TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025039692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2025002241,2024013471
出願日2025-01-07,2015-01-20
発明の名称熱サイクル用作動媒体、熱サイクルシステム用組成物および熱サイクルシステム
出願人AGC株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C09K 5/04 20060101AFI20250313BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】地球温暖化への影響を十分に抑えながら、R410Aと代替が可能なサイクル性能を有するとともに、R410Aを使用した場合に比べて装置への負荷が大きく増加せず、さらに特別な措置を施さなくとも継続した安定使用が可能な作動媒体およびこれを含む熱サイクルシステム用組成物、ならびに該組成物を用いた熱サイクルシステムを提供する。
【解決手段】地球温暖化係数が300未満、蒸発温度が0℃、凝縮温度が40℃、過冷却度が5℃、過熱度が5℃である基準冷凍サイクルにおけるR410Aに対する相対成績係数と相対冷凍能力の積が0.820以上および相対圧縮機吐出ガス圧力が1.100以下、高圧ガス保安法A法による燃焼範囲の下限が5体積%以上、かつ0.98MPaG、250℃での高圧ガス保安法A法による燃焼試験において圧力が2.00MPaGを超えることがない特性を備える熱サイクル用作動媒体。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
1,2-ジフルオロエチレンを含む作動媒体であって、
2,3,3,3-テトラフルオロプロペンをさらに含み、
下記(A-1)~(E-1)の特性を備える熱サイクル用作動媒体。
(A-1)気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次報告による地球温暖化係数(100年)が300未満である。
(B-1)下記式(X)で算出される相対冷凍能力(RQ
R410A
)と下記式(Y)で算出される相対成績係数(RCOP
R410A
)の積が0.820以上である。
JPEG
2025039692000026.jpg
45
164
(式(X)および式(Y)中、R410Aは、ジフルオロメタンとペンタフルオロエタンの質量比1:1の混合物を示し、検体は相対評価されるべき作動媒体を示す。検体およびR410Aの冷凍能力は、検体およびR410Aを用いて、下記温度条件(T)で基準冷凍サイクルを運転した際の出力(kW)である。検体およびR410Aの成績係数は、検体およびR410Aの前記出力(kW)を、それぞれ前記運転に要した消費動力(kW)で除した値である。
[温度条件(T)]
蒸発温度が0℃(ただし、非共沸混合物の場合は、蒸発開始温度と蒸発完了温度の平均温度)、凝縮温度が40℃(ただし、非共沸混合物の場合は、凝縮開始温度と凝縮完了温度の平均温度)、過冷却度(SC)が5℃、および過熱度(SH)が5℃である。
(C-1)下記式(Z)で算出される相対圧力(RDP
R410A
)が1.100以下である。
JPEG
2025039692000027.jpg
19
164
(式(Z)中、R410Aは、R410Aは、ジフルオロメタンとペンタフルオロエタンの質量比1:1の混合物を示し、検体は相対評価されるべき作動媒体を示す。検体およびR410Aの圧縮機吐出ガス圧力は、検体およびR410Aを用いて、前記温度条件(T)で基準冷凍サイクルを運転した際の圧縮機吐出ガス圧力である。
(D-1)高圧ガス保安法におけるA法に準拠して測定される燃焼範囲の下限が5体積%以上である。
(E-1)高圧ガス保安法における燃焼範囲測定のためのA法に準拠する設備による0.98MPaG、250℃の条件下での燃焼試験において、圧力が2.00MPaGを超えることがない。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記地球温暖化係数が250以下である、請求項1に記載の熱サイクル用作動媒体。
【請求項3】
前記地球温暖化係数が200以下である、請求項1又は2に記載の熱サイクル用作動媒体。
【請求項4】
