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公開番号2025038883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2024151160
出願日2024-09-03
発明の名称極低温結合部用の受器、及びそのような受器を備える組み立て体
出願人レール・リキード-ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類F17C 13/00 20060101AFI20250312BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】極低温結合部を受け入れるための受器、並びにそのような受器及び極低温結合部を備える組み立て体に関する。
【解決手段】充填するための極低温結合部を2つの使用の間に受け入れるための受器であって、受器(1)は、入口及び底部を有し、円筒形の全体形状の結合部(3)を収容するように構成された管状ハウジングの範囲を定める管状スリーブ(2)を備える、受器において、管状スリーブ(2)は、断熱され、底部は、結合部(3)の終端が受器中に収納された位置で上向きに配向されて保持されるような使用構成でその入口の上方に据えられ、かつ、着脱可能な乾燥モジュール(9)を有することを特徴とする、受器に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
充填するための極低温の結合部(3)を2つの使用の間に受け入れるための受器であって、前記受器(1)は、入口(5)及び底部(4)を有し、気密された形で円筒形の全体形状の結合部(3)を収容するように構成された管状ハウジングの範囲を定める管状スリーブ(2)を備え、前記受器(1)は、前記底部(4)の範囲を定める前記管状スリーブ(2)の端部に着脱可能な取り付け部材(複数可)(10)が設けられた乾燥モジュール(9)を更に備え、即ち、前記乾燥モジュール(9)は、前記管状スリーブ(2)の端部に取り付けられた第1の位置と、前記管状スリーブ(2)から取り外された第2の位置とに配設することができ、前記乾燥モジュール(9)は、乾燥ガスの流れを循環させるための循環路(12)を備え、前記管状スリーブ(2)の前記底部(4)は、前記乾燥モジュール(9)がその第1の位置にあるときに前記循環路(12)と接続され、乾燥ガスの流れが前記管状スリーブ(2)中に流入することを許容するように構成された吸気弁(7)を備え、前記受器は、前記結合部(3)と協働し、前記管状スリーブ(2)の外部から前記管状スリーブの内部体積を隔離するように構成されたシール(複数可)(6)の組み立て体を有する、受器。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記吸気弁(7)は、逆止弁であることを特徴とする、請求項1に記載の受器。
【請求項3】
前記管状スリーブ(2)は、前記管状スリーブ(2)中のいかなる過圧も排出するように構成された排出弁(8)を備え、前記排出弁(8)は、例えば、逆止弁であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の受器。
【請求項4】
前記乾燥モジュール(9)は、加熱部材、例えば、抵抗器と、加圧乾燥ガスの供給源又は加熱された加圧乾燥ガスの供給源に接続されることが意図された端部とを備えることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の受器。
【請求項5】
前記管状スリーブ(2)は、例えば、壁間で真空断熱された二重壁構造で断熱されることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の受器。
【請求項6】
前記結合部(3)と協働し、前記管状スリーブ(2)中の前記結合部(3)の着脱可能なブロッキングを提供するように構成されたロッキング機構(10)を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の受器。
【請求項7】
前記管状スリーブ(2)中の前記結合部の存在を検出するための検出器(12)及び/又は前記管状スリーブ(2)中の温度センサを有することを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の受器。
【請求項8】
前記管状スリーブ(2)の前記内部体積を真空下に置くためのシステムを有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の受器。
【請求項9】
流体結合部(3)が設けられた流体移送ライン(13)と請求項1~8のいずれか一項に記載の受器とを備える組み立て体において、前記管状スリーブの入口(5)に及び/又は前記結合部(3)上に配設されたOリングシール(複数可)(6)の組み立て体を備えることを特徴とする、組み立て体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、極低温結合部を受け入れるための受器、並びにそのような受器及び極低温結合部を備える組み立て体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【0002】
本発明は、より具体的には、充填するための極低温結合部を2つの使用の間に受け入れるための受器であって、受器は、入口及び底部を有し、気密された形で円筒形の全体形状の結合部を収容するように構成された管状ハウジングの範囲を定める管状スリーブを備える、受器に関する。
【背景技術】
【0003】
極低温流体(LNG、LH2、等)を移送するためのホースを接続及び接続解除するための段階の継続時間を短縮するために、クイック接続タイプの結合部(又はノズル)が利用される。
【0004】
これらの技術は、結合部の端部の自閉を可能にし、それは、「ジョンソン」タイプの従来の結合部に対するパージ及び加熱の必要性を低減する。
【0005】
この技術は、とりわけ、結合部の低温接続解除を可能にする。接続解除後、結合部は、低温であり、このことから、一般に、氷の堆積を引き起こす(水素の場合には、結合部の周囲の空気の凝縮を確認)。この氷は、この水が結合部のデッドボリューム中に留まることを防止するために排出されなければならない(これは、ことによると、ホースが使用される際に氷の蓄積又は漏れを生じさせる)。
【0006】
2つの充填操作間の継続時間が長すぎる場合(とりわけ一晩)、ホースに対する熱の投入は、圧力の増加を制限するためにホースが加熱されることを必要とする。これは、次の使用の前にホースが再び冷却されなければならないことを必要とする。これは、流体移送の継続時間を延ばしてしまう。
【0007】
ある特定の構成では、充填操作の継続時間を短縮することは、基幹的な問題である。
【0008】
燃料充填ステーションの大部分では、ホースは、異なる充填操作の間に収納するための受器を有する結合部又はピストルを設けられる。
【0009】
低温又は極低温流体の場合、結合部を使用後に洗浄して、形成される氷の堆積物を取り除くことが知られている。これは、とりわけ、前記受器が収納されたときに乾燥空気を吹き付けることによって受器中に直接もたらされ得る。
【0010】
文献WO21093985A1、FR3104671A1及びUS20180354778A1は、極低温結合部用の受器を説明しているが、使用の要件を完全に満たしているわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

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