TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025038732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145518
出願日
2023-09-07
発明の名称
ガス検知装置
出願人
株式会社GEOソリューションズ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B64U
10/16 20230101AFI20250312BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】 本発明は、無人飛行体の下降気流の影響を受けることなく、検査対象面から発生(流出)するガスを正確に検出(測定)できるガス検知装置を提供する。
【解決手段】 回転翼25の回転によって、移動飛行又は停止飛行される無人飛行体1と、無人飛行体1に配置され、牽引部材39を繰り出し及び巻き取る巻揚機2と、牽引部材39に取付けられ、検査対象面Fから発生するガスを検知するガス検知器5を備える。無人飛行体1は、無人飛行体1及び検査対象面Fの間に、回転翼25の回転による下降気流の及ばない無気流領域NDを形成する飛行高度において、検査対象面Fの上空に停止飛行される。巻揚機2は、無人飛行体1の停止飛行中に、牽引部材39を繰り出して、ガス検知器5を無気流領域ND内に下降して、検査対象面Fに検知間隔Wを隔てて対向配置する。
【選択図】 図14
特許請求の範囲
【請求項1】
検査対象面から発生するガスを検知するガス検知装置であって、
回転翼の回転によって、移動飛行又は停止飛行される無人飛行体と、
前記無人飛行体に配置され、牽引部材を繰り出し及び巻き取る巻揚機と、
前記牽引部材に取付けられ、前記検査対象面から発生するガスを検知するガス検知器と、を備え、
前記無人飛行体は、
前記無人飛行体及び前記検査対象面の間に、前記回転翼の回転による下降気流の及ばない無気流領域を形成する飛行高度において、前記検査対象面の上空に停止飛行され、
前記巻揚機は、
前記無人飛行体の停止飛行中に、前記牽引部材を繰り出して、前記ガス検知器を前記無気流領域内に下降して、前記検査対象面に検知間隔を隔てて対向配置する
ことを特徴とするガス検知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地面、ガス管の表面(外周面)等の検査対象面から発生(流出)するガスを検知するガス検知装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ガス漏れを検知する技術として、特許文献1は、ガス検知装置を開示する。ガス検知装置は、複数のプロペラを有する無人飛行体(ドローン)と、無人飛行体に設置されるガス検知部を備える。
ガス検知装置において、無人飛行体は、各プロペラの回転によって、ガスパイプラインに沿って飛行され、ガス検知部によってガス漏れを検査する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6703756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、無人飛行体をガスパイプラインに沿って飛行すると、無人飛行体のプロペラの回転による下降気流(ダウンウォッシュ)によって、ガスの滞留する範囲の空気が攪拌されて、正確にガス濃度等を検知できない。
【0005】
本発明は、無人飛行体の下降気流の影響を受けることなく、検査対象面から発生(流出)するガスを正確に検知(測定)できるガス検知装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係る発明は、検査対象面から発生するガスを検知するガス検知装置において、回転翼の回転によって、移動飛行又は停止飛行される無人飛行体と、前記無人飛行体に配置され、牽引部材を繰り出し及び巻き取る巻揚機と、前記牽引部材に取付けられ、前記検査対象面から発生するガスを検知するガス検知器と、を備え、前記無人飛行体は、前記無人飛行体及び前記検査対象面の間に、前記回転翼の回転による下降気流の及ばない無気流領域を形成する飛行高度において、前記検査対象面の上空に停止飛行され、前記巻揚機は、前記無人飛行体の停止飛行中に、前記牽引部材を繰り出して、前記ガス検知器を前記無気流領域内に下降して、前記検査対象面に検知間隔を隔てて対向配置することを特徴とするガス検知装置である。
請求項1では、無人飛行体は、無人飛行体(回転翼)及び検査対象面の間に、回転翼の回転による下降気流の及ばない無気流領域(回転翼の回転による下降気流の影響を受けない領域、又は回転翼の回転による下降気流の発生しない領域)を形成可能な飛行高度において、検査対象面の上空に停止飛行される構成も採用できる。
請求項1では、無人飛行体は、無人飛行体(回転翼)及び検査対象面の間に、回転翼の回転による下降気流の及び気流領域(回転翼の回転による下降気流の影響を受ける領域、又は回転翼の回転による下降気流の発生する領域と、下降気流の及ばない領域(下降気流の影響を受けない領域、下降気流の発生しない領域)を形成する飛行高度(形成可能な飛行高度)において、検査対象面の上空に停止飛行される構成も採用できる。
請求項1では、無人飛行体は、検査対象面の上空に停止飛行され、巻揚機は、無人飛行体の停止飛行中に、牽引部材を繰り出して、無人飛行体(回転翼)及び検査対象面の間において、回転翼の回転による下降気流が想定される領域を外れた位置(領域)にガス検知器を降下して、ガス検知器を検査対象面に検知間隔を隔てて対向配置する構成も採用できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ガス検知器を無気流領域内に降下して、検査対象面に検知間隔(間隔)を隔てて対向配置することで、無気流領域内において、ガス検知器によって検査対象面から発生(流出)するガスを検知(測定)できる。
これにより、回転翼の回転による下流気流の影響を受けることなく、ガスの滞留する範囲において、正確なガスのデータ(ガス濃度データ)を検知(測定)することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ガス検知装置(無人飛行体、巻揚機、ガス検器、距離検知器、カメラ、支持体及び水平維持装置)を示す正面図である。
ガス検知装置(無人飛行体)を示す平面図(上面図)である。
ガス検知装置(無人飛行体、巻揚機)を示す底面図(下面図)である。
ガス検知装置において、無人飛行体の無線受信器、機体制御部、ローターモーター及び電源を示すブロック図である。
図1の一部拡大図であって、巻揚機を示す正面図である。
ガス検知装置において、巻揚機の無線受信部、巻揚げ制御部、電動モーター、繰り出し量検知部、記憶部及び電源を示すブロック図である。
図3のA部拡大図である。
ガス検知装置において、ガス検知ユニット(無線受信部、ガス検知制御部、ガス検知器、無線通信部)、距離検知ユニット(無線受信器、距離検知制御部、距離検知器、無線送信部)、カメラユニット(無線受信部、カメラ制御部、カメラ、無線送信部)を示すブロック図である。
ガス検知装置において、操作装置を示すブロック図である。
ガス検知装置において、表示装置を示すブロック図である。
無人飛行体1において、回転翼の回転による下降気流の及ぶ領域と、回転翼の回転による下降気流の及ばない領域を示す図である。
無人飛行体を離発着地点に設置した正面図である。
飛行高度において、無人飛行体を検査対象面の上空に停止飛行させた正面図である。
無人飛行体の停止飛行中に、牽引部材を繰り出して、ガス検知器を検査対象面の測定箇所に検知間隔(検知距離)隔てて対向配置した正面図である。
図14のA部拡大図である。
ガス検知装置における一連の処理工程を説明するためのフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係るガス検知装置について、図1乃至図16を参照して説明する。
【0010】
図1乃至図16において、ガス検知装置X(ガス検出装置/ガス検知システム)は、検査対象面Fから発生(流出)するガスを検知(検出)する。検査対象面Fは、例えば、地面、ガス管の表面(外周面)である。ガスは、例えば、人間(動物)に有毒なガス(有毒ガス)であって、例えば、可燃性ガス、二酸化硫黄(硫黄)、硫化水素、塩素ガス(演奏系ガス)である。可燃性ガスは、液化プロパンガス(LPG:液化石油ガス)、天然ガス(都市ガス:メタンを主成分として、エタンやプロパン等を含むガス)である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る