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公開番号2025043402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-31
出願番号2024191061,2019546895
出願日2024-10-30,2018-02-27
発明の名称1-(4-{[6-アミノ-5-(4-フェノキシ-フェニル)-ピリミジン-4-イルアミノ]-メチル}-ピペリジン-1-イル)-プロペノンの新規結晶形態
出願人メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング,Merck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung
代理人弁理士法人葛和国際特許事務所
主分類C07D 401/12 20060101AFI20250324BHJP(有機化学)
要約【課題】BTKインヒビターとして有用な化合物の新規結晶形態を有する固体形態、またはその薬学的許容し得る塩を提供する。
【解決手段】4.7度、17.5度、および20.6度での2以上の2θXRPDピークによって特徴付けられる結晶形態を有する、下式1の化合物の固体形態、またはその薬学的に許容し得る塩が提供される。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
化合物1、
JPEG
2025043402000021.jpg
65
163
の固体形態、またはその薬学的許容し得る塩。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
結晶形態A2の、請求項1に記載の固体形態であって、形態A2が、4.7度、17.5度、および20.6度での2以上の2θXRPDピークによって特徴付けられる、前記固体形態。
【請求項3】
形態A2が、4.7度、9.4度、15.0度、17.5度、17.9度、19.0度、19.7度、20.6度、および23.4度での4以上の2θXRPDピークによって特徴付けられる、請求項2に記載の固体形態。
【請求項4】
結晶形態NF4の、請求項1に記載の固体形態であって、形態NF4が、4.7度、16.8度、および20.8度での2以上の2θXRPDピークによって特徴付けられる、前記固体形態。
【請求項5】
形態NF4が、4.7度、9.5度、16.8度、17.4度、17.7度、19.8度、20.4度、および20.8度での4以上の2θXRPDピークによって特徴付けられる、請求項4に記載の固体形態。
【請求項6】
結晶形態NF5の、請求項1に記載の固体形態であって、形態NF4が、4.7度、9.4度、および20.1度での2以上の2θXRPDピークによって特徴付けられる、前記固体形態。
【請求項7】
形態NF5が、4.7度、9.4度、13.3度、14.2度、17.0度、17.3度、17.5度、20.1度、および21.1度での4以上の2θXRPDピークによって特徴付けられる、請求項6に記載の固体形態。
【請求項8】
結晶形態NF6の、請求項1に記載の固体形態であって、形態NF4が、4.79度、17.39度、および20.01度での2以上の2θXRPDピークによって特徴付けられる、前記固体形態。
【請求項9】
形態NF6が、4.79度、9.56度、15.16度、17.39度、20.01度、20.57度、22.10度、23.38度、および23.73度での4以上の2θXRPDピークによって特徴付けられる、請求項8に記載の固体形態。
【請求項10】
化合物1のマロン酸塩の固体形態マロン酸-NF1、化合物1のコハク酸塩の固体形態コハク酸-NF1、化合物1のシュウ酸塩の固体形態シュウ酸-NF1、化合物1のフマル酸塩の固体形態フマル酸-NF1、化合物1のマレイン酸塩、化合物1のL-リンゴ酸塩の固体形態L-リンゴ酸-NF1、および化合物1のクエン酸塩の固体形態クエン酸-NF1から選択される、請求項1に記載の固体形態。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2017年2月27日に出願された米国仮出願第62/463,913号、および2017年7月3日に出願された第62/528,238号の利益を主張するものであり、これらの内容は、その全体を参照することによって組み込まれる。
続きを表示(約 3,200 文字)【0002】
本発明の技術分野
本発明は、実質的に結晶形態または非晶形態の1-(4-{[6-アミノ-5-(4-フェノキシ-フェニル)-ピリミジン-4-イルアミノ]-メチル}-ピペリジン-1-イル)-プロペノン(化合物1)の固体形態、これらの医薬組成物、およびこれを用いた処置の方法に関する。本発明は、実質的に結晶形態の、1-(4-{[6-アミノ-5-(4-フェノキシ-フェニル)-ピリミジン-4-イルアミノ]-メチル}-ピペリジン-1-イル)-プロペノン(化合物1)のマロン酸塩、コハク酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、およびクエン酸塩、ならびに該塩の固体形態、これらの医薬組成物、およびこれを用いた処置の方法に関する。
【背景技術】
【0003】
本発明の背景
タンパク質キナーゼは、ヒト酵素の最大のファミリーの1つを構成し、リン酸基をタンパク質へ付加することによって多くの異なるシグナリング過程を調節する(T. Hunter, Cell 1987 50:823-829)。具体的に言うと、チロシンキナーゼは、タンパク質の、チロシン残基のフェノール部分にリン酸化する。チロシンキナーゼファミリーは、細胞の成長、遊走、および分化を制御するメンバーを包含する。正常でないキナーゼ活性は、がん、自己免疫疾患および炎症性疾患を包含する様々なヒト疾患に関係する。タンパク質キナーゼは、細胞シグナリングの主要調節因子の間で共通していることから、これらは、小分子キナーゼインヒビターで細胞機能をモジュレートするための標的を提供し、よって良好な薬物標的になる。キナーゼ媒介疾患過程の処置に加えて、キナーゼ活性の選択的および効果的なインヒビターはまた、細胞シグナリング過程の調査、および治療上関心のある(of therapeutic interest)他の細胞標的の同定にも有用である。
