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公開番号
2025043569
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023150923
出願日
2023-09-19
発明の名称
ブース、連結ブース並びに天井部
出願人
株式会社日立製作所
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
E04H
1/12 20060101AFI20250325BHJP(建築物)
要約
【課題】より広い範囲での遮音性と散水性が実現できるブース、連結ブース並びに天井部を提供する。
【解決手段】床および両側面と前後面が壁や扉で囲われたブースであって、ブースの天井部は、天井部の下部から順次、断面四角形状で棒状の四角柱遮音材が第1の方向に距離を置いて複数配置され、四角柱遮音材の上面に位置づけられて断面三角形状で棒状の第1の三角柱遮音材が四角柱遮音材の上部に第1の方向に複数配置され、第1の三角柱遮音材と逆向きの第2の三角柱遮音材が第1の三角柱遮音材の間に第1の方向に配置され、かつ第2の三角柱遮音材の上部に第3の三角柱遮音材が第1の方向に複数配置されて構成されているとともに、第2の三角柱遮音材に対向する第1の三角柱遮音材の一面には複数の開孔部が形成されていることを特徴とするブース。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
床および両側面と前後面が壁や扉で囲われたブースであって、
ブースの天井部は、天井部の下部から順次、断面四角形状で棒状の四角柱遮音材が第1の方向に複数配置され、前記四角柱遮音材の上面に位置づけられて断面三角形状で棒状の第1の三角柱遮音材が前記四角柱遮音材の上部に前記第1の方向に複数配置され、前記第1の三角柱遮音材と異なる第2の三角柱遮音材が前記第1の三角柱遮音材の間に前記第1の方向に配置され、かつ前記第2の三角柱遮音材の上部に第3の三角柱遮音材が前記第1の方向に複数配置されて構成されているとともに、
前記第2の三角柱遮音材に対向する前記第1の三角柱遮音材の一面には複数の開孔部が形成されていることを特徴とするブース。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のブースであって、開口部の両端にプレート曲げ部を有する天井モジュールを天井部に配置し、前記プレート曲げ部に形成された固定部により、前記第1の三角柱遮音材並びに前記第2の三角柱遮音材を固定して配置することを特徴とするブース。
【請求項3】
請求項2に記載のブースであって、
前記天井モジュールは2組を備え、それぞれに前記第1の三角柱遮音材並びに前記第2の三角柱遮音材を固定して配置することを特徴とするブース。
【請求項4】
請求項1に記載のブースであって、
前記三角柱遮音材は平板を折り曲げて三角形状とし、平板の両端で形成する突合せ部が形成された三角形の底面において、前記四角柱遮音材あるいは他の前記三角柱遮音材と接するようにされていることを特徴とするブース。
【請求項5】
請求項1に記載のブースが複数台並列配置されて構成された連結ブース。
【請求項6】
箱型形状のブースの天井部であって、
下部から順次、断面四角形状で棒状の四角柱遮音材が第1の方向に複数並列配置され、前記四角柱遮音材の上面に位置づけられて断面三角形状で棒状の第1の三角柱遮音材が前記四角柱遮音材の上部に前記第1の方向に複数配置され、前記第1の三角柱遮音材と異なる第2の三角柱遮音材が前記第1の三角柱遮音材の間に前記第1の方向に配置され、かつ前記第2の三角柱遮音材の上部に第3の三角柱遮音材が前記第1の方向に複数配置されて構成されているとともに、
前記第2の三角柱遮音材に対向する前記第1の三角柱遮音材の一面には複数の開孔部が形成されていることを特徴とする天井部。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一人以上で利用する可動式ブース、およびこれらの可動式ブースを連結して利用するブース、連結ブース並びに天井部に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
可動式ブースは、天井が塞がれているクローズ型と、塞がれていないオープン型に大きく分けられる。クローズ型の場合は、ブース内で火災が発生した場合に備え、天井に自動消火設備が設置されているが、オープン型の場合、建屋自体の感知器などで火災を検知し建屋のスプリンクラー等で消火される。
【0003】
クローズ型は遮音性に優れているが、換気性や閉鎖感による不快を感じやすく消防設備機器や換気機器および不燃材をもちいるためコストが高くなる。これに対し、オープン型はブース天井が開放されているため、建屋天井からの散水を阻害せずブースの換気性も良いが反面、遮音性が劣る面がある。
【0004】
このため、従来からブース天井を一部オープンにし、梁などを天井に施したセミクローズ型があるが、遮音性と換気性や散水性の調整が困難である。これらを考慮した従来の技術に、遮音性に優れつつ、スプリンクラー等による上方からの散水性を阻害しないブース装置が開示されている。
【0005】
例えば、特許文献1では、内部の使用者からの発声を屋根部材で反射させることにより、スプリンクラー等による上方からの散水性を阻害することなく、遮音性をより高めることができる、ブース装置、及び、ブースユニットを提供することを目的として、「ブースユニット100を構成するブース装置1は、上方に向けて開口部2aが形成された周壁2を備え、開口部2aには、平面視で開口部2aの開口面積の3割以下の領域を遮蔽する遮蔽部が設けられ、遮蔽部として、前後方向に対向する二つの側辺と周壁2との間が開放される屋根部材31と、複数の第一ルーバ部材32と、複数の第二ルーバ部材33と、が設けられる。」ように構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-189693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
セミクローズ型の可動式ブースにおいて、換気性や散水性を考慮しながら遮音性を向上させるためには、遮音(遮蔽)性が高い天井構造が課題である。特許文献1の技術においては、天井(屋根)中央部付近へ遮蔽板と複数のルーバ(梁)構造で、音の減衰を高め、ルーバ間の隙間で換気性と散水性を高めているが、発生音が固定されているため、ブース内での人の動作範囲を想定すると、より広い範囲での遮音性と散水性が求められる。
【0008】
以上のことから本発明においては、より広い範囲での遮音性と散水性が実現できるブース、連結ブース並びに天井部を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上のことから本発明においては「床および両側面と前後面が壁や扉で囲われたブースであって、ブースの天井部は、天井部の下部から順次、断面四角形状で棒状の四角柱遮音材が第1の方向に複数配置され、四角柱遮音材の上面に位置づけられて断面三角形状で棒状の第1の三角柱遮音材が四角柱遮音材の上部に第1の方向に複数配置され、第1の三角柱遮音材と異なる第2の三角柱遮音材が第1の三角柱遮音材の間に第1の方向に配置され、かつ第2の三角柱遮音材の上部に第3の三角柱遮音材が第1の方向に複数配置されて構成されているとともに、第2の三角柱遮音材に対向する第1の三角柱遮音材の一面には複数の開孔部が形成されていることを特徴とするブース」としたものである。
【0010】
また本発明においては「ブースが複数台並列配置されて構成された連結ブース」としたものである。
(【0011】以降は省略されています)
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