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公開番号
2025044048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023151732
出願日
2023-09-19
発明の名称
車両用ベントダクト
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60H
1/26 20060101AFI20250325BHJP(車両一般)
要約
【課題】開閉弁のばたつきを抑えることが可能となると共に開閉弁が開かれたときの車両下方側からの騒音の侵入を抑えることができる車両用ベントダクトを得る。
【解決手段】ベントダクト本体部22の開口部22Aによって車室内と車室外とが連通されている。開口部22Aは、車両上下方向に沿って複数設けられた開閉弁24、26、28によって開閉可能となっており、複数の開閉弁24、26、28はそれぞれ開口部22Aの幅方向に沿った軸線回りに回動可能となっている。また、アクチュエータ30は、複数の開閉弁24、26、28の各回動軸24B、26B、28Bに連結された出力ギヤ42、44、46を含むギヤ列40を備え、出力ギヤ42、44、46を回転させることで開閉弁24、26、28を開閉させる。さらに、複数の出力ギヤ42、44、46は、車両上下方向の位置が低いほどギヤ径が大きく設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車室内と車室外とを連通する開口部を備えたベントダクト本体部と、
前記開口部を開閉可能とされて車両上下方向に沿って複数設けられ、それぞれ前記開口部の幅方向に沿った軸線回りに回動可能とされた開閉弁と、
複数の前記開閉弁の各回動軸に連結された出力ギヤを含むギヤ列を備え、前記出力ギヤを回転させることで前記開閉弁を開閉させるように構成された駆動機構と、
を有し、
複数の前記出力ギヤは、車両上下方向の位置が低いほどギヤ径が大きく設定されている、車両用ベントダクト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ベントダクトに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ベントダクトによって車室内を換気するもの車両用換気装置に関する技術が開示されている。簡単に説明すると、この先行技術では、ベントダクトは、枠体の内側に複数の薄肉羽板状のバタフライ(開閉弁)を備えており、複数のバタフライは、車両内方側の空気がベントダクトを通過するときには通過する空気によって捲り上げられるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-1120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術では、バタフライのばたつきを抑える点及びバタフライを開いたときの車両下方側からの騒音の侵入を抑える点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、開閉弁のばたつきを抑えることが可能となると共に開閉弁が開かれたときの車両下方側からの騒音の侵入を抑えることができる車両用ベントダクトを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載する本発明の車両用ベントダクトは、車室内と車室外とを連通する開口部を備えたベントダクト本体部と、前記開口部を開閉可能とされて車両上下方向に沿って複数設けられ、それぞれ前記開口部の幅方向に沿った軸線回りに回動可能とされた開閉弁と、複数の前記開閉弁の各回動軸に連結された出力ギヤを含むギヤ列を備え、前記出力ギヤを回転させることで前記開閉弁を開閉させるように構成された駆動機構と、を有し、複数の前記出力ギヤは、車両上下方向の位置が低いほどギヤ径が大きく設定されている。
【0007】
上記構成によれば、ベントダクト本体部の開口部によって車室内と車室外とが連通されている。開口部は、車両上下方向に沿って複数設けられた開閉弁によって開閉可能となっており、複数の開閉弁はそれぞれ開口部の幅方向に沿った軸線回りに回動可能となっている。また、駆動機構は、複数の開閉弁の各回動軸に連結された出力ギヤを含むギヤ列を備え、出力ギヤを回転させることで開閉弁を開閉させる。このため、開閉弁のばたつきを抑えることが可能となる。さらに、複数の出力ギヤは、車両上下方向の位置が低いほどギヤ径が大きく設定されているので、複数の開閉弁を開く場合、車両上下方向の位置が低い開閉弁ほど開き角が小さくなる。これにより、開閉弁が開かれたときの車両下方側からの騒音の侵入を抑えることができる。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、本発明の車両用ベントダクトによれば、開閉弁のばたつきを抑えることが可能となると共に開閉弁が開かれたときの車両下方側からの騒音の侵入を抑えることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車両用ベントダクトを示す斜視図である。
ベントダクト本体部側とアクチュエータ側とを分離した状態で示す分解斜視図である。
三個の開閉弁の開き角度を説明するための車両用ベントダクトの模式的な側面図であり、回動軸及びアクチュエータの図示は省略する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図3を用いて、本発明の一実施形態に係る車両用ベントダクト20について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両用ベントダクト20が搭載された車両10の車両前方側を示しており、矢印UPは車両10の車両上方側を示しており、矢印OUTは車両10の車両幅方向外側を示している。
(【0011】以降は省略されています)
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