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公開番号
2025037568
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144560
出願日
2023-09-06
発明の名称
海苔の色調向上剤
出願人
株式会社ダイイチ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01G
33/02 20060101AFI20250311BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 海苔の色落ちを防ぎ、海苔の色調を向上させることができる海苔の色調向上剤、海苔の色調向上液、これらを用いた養殖海苔の処理方法を提供する。
【解決手段】 本第1発明の海苔の色調向上剤は、少なくとも、水溶性鉄化合物と、下記A群から選ばれる2種以上の有機酸製剤とからなることを特徴とし、また、第2発明の海苔の色調向上剤は、少なくとも、水溶性鉄化合物と、下記A群及びB群から選ばれる3種以上の有機酸製剤とからなることを特徴とする。
A群:乳酸、酢酸、コハク酸
B群:クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、酒石酸
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、水溶性鉄化合物と、下記A群から選ばれる2種以上の有機酸製剤とからなることを特徴とする海苔の色調向上剤。
A群:乳酸、酢酸、コハク酸
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
少なくとも、水溶性鉄化合物と、下記A群及びB群から選ばれる3種以上の有機酸製剤とからなることを特徴とする海苔の色調向上剤。
A群:乳酸、酢酸、コハク酸
B群:クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、酒石酸
【請求項3】
下記C群から選ばれる成分の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の海苔の色調向上剤。
C群:アミノ酸又はその塩、無機塩類、糖類。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の海苔の色調向上剤を水又は海水で希釈してなる海苔の色調向上液。
【請求項5】
請求項1に記載の海苔の色調向上剤を、前記水溶性鉄化合物が合計で0.003~0.6質量%、前記A群の有機酸製剤が合計で0.005~0.7質量%、pHが1.0~6.0となるように水又は海水で希釈して処理液とし、海苔又は海苔が付着した海苔網等の養殖具を前記処理液に浸漬するか又は処理液を通過させることで海苔を海苔の色調向上処理液で処理することを特徴とする養殖海苔の処理方法。
【請求項6】
請求項2に記載の海苔の色調向上剤を、前記水溶性鉄化合物が合計で0.003~0.6質量%、前記A群及び前記B群の有機酸製剤が合計で0.005~0.7質量%、pHが1.0~6.0となるように水又は海水で希釈して処理液とし、海苔又は海苔が付着した海苔網等の養殖具を前記処理液に浸漬するか又は処理液を通過させることで海苔を海苔の色調向上処理液で処理することを特徴とする養殖海苔の処理方法。
【請求項7】
前記養殖海苔の処理方法の処理時間が10秒~10分間であることを特徴とする請求項5又は6に記載の養殖海苔の処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、海苔の色落ちを防ぎ、海苔の色調を向上させることができる海苔の色調向上剤などに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、有明海、瀬戸内海、伊勢湾・三河湾、東京湾などの海苔養殖の海域において、植物プランクトンの大増殖による赤潮が発生し、海苔の色落ち被害が問題となっている。最近では、早期広域的に色落ちが発生したり、更に、降水量が平年並み程度であっても、定期的な降雨がないと、また少雨であると、栄養塩不足等での海苔の色落ちが発生するような状況が見られている。
【0003】
これらの海苔の色落ちを防ぎ、海苔の色調を向上させる従来技術等としては、例えば、
1)海水中の窒素やリンの含量の不足により色落ちした海苔の回復を促進し、養殖海苔の育成期間を短縮して生産効率を向上させるために、海水に0.5~20%の食塩、0.015~0.5%の窒素及び0.0015~0.15%のリンを添加、溶解し、かつ酸を添加してpHを1.5~4.0に調整した処理液に、色落ちした養殖海苔又は色落ちした養殖海苔が付着した養殖具を浸漬することを特徴とする色落ちした養殖海苔の回復を促進する方法(例えば、特許文献1参照)、
2)鉄化合物を主成分とする海苔養殖用の品質向上剤、並びに、この処理剤に海苔を浸漬するか、または海苔処理剤を海苔に散布することを特徴とする海苔の処理方法(例えば、特許文献2参照)、
3)有機酸・無機酸の中の一種以上と硫酸鉄を含有する溶液であり、かつ溶液比重が1.030未満であることを特徴とする海苔養殖時に発生する雑藻・病害の駆除予防を行う殺藻殺菌剤(例えば、特許文献3参照)、
4)酸化鉄及び/又は金属鉄含有物質(但し、酸化鉄及び/又は金属鉄のみからなる物質の場合を含む)と有機酸の混合物を添加した海水(但し、前記混合物を添加して一定期間浸漬した後、その固形分を除去した後の海水を含む)中に海苔を浸漬することを特徴とする海苔の色落ち回復又は防止方法(例えば、特許文献4参照)などが知られている。
【0004】
しかしながら、上記特許文献1~4に記載の海苔の色落ちを回復したり、防止する技術は、従来よりも海苔の色調を向上させるものであるが、未だ海苔の色調向上効果は不十分であり、海苔の色落ちが生じたり、また、海苔の品質にも悪影響を及ぼすことがあったりし、課題が未だあるのが現状であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-300819号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開2004- 97167号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開2003-176204号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開2010-246525号公報(特許請求の範囲、実施例等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来の課題や現状に鑑み、これを解消しようとするものであり、海苔の色落ちを防ぎ、海苔の色調を向上させることができる海苔の色調向上剤、海苔の色調向上液、これらを用いた養殖海苔の処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記従来の課題等について鋭意検討した結果、少なくとも、1種以上の水溶性鉄化合物と、特定の2種以上の有機酸製剤とを含むことなどにより、上記目的の海苔の色調向上剤等が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
【0008】
すなわち、本第1発明の海苔の色調向上剤は、少なくとも、水溶性鉄化合物と、下記A群から選ばれる2種以上の有機酸製剤とからなることを特徴とする。
また、本第2発明の海苔の色調向上剤は、少なくとも、水溶性鉄化合物と、下記A群及びB群から選ばれる3種以上の有機酸製剤とからなることを特徴とする。
A群:乳酸、酢酸、コハク酸
B群:クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、酒石酸
また、上記の第1発明又は第2発明の海苔の色調向上剤には、更に、下記C群から選ばれる成分の少なくとも1種を含むことが好ましい。
C群:アミノ酸又はその塩、無機塩類、糖類。
【0009】
本発明の海苔の色調向上液は、上記の第1発明又は第2発明の海苔の色調向上剤を水又は海水で希釈してなることを特徴とする。
また、本発明の養殖海苔の処理方法は、上記の第1発明又は第2発明の海苔の色調向上剤を、前記水溶性鉄化合物が合計で0.003~0.6質量%、上記の第1発明では、前記A群の有機酸製剤が合計で0.005~0.7質量%、上記の第2発明では、前記A群及び前記B群の有機酸製剤が合計で0.005~0.7質量%、pHが共に1.0~6.0となるように水又は海水で希釈して処理液とし、海苔又は海苔が付着した海苔網等の養殖具を前記処理液に浸漬するか又は処理液を通過させることで海苔を海苔の色調向上処理液で処理することを特徴とする。
前記養殖海苔の処理方法の処理時間が10秒~10分間であることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、海苔の色落ちを防ぎ、海苔の色調を向上させることができる海苔の色調向上剤、海苔の色調向上液、これらを用いた養殖海苔の処理方法が提供される。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるものである。上述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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