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公開番号
2025039386
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023146453
出願日
2023-09-08
発明の名称
浸水深推定装置、浸水深推定方法およびプログラム
出願人
株式会社パスコ
,
東京海上ホールディングス株式会社
,
応用地質株式会社
,
セコム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06T
7/60 20170101AFI20250313BHJP(計算;計数)
要約
【課題】浸水深を精度よく推定することを可能とする浸水深推定装置等を提供する。
【解決手段】浸水物推定装置は、浸水物を表す画像が入力された場合に、画像に表される浸水物の概略浸水深と、浸水物についての確信度とを出力するように学習された学習済みモデルを記憶する記憶部と、入力画像を学習済みモデルに入力した場合に学習済みモデルから出力される概略浸水深と確信度とに基づいて、入力画像における浸水深を推定する推定部と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
浸水物を表す画像が入力された場合に、当該画像に表される浸水物の概略浸水深と、当該浸水物についての確信度とを出力するように学習された学習済みモデルを記憶する記憶部と、
入力画像を前記学習済みモデルに入力した場合に当該学習済みモデルから出力される概略浸水深と確信度とに基づいて、当該入力画像における浸水深を推定する推定部と、
を有することを特徴とする浸水深推定装置。
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【請求項2】
前記推定部は、複数の浸水物を表す入力画像を前記学習済みモデルに入力した場合に当該学習済みモデルから出力される前記複数の浸水物の概略浸水深を各浸水物についての確信度に基づいて合成することにより、前記浸水深を推定する、
請求項1に記載の浸水深推定装置。
【請求項3】
前記学習済みモデルは、前記入力された画像に表される浸水物に対応する浸水物領域をさらに出力するように学習され、
前記推定部は、前記学習済みモデルから出力される浸水物領域が重なる複数の浸水物の概略浸水深を各浸水物についての確信度に基づいて合成することにより、前記浸水深を推定する、
請求項2に記載の浸水深推定装置。
【請求項4】
前記推定部は、前記浸水物領域が重なる複数の浸水物の概略浸水深を各浸水物についての確信度によって重み付けして加算することにより、前記浸水深を推定する、
請求項3に記載の浸水深推定装置。
【請求項5】
前記学習済みモデルは、前記入力された画像に表される浸水物の種類をさらに出力するように学習され、
前記推定部は、前記学習済みモデルから出力された浸水物の種類と当該浸水物についての確信度に基づいて、前記入力画像に表される浸水物の種類を推定する、
請求項1-4のいずれか一項に記載の浸水深推定装置。
【請求項6】
浸水物を表す画像が入力された場合に、当該画像に表される浸水物の概略浸水深と、当該浸水物についての確信度とを出力するように学習された学習済みモデルを記憶し、
入力画像を前記学習済みモデルに入力した場合に当該学習済みモデルから出力される概略浸水深と確信度とに基づいて、当該入力画像についての浸水深を推定する、
ことを含むことを特徴とする浸水深推定方法。
【請求項7】
浸水物を表す画像が入力された場合に、当該画像に表される浸水物の概略浸水深と、当該浸水物についての確信度とを出力するように学習された学習済みモデルを記憶する記憶部を有するコンピュータのプログラムであって、
入力画像を前記学習済みモデルに入力した場合に当該学習済みモデルから出力される概略浸水深と確信度とに基づいて、当該入力画像についての浸水深を推定する、
ことを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浸水深推定装置、浸水深推定方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、浸水害による被害が増加している。浸水害による被害を防止するためには、適切なタイミングで避難指示等の対応をする必要がある。そのために、防犯カメラやSNS(Social Networking Service)等から取得される画像を用いて物の浸水深を推定する研究がされている。例えば、非特許文献1には、R-CNN(Regional Convolutional Neural Network)を用いて、画像に表される浸水物の浸水深を検出する方法が記載されている。非特許文献1において、浸水深は、あらかじめ10cm~20cm程度の粒度で設定された浸水レベルによって示される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Flood-Water Level Estimation From Social Media Images, P.Chaudhary, et al., ISPRS Annals of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, Vol.IV-2/W5, 2019
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、浸水深が45cmを超えると床上浸水が発生する可能性が高くなること、50cmを超えると大人が避難することが急激に困難になることが知られている。すなわち、浸水深のわずかな差異によって浸水害の状況やとるべき対応は変化する。したがって、より細かな粒度で正確に浸水深を推定することが求められている。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、浸水深を精度よく推定することを可能とする浸水深推定装置、浸水深推定方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係る浸水深推定装置は、浸水物を表す画像が入力された場合に、画像に表される浸水物の概略浸水深と、浸水物についての確信度とを出力するように学習された学習済みモデルを記憶する記憶部と、入力画像を学習済みモデルに入力した場合に学習済みモデルから出力される概略浸水深と確信度とに基づいて、入力画像における浸水深を推定する推定部と、を有することを特徴とする。
【0007】
また、推定部は、複数の浸水物を表す入力画像を学習済みモデルに入力した場合に学習済みモデルから出力される複数の浸水物の概略浸水深を各浸水物についての確信度に基づいて合成することにより、浸水深を推定することが好ましい。
【0008】
また、学習済みモデルは、入力された画像に表される浸水物に対応する浸水物領域をさらに出力するように学習され、推定部は、学習済みモデルから出力される浸水物領域が重なる複数の浸水物の概略浸水深を各浸水物についての確信度に基づいて合成することにより、浸水深を推定することが好ましい。
【0009】
また、推定部は、浸水物領域が重なる複数の浸水物の概略浸水深を各浸水物についての確信度によって重み付けして加算することにより、浸水深を推定することが好ましい。
【0010】
また、学習済みモデルは、入力された画像に表される浸水物の種類をさらに出力するように学習され、推定部は、学習済みモデルから出力された浸水物の種類と当該浸水物についての確信度に基づいて、入力画像に表される浸水物の種類を推定することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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