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公開番号
2025039113
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023145966
出願日
2023-09-08
発明の名称
乗物用照明装置
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
B60Q
3/54 20170101AFI20250313BHJP(車両一般)
要約
【課題】低コストに光漏れを抑制する。
【解決手段】乗物用内装材20に取り付けられる乗物用照明装置130であって、発光部31と、発光部31を収容し、発光部31からの光が出射されるケース開口36Bを有する遮光性のケース36と、前記ケース開口36Bを覆うように設けられ、前記発光部31からケース開口36Bを通って出射される光が通過する透光性部材37と、を備える。透光性部材37は、ケース36又は乗物用内装材20の少なくとも一方の挿通孔36D、22Dに挿通される取付部36Bを有する。ケース36、又は透光性部材37の少なくとも一方は、発光部31から取付部36Bへ向かう光の光量を減少する減光部42、44を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物用内装材に取り付けられる乗物用照明装置であって、
発光部と、
前記発光部を収容し、前記発光部からの光が出射されるケース開口を有する遮光性のケースと、
前記ケース開口を覆うように設けられ、前記発光部から前記ケース開口を通って出射される光が通過する透光性部材と、を備え、
前記透光性部材は、前記ケース又は前記乗物用内装材の少なくとも一方の挿通孔に挿通される取付部を有し、
前記透光性部材、又は前記ケースの少なくとも一方は、前記発光部から前記取付部へ向かう光の光量を減少する減光部を有する乗物用照明装置。
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【請求項2】
前記減光部は、前記発光部からの光を拡散することで前記取付部に向かう光の光量を減少する光拡散部である請求項1に記載の乗物用照明装置。
【請求項3】
前記減光部は、前記発光部からの光を吸収することで前記取付部に向かう光の光量を減少する光吸収部である、請求項1に記載の乗物用照明装置。
【請求項4】
前記透光性部材に設けられ、前記透光性部材から出射される光を部分的に遮光する表皮材をさらに備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用照明装置。
【請求項5】
前記表皮材の遮光部は、前記減光部と平面に視て重なる請求項4に記載の乗物用照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、乗物用照明装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
車両等の乗物の乗物室には、夜間や暗所での視認性や利便性を高める目的で、あるいは意匠性を高める目的で、照明装置が取り付けられることが知られており、その一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の照明装置は、ハウジングと、ハウジング内に収容されてそれぞれが表示を有する透明光学素子からなる複数の層と、複数の層の各々に連結された複数の光源と、照明装置の外側(表側)層を形成する外側層と、を備える。外側層は、光源が照射されないときは不透明であるか真っ黒とされ、透明光学素子が光源の付勢により表示されるときは透光性を有するとされている。当該照明装置によれば、複数の層の各々を選択的に点灯させることで、複数の層の各々に形成された表示を組み合わせて、種々の視覚効果を創出できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-506180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また特許文献1に記載の照明装置は、自動車のドアトリムに組み込まれている状態が模式的に図示されている。当該照明装置をドアトリムに実際に嵌め込むには、例えば、外側層に爪状の取付部を設け、この取付部がハウジングの貫通孔を通ってドアトリムのボードの取付孔に取り付けられる構成とすることが考えられる。しかしながら、外側層に取付部を一体形成すると、外側層は光源が光を照射するときに透光性を有するため、取付部から光漏れが生じてしまう。一方、光漏れを防ぐために、取付部を含む外側層の一部を遮光性材料によって形成すると、外側層を透光性材料と遮光性材料との2種類の材料を用いて形成することとなり、コストが増大してしまう。
【0005】
本技術は、低コストに光漏れを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術に関わる乗物用照明装置は、乗物用内装材に取り付けられる乗物用照明装置であって、発光部と、前記発光部を収容し、前記発光部からの光が出射されるケース開口を有する遮光性のケースと、前記ケース開口を覆うように設けられ、前記発光部から前記ケース開口を通って出射される光が通過する透光性部材と、を備え、前記透光性部材は、前記ケース又は前記乗物用内装材の少なくとも一方の挿通孔に挿通される取付部を有し、前記透光性部材、又は前記ケースの少なくとも一方は、前記発光部から前記取付部へ向かう光の光量を減少する減光部を有する。
【0007】
このようにすれば、減光部によって透光性部材の取付部から生じる光漏れの光量を減少できる。その結果、光漏れが目立ってしまったり、光の利用効率が低下してしまったりする事態を抑制できる。透光性部材の取付部を別部材(遮光性材料)で形成する必要がないため、低コストに光漏れを抑制できる。
【0008】
また、前記減光部は、前記発光部からの光を拡散することで前記取付部に向かう光の光量を減少する光拡散部であってもよい。光拡散部を設ける(例えば、表面に凹凸形状のシボを形成する)ことで、減光部を容易に実現できる。
【0009】
また、前記減光部は、前記発光部からの光を吸収することで前記取付部に向かう光の光量を減少する光吸収部であってもよい。吸収性部材を設ける(例えば、黒色のテープ状部材を貼り付ける)ことで、減光部を容易に実現できる。
【0010】
また、前記透光性部材に設けられ、前記透光性部材から出射される光を部分的に遮光する表皮材をさらに備えてもよい。表皮材によって光が部分的に透過するようになり、種々の視覚効果を創出できる。また、表皮材によって輝度が低下すると、取付部からの光漏れが目立ったり、光の利用効率が低下したりしやすいが、本技術によれば、このような事態を効果的に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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