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公開番号2025040287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023147112
出願日2023-09-11
発明の名称搬送システム
出願人株式会社イシダ
代理人個人,個人,個人
主分類B65B 57/00 20060101AFI20250314BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】連包品の製造を再開したときに連包品が異常状態で搬送されることを抑制できる、搬送システムを提供する。
【解決手段】搬送システム3は、被包装物Cが収容された袋SBが複数連なる連包品CBを製造する製袋包装装置1から送り出される連包品を搬送する。搬送システム3は、製袋包装装置1から送り出さる連包品CBを搬送する搬送部30と、搬送部30の駆動を制御する制御部37と、を備える。制御部37は、製袋包装装置1における連包品CBの製造動作を停止させてから、製袋包装装置1の製造動作を再開させて連包品CBが搬送部30に送り出されるまでの間に、連包品CBを所定距離搬送するように搬送部30を駆動させる。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
被包装物が収容された袋が複数連なる連包品を製造する包装装置から送り出される前記連包品を搬送する搬送システムであって、
前記包装装置から送り出さる前記連包品を搬送する搬送部と、
前記搬送部の駆動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記包装装置における前記連包品の製造動作を停止させてから、前記包装装置の前記製造動作を再開させて前記連包品が前記搬送部に送り出されるまでの間に、前記連包品を所定距離搬送するように前記搬送部を駆動させる、搬送システム。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記所定距離は、少なくとも、前記包装装置が停止信号を受信してから前記製造動作が停止するまでの間に前記包装装置から前記搬送部に送り出される前記連包品の長さを有する、請求項1記載の搬送システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記包装装置の前記製造動作を停止させると、前記連包品を前記所定距離搬送するように前記搬送部を駆動した後に前記搬送部の駆動を停止させ、前記包装装置の前記製造動作の再開に合わせて、前記搬送部による前記連包品の搬送も再開させる、請求項1又は請求項2に記載の搬送システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記包装装置の前記製造動作を停止させると同時に前記搬送部の駆動を停止させ、前記連包品を前記所定距離搬送するように前記搬送部を駆動した後に前記包装装置の前記製造動作を再開させる、請求項1又は請求項2に記載の搬送システム。
【請求項5】
前記搬送部は、第一搬送部と前記第一搬送部より下流に設けられた第二搬送部とを含んで構成され、前記第二搬送部は、前記第一搬送部よりも搬送速度が速い、請求項1~4の何れか一項記載の搬送システム。
【請求項6】
前記包装装置は、包装材の搬送と搬送停止とを繰り返す間欠搬送によって前記連包品を製造し、
前記制御部は、前記包装装置から送り出される前記連包品を搬送するとき、前記包装装置から送り出されてくる前記連包品の搬送と搬送停止とのタイミングに合わせて、前記連包品の搬送と搬送停止とを繰り返すように前記搬送部の駆動を制御する、請求項1~5の何れか一項記載の搬送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、包装装置から送り出される連包品を搬送する搬送システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
被包装物が収容された袋が複数連なる連包品を製造する包装装置(製袋充填包装機)と、包装装置から送り出される連包品(連続包装袋)を排出する搬送部(排出コンベヤ)とを備える装置が、例えば特許文献1に開示されている。このような装置では、例えば何らかの要因で搬送部による連包品の搬送が停止されると、これに連動して包装装置における製造動作が停止(中断)されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-352287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、連包品の製造を停止するための停止信号が包装装置に入力された後も、包装装置が製造を停止するまでのタイムラグ等の要因によって、例えば数個の袋が製造されたりして、搬送部に連包品が送り出される場合がある。すでに搬送が停止している搬送部に包装装置から連包品が送り出されると、連包品の後端において袋同士が折り重なったりして、複数の袋が真っ直ぐ伸びた正常状態とは異なる異常状態となることがある。そして、このような異常状態のまま連包品が搬送されると、下流工程の検査工程において正常に検査ができなかったり、梱包工程等において意図する梱包ができなかったりする不具合を生じさせるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明の一側面の目的は、連包品の製造を再開したときに連包品が異常状態で搬送されることを抑制できる、搬送システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係る搬送システムは、被包装物が収容された袋が複数連なる連包品を製造する包装装置から送り出される連包品を搬送する搬送システムであって、包装装置から送り出さる連包品を搬送する搬送部と、搬送部の駆動を制御する制御部と、を備え、制御部は、包装装置における連包品の製造動作を停止させてから、包装装置の製造動作を再開させて連包品が搬送部に送り出されるまでの間に、連包品を所定距離搬送するように搬送部を駆動させる。
【0007】
この構成の搬送システムでは、包装装置における連包品の製造動作を停止させてから包装装置の製造動作を再開させて連包品が搬送部に送り出されるまでの間に、搬送部によって連包品が所定距離搬送される。これにより、搬送部に位置する連包品の搬送方向前方部分と包装装置に残る連包品の搬送方向後方部分との間が伸ばされて、連包品の搬送方向後方部分で発生する折り重なり等の不具合の発生が抑制される。この結果、連包品の製造を再開したときに連包品が異常状態で搬送されることを抑制できる。
【0008】
(2)上記(1)に記載の搬送システムにおいて、搬送システムにおける所定距離は、少なくとも、包装装置が停止信号を受信してから製造動作が停止するまでの間に包装装置から搬送部に送り出される連包品の長さを有してもよい。この構成では、連包品の製造を再開したときに連包品が異常状態で搬送されることをより確実に抑制できる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)に記載の搬送システムにおいて、制御部は、包装装置の製造動作を停止させると、連包品を所定距離搬送するように搬送部を駆動した後に搬送部の駆動を停止させ、包装装置の製造動作の再開に合わせて、搬送部による連包品の搬送も再開させてもよい。この構成では、連包品の搬送方向後方部分で発生する折り重なり等の不具合が発生を抑制した後、又は、不具合が解消された後で搬送部の駆動が停止するので、連包品が異常状態のまま留まる時間を短くしたり、なくしたりすることができる。
【0010】
(4)上記(1)又は(2)に記載の搬送システムにおいて、制御部は、包装装置の製造動作を停止させると同時に搬送部の駆動を停止させ、連包品を所定距離搬送するように搬送部を駆動した後に包装装置の製造動作を再開させてもよい。この構成では、連包品の搬送方向後方部分で発生する折り重なり等の不具合の発生を抑制した後、又は、不具合が解消された後で搬送部の駆動が再開するので、連包品が異常状態のまま搬送されることを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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