【0004】
B細胞が、自己免疫疾患および/または炎症性疾患の病院における主要な役割を果たすという良好な証拠がある。リツキサンなどのB細胞を激減させるタンパク質ベースの治療法は、リウマチ性関節炎などの自己抗体主導の(autoantibody-driven)炎症性疾患に対して有効である(Rastetter et al. Annu Rev Med 2004 55:477)。したがって、B細胞活性化における役割を果たすタンパク質キナーゼのインヒビターは、自己抗体産生などのB細胞媒介の疾患病状(disease pathology)に有用な治療法であるはずである。
【0005】
B細胞受容体(BCR)を通したシグナリングは、増殖および分化して成熟抗体産生細胞になることを包含する、ある範囲のB細胞応答を制御する。BCRは、B細胞活性のための主要な調節点であり、異常なシグナリングは、多発性の自己免疫疾患および/または炎症性疾患に至る、調節解除されたB細胞増殖および病原性自己抗体の形成を引き起こし得る。ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)は、膜に近接し(membrane proximal)、かつBCRからすぐの下流にある非BCR関連キナーゼである。BTKの欠如によって、BCRシグナリングが遮断されることが示されており、したがってBTKの阻害は、B細胞媒介疾患過程を遮断する有用な治療的アプローチになり得る。また、BTKは、アポトーシスにおいてある役割を果たすことも報告されており(Islam and Smith Immunol. Rev. 2000 178:49)、よって、BTKインヒビターは、あるB細胞リンパ腫および白血病の処置に有用であろう(Feldhahn et al. J. Exp. Med. 2005 201:1837)。
【0006】
BTKは、チロシンキナーゼのTecファミリーのメンバーであり、B細胞初期発生および成熟B細胞活性化および生存の重大な調節因子であることが示されている(Khan et al. Immunity 1995 3:283;Ellmeier et al. J. Exp. Med. 2000 192:1611)。ヒトにおけるBTKの変異は、X連鎖無ガンマグロブリン血症(XLA)という疾病に至らせる(Rosen et al. New Eng. J. Med. 1995 333:431およびLindvall et al. Immunol. Rev. 2005 203:200において総括されている)。これらの患者は免疫力が低下し(immunocompromised)、B細胞の成熟障害(impaired maturation)、減少した免疫グロブリンおよび末梢のB細胞レベル、減退したT細胞非依存的な免疫応答、ならびにBCR刺激に続いて減弱されたカルシウム動員を示す。
【0007】
自己免疫疾患および炎症性疾患におけるBTKの役割のための証拠はまた、BTK欠損マウスモデルからも提供される。全身性エリテマトーデス(SLE)の前臨床マウスモデルにおいて、BTK欠損マウスは、疾患進行の著しい改善(amelioration)を示す。加えて、BTK欠損マウスは、コラーゲン誘導関節炎に耐性がある(Jansson and Holmdahl Clin. Exp. Immunol. 1993 94:459)。選択的BTKインヒビターは、マウス関節炎モデルにおいて用量依存的な有効性を実証した(Z. Pan et al., Chem. Med Chem. 2007 2:58-61)。
【0008】
BTKは、疾患過程に関与し得るB細胞以外の細胞によっても発現される。BTKは、骨髄性細胞におけるFc-ガンマシグナリングの主要な構成要素である。例えば、BTKは肥満細胞によって発現され、BTK欠損骨髄由来肥満細胞は、抗原誘導の脱顆粒障害(impaired antigen induced degranulation)を実証している(Iwaki et al. J. Biol. Chem. 2005 280:40261)。これは、BTKが、アレルギーおよび喘息などの病的な肥満細胞応答を処置するのに有用であり得ることを示す。BTK活性がないXLA患者からの単球もまた、刺激に続いて、減少したTNFアルファ産生を示す(Horwood et al. J Exp Med 197:1603, 2003)。したがって、TNFアルファ媒介炎症は、小分子BTKインヒビターによってモジュレートされ得る。
【発明の概要】
【0009】
本発明の概要
1-(4-{[6-アミノ-5-(4-フェノキシ-フェニル)-ピリミジン-4-イルアミノ]-メチル}-ピペリジン-1-イル)-プロペノン(化合物1)、およびこれらの薬学的に許容し得る組成物は、BTKのインヒビターとして有効であることが今や見出された。
【0010】
一側面において、化合物1は、本明細書に記載および特徴付けされるとおり、形態A2(Form A2)と称される実質的に結晶の無塩形態である。一側面において、化合物1は、本明細書に記載および特徴付けされるとおり、形態NF4(Form NF4)と称される実質的に結晶の無塩形態である。一側面において、化合物1は、本明細書に記載および特徴付けされるとおり、形態NF5(Form NF5)と称される実質的に結晶の無塩形態である。一側面において、化合物1は、本明細書に記載および特徴付けされるとおり、形態NF6(Form NF6)と称される実質的に結晶の無塩形態である。別の側面において、化合物1は、本明細書に記載および特徴付けされるとおり、非晶形態である。
(【0011】以降は省略されています)

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