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公開番号
2025041168
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2023148296
出願日
2023-09-13
発明の名称
蓄電セル
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250318BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】注液性の改善。
【解決手段】蓄電セルは、ケース、電極体および電解液を含む。ケースは、電極体および電解液を収納している。ケースは、第1底壁、周壁および第2底壁を有する。第2底壁は、第1底壁と対向している。周壁は、第1底壁と第2底壁とを接続している。周壁は、一対の主壁および一対の側壁を含む。一対の主壁は、互いに対向している。一対の側壁は、互いに対向している。一対の側壁は、一対の主壁を接続している。一対の主壁の各々は、一対の側壁の各々に比して大きい面積を有する。ケース内において、一対の側壁の少なくとも一方の表面に溝が形成されている。溝は、第1底壁から第2底壁に向かう方向に延びている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ケース、電極体および電解液を含み、
前記ケースは、前記電極体および前記電解液を収納しており、
前記ケースは、第1底壁、周壁および第2底壁を有し、
前記第2底壁は、前記第1底壁と対向しており、
前記周壁は、前記第1底壁と前記第2底壁とを接続しており、
前記周壁は、一対の主壁および一対の側壁を含み、
前記一対の主壁は、互いに対向しており、
前記一対の側壁は、互いに対向しており、
前記一対の側壁は、前記一対の主壁を接続しており、
前記一対の主壁の各々は、前記一対の側壁の各々に比して大きい面積を有し、
前記ケース内において、前記一対の側壁の少なくとも一方の表面に溝が形成されており、かつ、
前記溝は、前記第1底壁から前記第2底壁に向かう方向に延びている、
蓄電セル。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
集電部材および外部端子をさらに含み、
前記ケースに前記外部端子が設けられており、
前記集電部材は、前記電極体と前記外部端子とを接続しており、かつ、
前記集電部材の少なくとも一部は、前記一対の側壁の少なくとも一方と、前記電極体との間に配置されている、
請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記ケース内において、前記一対の主壁の各々の表面は平坦である、
請求項1または請求項2に記載の蓄電セル。
【請求項4】
ケース、電極体、電解液、集電部材および外部端子を含み、
前記ケースは、前記電極体および前記電解液を収納しており、
前記ケースは、第1底壁、周壁および第2底壁を有し、
前記第2底壁は、前記第1底壁と対向しており、
前記周壁は、前記第1底壁と前記第2底壁とを接続しており、
前記周壁は、一対の主壁および一対の側壁を含み、
前記一対の主壁は、互いに対向しており、
前記一対の側壁は、互いに対向しており、
前記一対の側壁は、前記一対の主壁を接続しており、
前記一対の主壁の各々は、前記一対の側壁の各々に比して大きい面積を有し、
前記ケース内において、前記一対の側壁の少なくとも一方の表面に溝が形成されており、
前記溝は、前記第1底壁から前記第2底壁に向かう方向に延びており、
前記ケース内において、前記一対の主壁の各々の表面は平坦であり、
前記集電部材は、前記電極体と前記外部端子とを接続しており、かつ、
前記集電部材の少なくとも一部は、前記一対の側壁の少なくとも一方と、前記電極体との間に配置されている、
蓄電セル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2009-301892号公報は、電極体の周囲を包囲する多孔質材料を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-301892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ケース内において、電極体の周囲に多孔質材料を配置することが提案されている。電解液は、多孔質部材に浸透し得る。多孔質部材の配置により注液性の改善が期待される。しかし、多孔質材料が電極体の収納スペースを減少させるため、蓄電セルのエネルギー密度が低下する可能性がある。
【0005】
本開示の目的は、注液性の改善にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1.本開示の一局面における蓄電セルは、例えば、次の構成を含む。蓄電セルは、ケース、電極体および電解液を含む。ケースは、電極体および電解液を収納している。ケースは、第1底壁、周壁および第2底壁を有する。第2底壁は、第1底壁と対向している。周壁は、第1底壁と第2底壁とを接続している。周壁は、一対の主壁および一対の側壁を含む。一対の主壁は、互いに対向している。一対の側壁は、互いに対向している。一対の側壁は、一対の主壁を接続している。一対の主壁の各々は、一対の側壁の各々に比して大きい面積を有する。ケース内において、一対の側壁の少なくとも一方の表面に溝が形成されている。溝は、第1底壁から第2底壁に向かう方向に延びている。
【0007】
ケースの主壁は、電極体と密着し得る。他方、ケースの側壁と電極体との間には、スペースが形成されやすい傾向がある。該スペースは、電解液の流通経路となり得る。側壁の表面に溝が形成されている。毛管現象により、溝内に電解液が浸透することにより、電解液の流通が促進されることが期待される。すなわち、注液性の改善が期待される。さらに、溝はケースの表面に形成されるため、電極体の収納スペースに影響し難いと考えられる。
【0008】
2.上記「1」に記載の蓄電セルは、例えば、次の構成を含んでいてもよい。蓄電セルは、集電部材および外部端子をさらに含む。ケースに外部端子が設けられている。集電部材は、電極体と外部端子とを接続している。集電部材の少なくとも一部は、一対の側壁の少なくとも一方と、電極体との間に配置されている。
【0009】
ケースの側壁と電極体との間に、集電部材が配置されることにより、蓄電セルのエネルギー密度の向上が期待される。
【0010】
3.上記「1」または「2」に記載の蓄電セルは、例えば、次の構成を含んでいてもよい。ケース内において、一対の主壁の各々の表面は平坦である。
(【0011】以降は省略されています)
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