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公開番号
2025041588
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024193821,2021521177
出願日
2024-11-05,2019-10-17
発明の名称
食料製品において使用するための組換え成分および組成物
出願人
パーフェクト・デイ・インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
C12N
1/15 20060101AFI20250318BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】動物由来食料製品の代替物を組換え成分から生産するのに用いることができる方法の、ならびに、そのような方法において使用されそのような方法から得られる組成物の必要性が存在する。
【解決手段】組換え成分を含む食料製品を生産するための方法、ならびにそのような方法で使用される組成物およびそのような方法により生産される食料製品が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
組換え成分を産生することができ、対応する組換え微生物宿主細胞に含まれるエステラーゼの活性または発現と比べてエステラーゼの活性または発現を低下させるまたは本質的に除去する遺伝子改変を含む、組換え微生物宿主細胞。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記エステラーゼは、クチナーゼからなる、請求項1に記載の組換え微生物宿主細胞。
【請求項3】
前記クチナーゼは、UniProt配列G0RH85、A2QBP1、A0A2T4BJB5、A5ABE6、A2R2W3、G0R6X2、およびG2QH51から選択される配列と少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項2に記載の組換え微生物宿主細胞。
【請求項4】
前記クチナーゼは、UniProt配列G0RH85から選択される配列と少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項3に記載の組換え微生物宿主細胞。
【請求項5】
前記エステラーゼは、カルボキシルエステルヒドロラーゼをさらに含む、請求項1に記載の組換え微生物宿主細胞。
【請求項6】
前記エステラーゼは、トリアシルグリセロールリパーゼをさらに含む、請求項1に記載の組換え微生物宿主細胞。
【請求項7】
前記エステラーゼは、ホスホリパーゼA2をさらに含む、請求項1に記載の組換え微生物宿主細胞。
【請求項8】
前記エステラーゼは、リゾホスホリパーゼをさらに含む、請求項1に記載の組換え微生物宿主細胞。
【請求項9】
前記エステラーゼは、アセチルエステラーゼをさらに含む、請求項1に記載の組換え微生物宿主細胞。
【請求項10】
前記エステラーゼは、ホスホリパーゼCをさらに含む、請求項1に記載の組換え微生物宿主細胞。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には動物由来食料製品の代替物に関する。特に、本発明は、食料製品において使用するための組換え成分および組成物、これらの成分および組成物を産生するための方法、ならびにこれらの成分および組成物を含む食料製品を生産するための方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
関連出願
本出願は2018年10月17日提出の米国特許仮出願第62/746,918号明細書の優先権を主張するものであり、前記特許文献は参照によりその全体を本明細書に組み込まれる。
【0003】
動物由来食料製品(例えば、肉、乳、卵)は評判の良い栄養源である。動物由来食料製品は、高品質のタンパク質、必須ミネラル(例えば、カルシウム、リン、亜鉛、マグネシウム)、およびビタミン(例えば、リボフラビン、ビタミンA、ビタミンB12)を含む。さらに、多くのそのような食料製品は、多種多様な派生的食料製品(例えば、ヨーグルト、チーズ、クリーム、アイスクリーム、バター、マヨネーズ)の生産を可能にする有利な機能的特性を有する。
【0004】
しかし、動物由来食料製品は、ヒトで不健康な反応を引き起こすことがある成分(例えば、ラクトース、アレルゲン、飽和脂肪、コレステロール)を含む。さらに、これらの食料製品の生産は、動物愛護および環境に重大な影響を及ぼし、病原体、残留農薬、重金属、およびアフラトキシンM1による汚染の可能性をもつ畜産を含む。
【0005】
こうした懸念があるために、動物由来食料製品の代替物の開発が奨励されてきた。一部のそのような代替物は、植物由来成分(例えば、タンパク質、脂質、ビタミン)を含む。しかし、動物由来食料製品の代替物は、組換え的に(例えば、微生物宿主細胞を使用して)産生される成分(例えば、タンパク質、脂質)から生産されることが増えている。
【0006】
食料製品での組換え成分の使用は新たな問題を引き起こしている。1つのそのような問題は、組換え成分から生産される食料製品が相当量のそのような組換え成分を(組換え成分が利用された以前の製品では典型的であったよりも多く)含有していることが多く、大量の組換え成分の使用は、その組換え成分を産生する微生物宿主細胞により同時に産生される他の望ましくないこともある成分による影響を受けることがあるという事実である。
【0007】
1つのそのような他の成分はエステラーゼ活性である。エステラーゼは、ジグリセリド、トリグリセリド、リン脂質、および/またはリポタンパク質中のエステル結合を加水分解して遊離脂肪酸を放出することができる。ジグリセリド、トリグリセリド、リン脂質、および/またはリポタンパク質を含む組成物は、組換え成分を使用することができると考えられる種々の食料製品で使用される。一部のそのような食料製品では、エステラーゼで触媒される遊離脂肪酸の放出は、例えば、テクスチャー、乳化、香り、風味、および栄養素含有量などの特性に有害な効果を及ぼすことがある。他のそのような食料製品では、エステラーゼで触媒される遊離脂肪酸の放出は、例えば、香味プロファイル(例えば、熟成チーズの香味プロファイル)などの特性に有益な効果を及ぼすことがある。
【0008】
その結果、動物由来食料製品の代替物の生産のための組換え成分の産生、加工、および使用においては、特にエステラーゼ活性に関して難問を克服しなければならない。
【0009】
例示的実施形態は、添付の図面を使用することによって、追加の特異性および詳細とともに記載し、説明することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
PCTファイリングPCT/US2015/046428
PCTファイリングPCT/US2017/48730
国際公開第96/29391号パンフレット
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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