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公開番号2025043396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-31
出願番号2024160861
出願日2024-09-18
発明の名称乗物用シート
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20250324BHJP(車両一般)
要約【課題】 パッド部材への電装品の組付が容易な乗物用シートを提供する。
【解決手段】 乗物用シート1であって、パッド部材9Aと、電装品30と、を有し、パッド部材の表面には裏側に向けて凹む凹部22が設けられ、電装品が凹部に挿入され、パッド部材には凹部の変形を容易にするための変形容易部27が設けられている。変形容易部は、凹部の底部を画定する底壁24にて、裏側に向かって凹む溝28を含むとよい。凹部は底壁と、底壁から立設された立壁26とによって画定され、溝は立壁に沿って延在しているとよい。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用シートであって、
パッド部材と、
電装品と、を有し、
前記パッド部材の表面には裏側に向けて凹む凹部が設けられ、
前記電装品が前記凹部に挿入され、
前記パッド部材には前記凹部の変形を容易にするための変形容易部が設けられている乗物用シート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記変形容易部は、前記凹部の底部を画定する底壁にて、裏側に向かって凹む溝を含む請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項3】
前記凹部は前記底壁と、前記底壁から立設された立壁とによって画定され、
前記溝は前記立壁に沿って延在している請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項4】
前記凹部は前記底壁と、前記底壁から立設された立壁とによって画定され、
前記凹部の横断面は一対の短辺と一対の長辺とにより画定される長方形状をなし、
前記溝は前記短辺を画定する2つの前記立壁に沿って延在している請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項5】
前記凹部は前記底壁と、前記底壁から立設された立壁とによって画定され、
前記凹部の横断面は一対の短辺と一対の長辺とにより画定される長方形状をなし、
前記溝は前記短辺を画定する2つの前記立壁と、前記長辺を画定する2つの前記立壁との4つの前記立壁それぞれに沿って延在している請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項6】
前記凹部は前記底壁と、前記底壁から立設された立壁とによって画定され、
前記凹部の横断面は一対の短辺と一対の長辺とにより画定される長方形状をなし、
前記溝は前記短辺を画定する前記立壁と、前記長辺を画定する前記立壁とが交差する位置を通過している請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項7】
前記溝の幅が前記パッド部材の裏側に向かうにつれて減少している請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項8】
前記変形容易部の少なくとも一部が、前記パッド部材の厚み方向に前記電装品と重なっている請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項9】
前記パッド部材には裏側から前記凹部の底部を画定する底壁に至る通孔が設けられ、
前記変形容易部の少なくとも一部が前記底壁に設けられ、
前記通孔は前記変形容易部を避けた位置にて開口している請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項10】
前記電装品の表側を覆うべき被覆部材を更に有し、
前記凹部は前記パッド部材の表側に向かって開口し、
前記被覆部材は前記凹部の内部に収容され、
前記被覆部材の表面は前記パッド部材の前記凹部の周辺部分の表面と面一をなす請求項1~請求項9のいずれか1つの項に記載の乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートに関する。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、シートバック内に振動装置が設けられた乗物用シートを開示している。シートバックを構成するバックパッドには、後方側が開放され且つ前方側が閉塞された一対の凹部がシート左右方向に並んで形成されている。振動装置は一対の凹部に対して嵌め込まれることによって、バックパッドに保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-145983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の乗物用シートでは、製造時に、電装品である振動装置をパッド部材に設けられた凹部に嵌め込む必要がある。しかしながら、振動装置をパッド部材に強く保持させるために凹部を小さくすると、振動装置の組付が容易ではないという問題がある。
【0005】
本発明は、以上の背景を鑑み、パッド部材への電装品の組付が容易な乗物用シートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明のある態様は、乗物用シート(1)であって、パッド部材(9A)と、電装品(30)と、を有し、前記パッド部材の表面には裏側に向けて凹む凹部(22)が設けられ、前記電装品が前記凹部に挿入され、前記パッド部材には前記凹部の変形を容易にするための変形容易部(27)が設けられている。
【0007】
この態様によれば、変形容易部により凹部が変形し易くなるため、凹部の開口部分を容易に広げることができる。よって、パッド部材への電装品の組付が容易な乗物用シートを提供できる。
【0008】
上記の態様において、好ましくは、前記変形容易部は、前記凹部の底部を画定する底壁(24)にて、裏側に向かって凹む溝(28)を含む。
【0009】
この態様によれば、簡素な構成によって、変形容易部を構成することができる。
【0010】
上記の態様において、好ましくは、前記凹部は前記底壁と、前記底壁から立設された立壁(26)とによって画定され、前記溝は前記立壁に沿って延在している。
(【0011】以降は省略されています)

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