前記地球温暖化係数が150以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の熱サイクル用作動媒体。
【請求項5】
前記1,2-ジフルオロエチレンが、トランス-1,2-ジフルオロエチレンを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の熱サイクル用作動媒体。
【請求項6】
ジフルオロメタン、ジフルオロエタン、トリフルオロエタン、テトラフルオロエタン、ペンタフルオロエタン、ペンタフルオロプロパン、ヘキサフルオロプロパン、ヘプタフルオロプロパン、ペンタフルオロブタン、及びヘプタフルオロシクロペンタンからなる群より選択される少なくとも1つをさらに含む、請求項5に記載の熱サイクル用作動媒体。
【請求項7】
ジフルオロメタン、1,1-ジフルオロエタン、1,1,2,2-テトラフルオロエタン、及び1,1,1,2-テトラフルオロエタンからなる群より選択される少なくとも1つをさらに含む、請求項5に記載の熱サイクル用作動媒体。
【請求項8】
ジフルオロメタンをさらに含む、請求項5に記載の熱サイクル用作動媒体。
【請求項9】
前記トランス-1,2-ジフルオロエチレンと前記ジフルオロメタンとの合計量を100質量%としたとき、前記トランス-1,2-ジフルオロエチレンの含有率が60~70質量%であり、前記ジフルオロメタンの含有率が30~40質量%である、請求項6~8のいずれか1項に記載の熱サイクル用作動媒体。
【請求項10】
トランス-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン、及びシス-1,2,3,3,3-ペンタフルオロプロペンからなる群より選択される少なくとも1つをさらに含む、請求項5に記載の熱サイクル用作動媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱サイクル用作動媒体およびこれを含む熱サイクルシステム用組成物、並びに該組成物を用いた熱サイクルシステムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
本明細書において、ハロゲン化炭化水素については、化合物名の後の括弧内にその化合物の略称を記すが、本明細書では必要に応じて化合物名に代えてその略称を用いる。
従来、冷凍機用冷媒、空調機器用冷媒、発電システム(廃熱回収発電等)用作動媒体、潜熱輸送装置(ヒートパイプ等)用作動媒体、二次冷却媒体等の熱サイクルシステム用の作動媒体としては、クロロトリフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン等のクロロフルオロカーボン(CFC)、クロロジフルオロメタン等のヒドロクロロフルオロカーボン(HCFC)が用いられてきた。しかし、CFCおよびHCFCは、成層圏のオゾン層への影響が指摘され、現在、規制の対象となっている。
【0003】
このような経緯から、熱サイクルシステム用作動媒体としては、CFCやHCFCに代えて、オゾン層への影響が少ない、ジフルオロメタン(HFC-32)、テトラフルオロエタン、ペンタフルオロエタン(HFC-125)等のヒドロフルオロカーボン(HFC)が用いられるようになった。例えば、R410A(HFC-32とHFC-125の質量比1:1の擬似共沸混合冷媒)等は従来から広く使用されてきた冷媒である。しかし、HFCは、地球温暖化の原因となる可能性が指摘されている。
【0004】
R410Aは、冷凍能力の高さからいわゆるパッケージエアコンやルームエアコンと言われる通常の空調機器等に広く用いられてきた。しかし、地球温暖化係数(GWP)が2088と高く、そのため低GWP作動媒体の開発が求められている。この際、R410Aを単に置き換えて、これまで用いられてきた機器をそのまま使用し続けることを前提にした作動媒体の開発が求められている。
【0005】
最近、炭素-炭素二重結合を有しその結合が大気中のOHラジカルによって分解されやすいことから、オゾン層への影響が少なく、かつ地球温暖化への影響が少ない作動媒体である、ヒドロフルオロオレフィン(HFO)、すなわち炭素-炭素二重結合を有するHFCに期待が集まっている。本明細書においては、特に断りのない限り飽和のHFCをHFCといい、HFOとは区別して用いる。また、HFCを飽和のヒドロフルオロカーボンのように明記する場合もある。
【0006】
