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公開番号
2025047348
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023155797
出願日
2023-09-21
発明の名称
水中油型乳化化粧料
出願人
株式会社マンダム
代理人
弁理士法人G-chemical
主分類
A61K
8/92 20060101AFI20250326BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】塗布時には溶けるようなのびの良さと浸透感の両立しており、塗布後には、べたつきが抑制されつつ、肌に密着するような薄膜感が得られ、これにより高い保湿効果が持続することを感じることができる水中油型乳化化粧料を提供すること。
【解決手段】本発明の水中油型乳化化粧料は下記成分(A)~(D)を含有し、下記成分(A)~(C)、下記成分(E)、及び下記成分(F)が特定の含有割合を満たすことを特徴とする。
成分(A):25℃で固形であり、脂肪酸が直鎖構造の飽和脂肪酸である脂肪酸トリグリセリド
成分(B):ミツロウ
成分(C):ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)及び/又はラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
成分(D):水
成分(E):25℃で液状の油性成分
成分(F):成分(A)、成分(B)、及び成分(C)以外の25℃で固形の油性成分
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記成分(A)、下記成分(B)、下記成分(C)、及び下記成分(D)を含有し、前記成分(A)の含有割合が0.1~2.5質量%であり、前記成分(B)の含有割合が0.3~2.0質量%であり、前記成分(C)の含有割合が0.5~3.0質量%であり、
下記成分(E)を含み又は含まず、前記成分(E)の含有割合が10.0質量%以下であり、
下記成分(F)を含み又は含まず、前記成分(F)の含有割合が1.0質量%以下である水中油型乳化化粧料。
成分(A):25℃で固形であり、脂肪酸が直鎖構造の飽和脂肪酸である脂肪酸トリグリセリド
成分(B):ミツロウ
成分(C):ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)及び/又はラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
成分(D):水
成分(E):25℃で液状の油性成分
成分(F):成分(A)、成分(B)、及び成分(C)以外の25℃で固形の油性成分
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
さらに、下記成分(G)を含有し、前記成分(G)の含有割合が0.1~5.0質量%である請求項1に記載の水中油型乳化化粧料。
成分(G):ノニオン性界面活性剤
【請求項3】
さらに、下記成分(H)を含有し、前記成分(H)の含有割合が0.2~5.0質量%である請求項1又は2に記載の水中油型乳化化粧料。
成分(H):水溶性高分子
【請求項4】
さらに、下記成分(I)を含有し、前記成分(I)の含有割合が1.0~25.0質量
%
である請求項1又は2に記載の水中油型乳化化粧料。
成分(I):多価アルコール
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は水中油型乳化化粧料に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
皮膚の保湿等のために使用される皮膚化粧料として、クリーム剤型の乳化化粧料が広く使用されている(例えば、特許文献1)。クリーム剤型の乳化化粧料は、例えば、塗布時のコク感、浸透感、伸びなどの塗布感触や、塗布後の油性エモリエント感、肌を保護するような膜感、べたつきのなさ等の様々な特性により特徴付けられる。従来のクリーム剤型の乳化化粧料は、コク感や油性エモリエント感が高いが、重い塗布感触となったり、浸透感が低くなったりするものが多かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-222317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、本発明者は、塗布時には溶けるようにのびの良い塗布感触を有し、浸透感に優れ、塗布後には肌上に剤による密着性のよい薄膜が感じられるような、独特の使用感を有する乳化化粧料の作製を試みた。しかしながら、塗布感触を向上させるために剤の伸びを高めようとして液状油を高配合すると、塗布時の油っぽさが強くなり浸透感が低下するという課題があった。また、塗布後の膜感を生じさせるための固形油によっても、浸透感が低下する場合があった。
【0005】
したがって、本発明の目的は、塗布時には溶けるようなのびの良い塗布感触と浸透感を両立しており、塗布後には、肌に密着するような薄膜感が得られる水中油型乳化化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は上記課題を解決するために、鋭意検討した結果、後述の成分(A)~成分(D)を含有し、後述の成分(A)~成分(C)、成分(E)、成分(F)が特定の含有割合である水中油型乳化化粧料であれば、塗布時の良好な塗布感触と浸透感を両立しており、塗布後には、肌に密着するような薄膜感が得られることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものである。
【0007】
すなわち、本発明は下記成分(A)、下記成分(B)、下記成分(C)、及び下記成分(D)を含有し、前記成分(A)の含有割合が0.1~2.5質量%であり、上記成分(B)の含有割合が0.3~2.0質量%であり、上記成分(C)の含有割合が0.5~3.0質量%であり、下記成分(E)を含み又は含まず、上記成分(E)の含有割合が10.0質量%以下であり、下記成分(F)を含み又は含まず、上記成分(F)の含有割合が1.0質量%以下である水中油型乳化化粧料を提供する。
成分(A):25℃で固形であり、脂肪酸が直鎖構造の飽和脂肪酸である脂肪酸トリグリセリド
成分(B):ミツロウ
成分(C):ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)及び/又はラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
成分(D):水
成分(E):25℃で液状の油性成分
成分(F):成分(A)、成分(B)、及び成分(C)以外の25℃で固形の油性成分
【0008】
上記水中油型乳化化粧料は、さらに、下記成分(G)を含有し、前記成分(G)の含有割合が0.1~5.0質量%であることが好ましい。
成分(G):ノニオン性界面活性剤
【0009】
上記水中油型乳化化粧料は、さらに、下記成分(H)を含有し、前記成分(H)の含有割合が0.2~5.0質量%であることが好ましい。
成分(H):水溶性高分子
【0010】
上記水中油型乳化化粧料は、さらに、下記成分(I)を含有し、前記成分(I)の含有割合が1.0~25.0質量%であることが好ましい。
成分(I):多価アルコール
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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