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公開番号
2025043142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023150479
出願日
2023-09-15
発明の名称
化粧シート及び化粧板
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250321BHJP(積層体)
要約
【課題】本発明は、難燃性、耐変色性、及び、エンボス意匠性に優れ、且つ、曲げ白化が抑制された化粧シートを提供する。
【解決手段】少なくとも基材シートを有する化粧シートであって、前記基材シートは、シラン脂肪酸エステル処理された水酸化マグネシウムを含有する、化粧シート。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも基材シートを有する化粧シートであって、前記基材シートは、シラン脂肪酸エステル処理された水酸化マグネシウムを含有する、化粧シート。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記基材シート中の前記水酸化マグネシウムの含有量は、5~30質量%である、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項3】
前記基材シートは、着色樹脂層である、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項4】
更に、透明性樹脂層を有し、前記透明性樹脂層は、ホスフィン酸金属塩系難燃剤を含有する、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項5】
前記ホスフィン酸金属塩系難燃剤は、ホスフィン酸アルミニウム難燃剤である、請求項4に記載の化粧シート。
【請求項6】
前記透明性樹脂層中の前記ホスフィン酸金属塩系難燃剤の含有量は、5質量%以上である、請求項4に記載の化粧シート。
【請求項7】
前記基材シートはポリオレフィン系樹脂を含有し、前記透明性樹脂層はオレフィン系熱可塑性エラストマーを含有する、請求項4に記載の化粧シート。
【請求項8】
前記基材シート上に、少なくとも絵柄模様層、及び、前記透明性樹脂層をこの順に有する、請求項4に記載の化粧シート。
【請求項9】
前記透明性樹脂層の前記基材シートとは反対側に表面保護層を有する、請求項4に記載の化粧シート。
【請求項10】
前記表面保護層は、電離放射線硬化型樹脂層である、請求項9に記載の化粧シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧シート及び化粧板に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、様々な物品の表面には、意匠性、耐衝撃性等の特性を付与するために、化粧シートが積層されている。例えば、物品の表面、建築物の壁面等に用いられる化粧板として、基材上に化粧シートが積層されて用いられている。
【0003】
このような化粧板は、物品の表面に用いられたり、建築物の表面に積層されたりするため、火災の際に燃え難いこと、すなわち、難燃性に優れることが要求される。
【0004】
難燃性を示す化粧板に使用される化粧シートに、難燃剤が用いられている。このような難燃剤としては、ハロゲン系、アンチモン系、金属水酸化物系、リン酸エステル系等の難燃剤が挙げられるが、ハロゲン系、アンチモン系の難燃剤は環境上の観点から、使用が差し控えられている。
【0005】
また、リン酸エステル系難燃剤は、燃焼時にチャーを形成して燃焼を抑制することにより難燃性を発揮するが、多量に添加する必要があり、また、粒子径も大きいため、化粧シート表面に印刷を施した場合に、表面異物となり印刷抜けが発生し易い。これらの理由により、難燃剤として、金属水酸化物系難燃剤を用いることが検討されている。
【0006】
難燃剤として、金属水酸化物である水酸化マグネシウムを用いた化粧シートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
しかしながら、難燃剤として金属水酸化物を用いると、化粧シートの製造において、樹脂成分、及び酸化防止剤と高温多湿条件下で反応して発色し、化粧シートが変色して意匠性を低下させるという問題がある。
【0008】
また、難燃剤として金属水酸化物を用いた場合、難燃性を向上させるために有機物を少なくすること、即ち、樹脂層の厚みを薄くすることが必要となるが、樹脂層の厚みが薄くなると化粧シートの表面に施すエンボス意匠が制限され、エンボス意匠性が劣るという問題がある。
【0009】
更に、難燃剤として金属水酸化物を用いると、難燃性を向上させるために多量に添加する必要があり、透明性樹脂層中に添加した場合は透明性が損なわれ、これに起因して化粧シートの施工時に曲げ白化を生じるという問題がある。
【0010】
従って、難燃性、耐変色性、及び、エンボス意匠性に優れ、且つ、曲げ白化が抑制された化粧シートの開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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