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公開番号2025042523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149594
出願日2023-09-14
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60W 20/50 20160101AFI20250319BHJP(車両一般)
要約【課題】退避走行としてバッテリレス走行を実施する退避走行期間を長くすること。
【解決手段】エンジンと、エンジンを始動するスタータと、エンジンと動力伝達可能に接続されたモータジェネレータと、モータジェネレータに電力を供給する高圧バッテリと、高圧バッテリとモータジェネレータとの間に設けられたリレーと、スタータに電力を供給する補機バッテリと、を備える車両の制御装置であって、バッテリレス走行が必要であると判定された場合には、エンジンのアイドル期間中にバッテリレス走行への移行を実施し、バッテリレス走行への移行ができなかった場合またはバッテリレス走行が停止した場合には、バッテリレス走行への移行をリトライし、リトライ時にエンジンがアイドル状態でない場合、エンジンがアイドル状態となるまでリトライを待機する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
クランキングにより前記エンジンを始動するスタータと、
前記エンジンと伝動装置を介して動力伝達可能に接続されたモータジェネレータと、
前記モータジェネレータに電力を供給する高圧バッテリと、
前記高圧バッテリと前記モータジェネレータとの間に設けられたリレーと、
前記スタータに電力を供給する補機バッテリと、
を備える車両の制御装置であって、
前記リレーをオフ状態にして前記高圧バッテリを前記モータジェネレータから電気的に切り離した状態で走行するバッテリレス走行が必要であると判定された場合には、前記エンジンのアイドル期間中に前記バッテリレス走行への移行を実施し、
前記バッテリレス走行への移行ができなかった場合、または前記バッテリレス走行が停止した場合には、前記バッテリレス走行への移行をリトライし、
前記リトライを実施する回数には所定の上限回数が設けられ、
前記リトライの要求時に前記エンジンがアイドル状態でない場合には、前記エンジンがアイドル状態となるまで前記リトライを待機する
ことを特徴とする車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、マイルドハイブリッドシステムを搭載した車両の制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-231769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マイルドハイブリッドシステムを搭載した車両では、退避走行としてバッテリレス走行を行うことが考えられる。しかしながら、バッテリレス走行は外乱による停止可能性が高い。仮にバッテリレス走行が意図せず停止した場合には、バッテリレス走行のリトライを行うが、部品保護などの観点からリトライの実施に上限回数を設けることが想定される。この場合、外乱によるバッテリレス走行の停止可能性、およびその移行の失敗可能性を考慮していないと、リトライの実施回数がすぐに上限回数に達してしまい、リトライ不能になり、退避走行期間が短くなる虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、退避走行としてバッテリレス走行を実施する退避走行期間を長くすることができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、エンジンと、クランキングにより前記エンジンを始動するスタータと、前記エンジンと伝動装置を介して動力伝達可能に接続されたモータジェネレータと、前記モータジェネレータに電力を供給する高圧バッテリと、前記高圧バッテリと前記モータジェネレータとの間に設けられたリレーと、前記スタータに電力を供給する補機バッテリと、を備える車両の制御装置であって、前記リレーをオフ状態にして前記高圧バッテリを前記モータジェネレータから電気的に切り離した状態で走行するバッテリレス走行が必要であると判定された場合には、前記エンジンのアイドル期間中に前記バッテリレス走行への移行を実施し、前記バッテリレス走行への移行ができなかった場合、または前記バッテリレス走行が停止した場合には、前記バッテリレス走行への移行をリトライし、前記リトライを実施する回数には所定の上限回数が設けられ、前記リトライの要求時に前記エンジンがアイドル状態でない場合には、前記エンジンがアイドル状態となるまで前記リトライを待機することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、退避走行としてバッテリレス走行を実施する退避走行期間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態における車両を模式的に示す図である。
図2は、バッテリレス制御の処理シーケンスとユニット状態とを示す図である。
図3は、バッテリレス走行に移行前の制御を示すフローチャート図である。
図4は、バッテリレス走行中の制御を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における車両の制御装置について具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における車両を模式的に示す図である。車両1は、エンジン(ENG)2と、動力伝達装置(T/M)3と、スタータ4と、モータジェネレータ(MG)5と、高圧バッテリ6と、DCDCコンバータ7と、補機バッテリ8と、補機9と、統合ECU21と、EFI-ECU22と、MG-ECU23とを備える。車両1の制御装置は、統合ECU21、EFI-ECU22、MG-ECU23を含んで構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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