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公開番号
2025041440
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2023148751
出願日
2023-09-13
発明の名称
板バネ、および軸受
出願人
学校法人 関西大学
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
F16C
41/00 20060101AFI20250318BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸受における外輪と内輪との間で適切に面接触することができる板バネを実現する。
【解決手段】外輪(11)と内輪(12)とを備えた軸受(1)に設けられる板バネは、外輪に対して設けられるリング形状の第1リング(16)と、内輪に対して設けられ、第1リングと中心軸を共有する、リング形状の第2リング(17)と、を備え、第1リング
は、第1摺動部(23)と、第1取付部(21)と、第1取付部および第1摺動部を有し、第2リングは、第2摺動部(33)と、第2取付部(31)と、を有し、第1取付部および第1摺動部、あるいは、第2取付部および第2摺動部の少なくともどちらか一方が、3個以上の可撓バネ部によって互いに接続されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1輪と、前記第1輪と中心軸を共有する第2輪と、を備えた軸受に設けられる板バネであって、
前記第1輪に対して設けられるリング形状の第1リングと、
前記第2輪に対して設けられ、前記第1リングと中心軸を共有する、リング形状の第2リングと、を備え、
前記第1リングは、
第1摺動部と、
前記第1輪に対して取り付けられる第1取付部と、を有し、
前記第2リングは、
前記第1摺動部に対して摺動する第2摺動部と、
前記第2輪に対して取り付けられる第2取付部と、を有し、
前記第1取付部および前記第1摺動部、あるいは、前記第2取付部および前記第2摺動部の少なくともどちらか一方が、3個以上の可撓バネ部によって互いに接続されている、板バネ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1リングおよび前記第2リングは、導電性を有する、請求項1に記載の板バネ。
【請求項3】
前記第1摺動部および前記第2摺動部のうち、互いの接触面における少なくとも一方の帯状の領域には、導電性DLC(Diamond like carbon)が形成されている、請求項1または2に記載の板バネ。
【請求項4】
前記第1摺動部の直径は、前記第1取付部の直径よりも小さく、
前記第2摺動部の直径は、前記第2取付部の直径よりも大きく、
前記第1摺動部の直径は、前記第2摺動部の直径以上である、請求項1または2に記載の板バネ。
【請求項5】
前記可撓バネ部は、円弧状に形成されている、請求項1または2に記載の板バネ。
【請求項6】
前記第1摺動部および前記第2摺動部の少なくとも一方において、穴を有する、請求項1または2に記載の板バネ。
【請求項7】
前記第1摺動部および前記第2摺動部の少なくとも一方に、凹凸が形成されている、請求項1または2に記載の板バネ。
【請求項8】
前記第1リングおよび前記第2リングは、金属製である、請求項1または2に記載の板バネ。
【請求項9】
前記第1摺動部には、分割されたパターンを有する第1電極が形成されており、
前記第2摺動部には、分割されたパターンを有する第2電極が形成されている、請求項1または2に記載の板バネ。
【請求項10】
固定部に対して取り付けられるリング形状の第1リングと、
前記固定部に対して回転する回転部に対して取り付けられ、前記第1リングと中心軸を共有する、リング形状の第2リングと、を備え、
前記第1リングは、
第1摺動部と、
前記固定部に対して取り付けられる第1取付部と、を有し、
前記第2リングは、
前記第1摺動部に対して摺動する第2摺動部と、
前記回転部に対して取り付けられる第2取付部と、を有し、
前記第1取付部および前記第1摺動部、あるいは、前記第2取付部および前記第2摺動部の少なくともどちらか一方が、3個以上の可撓バネ部によって互いに接続されている、板バネ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は軸受に用いられる板バネに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
回転部を有する装置において、固定部と回転部との間には軸受が設けられる。この軸受において、導電性のシール部によって、外輪と内輪との間の導通をとる技術が、特許文献1に開示されている。
【0003】
また、特許文献2では、固定部と回転部との相対運動に伴う摩擦を用いて発電する、軸受に用いられる状態計測装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-139251号公報
特開2019-152565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、外輪およびシール部と、内輪およびシール部との接触が線接触になっているため、導電性のシール部が摩耗しやすい。その結果、安定した接触が得られない可能性がある。
【0006】
本発明の一態様は、軸受における外輪と内輪との間で適切に面接触することができる板バネを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明に係る板バネは、第1輪と、前記第1輪と中心軸を共有する第2輪と、を備えた軸受に設けられる板バネであって、前記第1輪に対して設けられるリング形状の第1リングと、前記第2輪に対して設けられ、前記第1リングと中心軸を共有する、リング形状の第2リングと、を備え、前記第1リングは、第1摺動部と、前記第1輪に対して取り付けられる第1取付部と、を有し、前記第2リングは、前記第1摺動部に対して摺動する第2摺動部と、前記第2輪に対して取り付けられる第2取付部と、を有し、前記第1取付部および前記第1摺動部、あるいは、前記第2取付部および前記第2摺動部の少なくともどちらか一方が、3個以上の可撓バネ部によって互いに接続されている、構成である。
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明に係る板バネは、固定部に対して取り付けられるリング形状の第1リングと 、前記固定部に対して回転する回転部に対して取り付けられ、前記第1リングと中心軸を共有する、リング形状の第2リングと、を備え、前記第1リングは、第1摺動部と、前記固定部に対して取り付けられる第1取付部と、を有し、前記第2リングは、前記第1摺動部に対して摺動する第2摺動部と、前記回転部に対して取り付けられる第2取付部と、を有し、前記第1取付部および前記第1摺動部、あるいは、前記第2取付部および前記第2摺動部の少なくともどちらか一方が、3個以上の可撓バネ部によって互いに接続されている、構成である。
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明に係る軸受は、第1輪と、前記第1輪と中心軸を共有する第2輪と、前記第1輪に固定された第1リングと、前記第2輪に固定され、前記第1リングに接触する領域を有した第2リングと、を備え、前記第1リングと前記第2リングとの互いの接触面における少なくとも一方の帯状の領域には、導電性DLCが形成されている、構成である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、軸受における外輪と内輪との間を第1摺動部および第2摺動部において適切に面接触させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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