上に位置するようにされているものとする。
ヨー方向の回動軸とピッチ方向の回動軸が同一の仮想平面上に形成され、各回動軸が交差するようにする。つまり各回動軸がねじれの位置の関係ではない。そして各回動軸の交点が機体の中心軸上にあるようにする。
【0010】
本発明に係る無人飛行体は、これらのジンバル機構を搭載した飛行体である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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