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公開番号
2025042552
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149650
出願日
2023-09-14
発明の名称
電動荷役機器充電システム
出願人
株式会社三井E&S
代理人
主分類
B65G
63/00 20060101AFI20250319BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】電動荷役機器の充電待ちを防止する、コンテナターミナルにおける電動荷役機器充電システムを提供する。
【解決手段】少なくとも1基以上の充電設備と複数の電動荷役機器を有するコンテナターミナルにおける電動荷役機器充電システムにおいて、少なくとも次の各ステップを実行するように構成され、取得ステップでは、荷役計画情報と、前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を取得し、演算ステップでは、前記荷役計画情報と前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を基に、前記複数の電動荷役機器の、充電設備到着予想時刻および予想充電時間の算出を行い、選定ステップでは、前記複数の電動荷役機器が利用する充電設備の選定を行い、指示ステップでは、前記演算ステップで算出した前記充電設備到着予想時刻、前記予想充電時間、および利用する前記充電設備を、前記複数の電動荷役機器へ指示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1基以上の充電設備と複数の電動荷役機器を有するコンテナターミナルにおける電動荷役機器充電システムにおいて、
少なくとも次の各ステップを実行するように構成され、
取得ステップでは、荷役計画情報と、前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を取得し、
演算ステップでは、前記荷役計画情報と前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を基に、前記複数の電動荷役機器の、充電設備到着予想時刻および予想充電時間の算出を行い、
選定ステップでは、前記複数の電動荷役機器が利用する充電設備の選定を行い、
指示ステップでは、前記演算ステップで算出した前記充電設備到着予想時刻、前記予想充電時間、および利用する前記充電設備を、前記複数の電動荷役機器へ指示する、充電システム。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の充電システムにおいて、
補正ステップをさらに備え、
前記取得ステップでは、前記複数の電動荷役機器の位置情報をさらに取得し、
前記補正ステップでは、前記位置情報を基に、前記演算ステップで算出した前記充電設備到着予想時刻を修正する、充電システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の充電システムにおいて、
充電ステップをさらに備え、
前記充電ステップでは、前記充電設備が、前記指示ステップでの指示に従い前記複数の電動荷役機器を充電する、充電システム。
【請求項4】
請求項3に記載の充電システムにおいて、
前記複数の電動荷役機器は自動搬送機能を有し、
前記充電ステップでは、前記複数の電動荷役機器が自動で前記充電設備へ誘導される、充電システム。
【請求項5】
少なくとも1基以上の充電設備と複数の電動荷役機器を有するコンテナターミナルにおける電動荷役機器の充電方法において、
少なくとも次の各ステップを実行するように構成され、
取得ステップでは、荷役計画情報と、前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を取得し、
演算ステップでは、前記荷役計画情報と前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を基に、前記複数の電動荷役機器の、充電設備到着予想時刻および予想充電時間の算出を行い、
選定ステップでは、前記複数の電動荷役機器が利用する充電設備の選定を行い、
指示ステップでは、前記演算ステップで算出した前記充電設備到着予想時刻、前記予想充電時間、および利用する前記充電設備を、前記複数の電動荷役機器へ指示する、充電方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動荷役機器充電システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
地球温暖化防止のため大気中へのGHG(Green House Gas)排出を抑制する動きが活発となる中、日本国内においてはCNP(Carbon Neutral Port)構想が打ち出され、港湾地区におけるGHG排出削減に向けた取り組みが推進されている。港湾地区に設けられているコンテナターミナルでは、コンテナの荷役に使用する荷役機器に使用している軽油といった化石燃料を削減することが求められている。
【0003】
主要な荷役機器の中でも、コンテナクレーンは電動化が進められている一方で、コンテナを搬送するトラクタヘッドについては軽油を燃料とするディーゼルエンジンが今なお使用されているのが現状であり、トラクタヘッドの脱炭素化に向けて、電動トラクタヘッドの開発が進められている。
【0004】
コンテナターミナルに電動トラクタヘッドを導入した場合、当該電動トラクタヘッドを充電するために充電設備を設置することが必要となるが、充電設備のコスト及び設置場所確保の問題から必要最低限の設置数が望まれるところ、複数台ある電動トラクタヘッドの充電するタイミングが重複した場合、充電待ちが発生し荷役効率の低下を招き得る。
【0005】
特許文献1には、無人フォークリフト用充電システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-160905
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、コンテナターミナルにおいては着岸した船舶からの荷揚げ・荷降し作業を所定の時間内に終わらせる必要があり、バッテリ残量が所定量以下になるたびにスケジュールを再生成することによる荷揚げ・荷降し作業の遅延リスクが懸念されるため、限りある充電設備を活用しつつ充電機会も加味したスケジューリングが望まれる。
【0008】
上記事情に鑑み、本発明は、電動荷役機器の充電待ちを防止する、コンテナターミナルにおける電動荷役機器充電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の観点は、少なくとも1基以上の充電設備と複数の電動荷役機器を有するコンテナターミナルにおける充電システムにおいて、
少なくとも次の各ステップを実行するように構成され、
取得ステップでは、荷役計画情報と、前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を取得し、
演算ステップでは、前記荷役計画情報と前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を基に、前記複数の電動荷役機器の、充電設備到着予想時刻および予想充電時間の算出を行い、
選定ステップでは、前記複数の電動荷役機器が利用する充電設備の選定を行い、
指示ステップでは、前記演算ステップで算出した前記充電設備到着予想時刻、前記予想充電時間、および利用する前記充電設備を、前記複数の電動荷役機器へ指示する、充電システムである。
【0010】
また、本発明の第2の観点は、少なくとも1基以上の充電設備と複数の電動荷役機器を有するコンテナターミナルにおける電動荷役機器の充電方法において、
少なくとも次の各ステップを実行するように構成され、
取得ステップでは、荷役計画情報と、前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を取得し、
演算ステップでは、前記荷役計画情報と前記複数の電動荷役機器の単位走行距離あたりの電力消費量情報を基に、前記複数の電動荷役機器の、充電設備到着予想時刻および予想充電時間の算出を行い、
選定ステップでは、前記複数の電動荷役機器が利用する充電設備の選定を行い、
指示ステップでは、前記演算ステップで算出した前記充電設備到着予想時刻、前記予想充電時間、および利用する前記充電設備を、前記複数の電動荷役機器へ指示する、充電方法である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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