HFOを用いた作動媒体として、例えば、特許文献1には上記特性を有するとともに、優れたサイクル性能が得られる1,1,2-トリフルオロエチレン(HFO-1123)を用いた作動媒体に係る技術が開示されている。特許文献1においては、さらに、該作動媒体の不燃性、サイクル性能等を高める目的で、HFO-1123に、各種HFCやHFOを組み合わせて作動媒体とする試みもされている。また、同様に、特許文献2には、1,2-ジフルオロエチレン(HFO-1132)を用いた作動媒体に係る技術が開示されている。
【0007】
しかしながら、特許文献1や特許文献2には、R410Aの代替候補として、R410Aと同等の能力や効率等のサイクル性能が得られ、運転時の温度、圧力等の装置への負荷が増大せず、さらには、特別な措置を施さなくとも継続した安定使用ができる等の要求を総合的に勘案して実用に供せられる作動媒体を得る観点から、HFO-1123やHFO
-1132とHFCや他のHFOを組み合わせて作動媒体とする知見や示唆は示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開第2012/157764号
国際公開第2012/157765号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、熱サイクルシステムに用いる作動媒体において、地球温暖化への影響を十分に抑えながら、R410Aと代替が可能なサイクル性能を有するとともに、R410Aを使用した場合に比べて装置への負荷が大きく増加せず、さらに特別な措置を施さなくとも継続した安定使用が可能な作動媒体およびこれを含む熱サイクルシステム用組成物、ならびに該組成物を用いた熱サイクルシステムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、以下の[1]~[10]に記載の構成を有する熱サイクル用作動媒体、熱サイクルシステム用組成物、および熱サイクルシステムを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

AGC株式会社
電波吸収量測定装置
19日前
AGC株式会社
積層体及び前駆体積層体
17日前
AGC株式会社
貼合装置および貼合方法
2日前
AGC株式会社
膜付き基材及びその製造方法
10日前
AGC株式会社
長尺フィルム、及びその製造方法
11日前
AGC株式会社
長尺樹脂層付金属箔、及びその製造方法
11日前
AGC株式会社
アンテナ付き車両用窓ガラス、及び、車両
18日前
トヨタ自動車株式会社
ワイヤハーネスの固定構造
23日前
AGC株式会社
パーフルオロアルキル基含有アリール化合物の製造方法
23日前
AGC株式会社
表面処理剤、コーティング液、物品及び物品の製造方法
17日前
AGC株式会社
ガラス振動板の制御装置、制御システム及び制御プログラム
19日前
AGC株式会社
ガラス振動板の制御装置、制御システム及び制御プログラム
19日前
AGC株式会社
医療用ガラス容器、医療用ガラス容器用の膜、及び医療用ガラス容器の製造方法
23日前
AGCセイミケミカル株式会社
含フッ素化合物、含フッ素重合体及びこれを用いた表面処理剤
1日前
AGC株式会社
反射型マスクブランク、反射型マスク、反射型マスクブランクの製造方法、及び反射型マスクの製造方法
18日前
AGC株式会社
触媒層付きイオン交換膜、イオン交換膜および電解水素化装置
15日前
AGC株式会社
熱サイクル用作動媒体、熱サイクルシステム用組成物および熱サイクルシステム
15日前
ベック株式会社
塗装方法
2か月前
ベック株式会社
塗装方法
2か月前
ベック株式会社
水性下塗材
3か月前
日榮新化株式会社
粘着テープ
12日前
東ソー株式会社
粘着剤組成物
1か月前
日榮新化株式会社
掲示パネルセット
11日前
アイカ工業株式会社
塗材仕上げ工法
18日前
個人
コンパクトなビニールテープ。
2か月前
株式会社エフコンサルタント
被覆材
1か月前
東ソー株式会社
ホットメルト接着剤
9日前
日本特殊塗料株式会社
塗り床材組成物
19日前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
4日前
株式会社村田製作所
接着剤
1か月前
住友ベークライト株式会社
粉体塗料
3か月前
デンカ株式会社
蛍光体
18日前
デンカ株式会社
蛍光体
18日前
東亞合成株式会社
粘着シート
2か月前
株式会社大阪ソーダ
撥水撥油性表面処理剤
2日前
株式会社大阪ソーダ
撥水撥油性表面処理剤
2か月前
続きを見る