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公開番号
2025038606
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145327
出願日
2023-09-07
発明の名称
発電装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02N
1/08 20060101AFI20250312BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】エレクトレット膜と電極との離間距離を小さくすることができ、優れた発電効率を有する発電装置を提供すること。
【解決手段】発電装置は、軸部材と、前記軸部材が挿入される挿入孔が形成されているシリコン基板を含む回転板と、前記回転板と対向して配置されている第1台座と、前記回転板および前記第1台座の一方に、他方と対向するように配置されているエレクトレット膜と、前記回転板および前記第1台座の他方に、前記エレクトレット膜と対向するように配置されている第1電極と、を有する。また、前記軸部材は、軸方向に延在して形成された溝を有し、前記回転板は、前記挿入孔の外縁部から前記挿入孔内に延出し、先端部が前記溝内に配置されている複数の第1梁部と、前記複数の第1梁部の間に配置され、先端部において前記軸部材を押圧している第2梁部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸部材と、
前記軸部材が挿入される挿入孔が形成されているシリコン基板を含む回転板と、
前記回転板と対向して配置されている第1台座と、
前記回転板および前記第1台座の一方に、他方と対向するように配置されているエレクトレット膜と、
前記回転板および前記第1台座の他方に、前記エレクトレット膜と対向するように配置されている第1電極と、を有し、
前記軸部材は、軸方向に延在して形成された溝を有し、
前記回転板は、前記挿入孔の外縁部から前記挿入孔内に延出し、先端部が前記溝内に配置されている複数の第1梁部と、前記複数の第1梁部の間に配置され、先端部において前記軸部材を押圧している第2梁部と、を有することを特徴とする発電装置。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記軸部材が挿入され、前記回転板と前記第1台座との間に位置する第1スペーサーを有する請求項1に記載の発電装置。
【請求項3】
前記第1スペーサーは、前記軸部材よりも大径であり、
前記第1スペーサーの前記回転板側の面が前記回転板に接触している請求項2に記載の発電装置。
【請求項4】
前記軸部材は、第1軸部と、前記第1軸部よりも大径の第2軸部と、前記第1軸部と前記第2軸部との間に形成される座面と、を有し、前記第1軸部が前記第1スペーサーに挿入され、
前記第1スペーサーは、前記座面に当接し、
前記第1スペーサーとの間に前記回転板を挟持するようにして前記第1軸部に固定されている第2スペーサーを有する請求項2または3に記載の発電装置。
【請求項5】
前記回転板に前記エレクトレット膜が配置され、
前記第1台座に前記第1電極が配置されている請求項1に記載の発電装置。
【請求項6】
前記第1台座との間に前記回転板を挟むようにして、前記回転板と対向して配置されている第2台座と、
前記第2台座に前記回転板と対向するように配置されている第2電極と、を有し、
前記エレクトレット膜は、前記第1電極および前記第2電極のそれぞれと対向するように、前記回転板の両面に配置されている請求項5に記載の発電装置。
【請求項7】
前記軸部材が挿入され、前記回転板と前記第2台座との間に位置する第2スペーサーを有する請求項6に記載の発電装置。
【請求項8】
前記第2スペーサーは、前記軸部材よりも大径であり、
前記第2スペーサーの前記回転板側の面が前記回転板に接触している請求項7に記載の発電装置。
【請求項9】
前記軸部材は、導電性を有する請求項1に記載の発電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発電装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された発電装置は、第1基板と、第1基板に配置された複数のエレクトレット電極と、第1基板と対向配置された第2基板と、第2基板に配置された複数の電極と、第1基板および第2基板を同軸的に接続する回転軸と、を有する。このような発電装置では、第1基板と第2基板とが相対的に回転することにより発電が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-192577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような発電装置では、エレクトレット電極と電極とが接触しない限り、エレクトレット電極と電極との離間距離を小さくした方が効率的な発電が可能である。しかしながら、第1基板の平坦性が低いこと、第1基板に反りや撓みが生じ易いこと、回転軸に対して第1基板および第2基板が傾斜してしまうこと、等の要因により、エレクトレット電極と電極との離間距離を小さくすることが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の発電装置は、軸部材と、
前記軸部材が挿入される挿入孔が形成されているシリコン基板を含む回転板と、
前記回転板と対向して配置されている第1台座と、
前記回転板および前記第1台座の一方に、他方と対向するように配置されているエレクトレット膜と、
前記回転板および前記第1台座の他方に、前記エレクトレット膜と対向するように配置されている第1電極と、を有し、
前記軸部材は、軸方向に延在して形成された溝を有し、
前記回転板は、前記挿入孔の外縁部から前記挿入孔内に延出し、先端部が前記溝内に配置されている複数の第1梁部と、前記複数の第1梁部の間に配置され、先端部において前記軸部材を押圧している第2梁部と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る発電装置を示す断面図である。
図1に示す発電装置が有する軸部材の斜視図である。
図1に示す発電装置が有する回転板の平面図である。
回転板が有する保持部を示す拡大平面図である。
回転板が有する保持部を示す拡大平面図である。
図1に示す発電装置が有する第1スペーサーおよび第2スペーサーを示す拡大断面図である。
第2実施形態に係る発電装置を示す断面図である。
図7に示す発電装置が有する軸部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の発電装置を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0008】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る発電装置を示す断面図である。図2は、図1に示す発電装置が有する軸部材の斜視図である。図3は、図1に示す発電装置が有する回転板の平面図である。図4および図5は、回転板が有する保持部を示す拡大平面図である。図6は、図1に示す発電装置が有する第1スペーサーおよび第2スペーサーを示す拡大断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を上、下側を下とも言う。
【0009】
図1に示す発電装置1は、回転板2と、回転板2の上面2a側にギャップG1を介して対向配置された第1台座31と、回転板2の下面2b側にギャップG2を介して対向配置された第2台座32と、第1台座31と第2台座32とを接続する側壁部33と、回転板2に接続された軸部材5と、回転板2の上面2aおよび下面2bに配置された複数のエレクトレット膜6と、第1台座31の下面31bに配置された複数の第1電極71と、第2台座32の上面32aに配置された複数の第2電極72と、回転板2と第1台座31との間に配置された第1スペーサー91と、回転板2と第2台座32との間に配置された第2スペーサー92と、を有する。
【0010】
発電装置1のように、回転板2の上下両側に第1、第2電極71、72を配置することにより、発電装置1の発電量を高めることができる。ただし、発電装置1の構成としては、特に限定されず、例えば、第2台座32および第2電極72を省略し、回転板2の上側だけに第1台座31および第1電極71を配置した構成であってもよい。この場合は、本実施形態よりも発電量が低下するものの、発電装置1の薄型化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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