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公開番号2025037530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144507
出願日2023-09-06
発明の名称重荷重用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/12 20060101AFI20250311BHJP(車両一般)
要約【課題】燃費性能を維持しつつウェット性能を向上させた重荷重用タイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を有する重荷重用タイヤに関する。トレッド部2は、一対のクラウン周方向溝3と、クラウン領域4とを含む。クラウン領域4は、周方向サイプ8によって区分された複数のクラウン陸部5からなる。複数のクラウン陸部5の少なくとも1つは、クラウン陸部5の踏面をタイヤ軸方向に完全に横断する複数の横サイプ10が設けられた第1クラウン陸部5Aである。複数の横サイプ10は、第1横サイプ11及び第2横サイプ12を含む。第1横サイプ11は、サイプ長さ方向の全範囲に亘って一定の深さを有している。第2横サイプ12は、サイプ長さ方向の中央部に、部分的に深さが減少した浅底部15を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有する重荷重用タイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる一対のクラウン周方向溝と、前記一対のクラウン周方向溝の間のクラウン領域とを含み、
前記クラウン領域は、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の周方向サイプによって区分された複数のクラウン陸部からなり、
前記複数のクラウン陸部の少なくとも1つは、前記クラウン陸部の踏面をタイヤ軸方向に完全に横断する複数の横サイプが設けられた第1クラウン陸部であり、
前記複数の横サイプは、第1横サイプ及び第2横サイプを含み、
前記第1横サイプは、サイプ長さ方向の全範囲に亘って一定の深さを有し、
前記第2横サイプは、サイプ長さ方向の中央部に、部分的に深さが減少した浅底部を含む、
重荷重用タイヤ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記トレッド部のランド比は、80%~95%である、請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項3】
前記周方向サイプは、一定の幅でタイヤ半径方向に延びるサイプ本体部と、前記サイプ本体部のタイヤ半径方向内側に接続され、かつ、前記サイプ本体部の前記幅よりも大きい幅を有する拡幅部とを含む、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項4】
前記第1横サイプの底部は、前記周方向サイプの前記拡幅部に接続されている、請求項3に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項5】
前記第2横サイプの前記浅底部は、前記周方向サイプの前記拡幅部よりもタイヤ半径方向外側に位置している、請求項3に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項6】
前記第1横サイプの深さは、前記周方向サイプの最大の深さの60%~75%である、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項7】
前記第2横サイプの前記浅底部の最小の深さは、前記周方向サイプの最大の深さの45%~55%である、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項8】
前記第2横サイプは、前記浅底部のタイヤ軸方向の一方側に配された第1深底部と、前記浅底部のタイヤ軸方向の他方側に配された第2深底部とを含み、
前記浅底部のタイヤ軸方向の長さは、前記第1深底部のタイヤ軸方向の長さよりも大きく、かつ、前記第2深底部のタイヤ軸方向の長さよりも大きい、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項9】
前記複数のクラウン陸部は、前記周方向サイプを介して前記第1クラウン陸部に隣接する第2クラウン陸部を含み、
前記第2クラウン陸部には、それぞれ、複数の前記横サイプが設けられており、
トレッド平面視において、前記第1クラウン陸部に配された前記複数の横サイプのそれぞれは、前記第2クラウン陸部に配された前記横サイプとタイヤ周方向で重複するように配置されている、請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項10】
トレッド平面視において、前記第1クラウン陸部に配された前記第1横サイプは、前記第2クラウン陸部に配された前記第2横サイプとタイヤ周方向で重複するように配置されている、請求項9に記載の重荷重用タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重荷重用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部における浅溝やサイプの配置を改善することにより、ウェット性能を維持しつつ、耐偏摩耗性能を向上させた重荷重用タイヤが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-043208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の性能向上に伴い、タイヤにおいてウェット性能のさらなる向上が求められている。一方、近年では、タイヤの燃費性能についても重視される傾向がある。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、燃費性能を維持しつつウェット性能を向上させた重荷重用タイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有する重荷重用タイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる一対のクラウン周方向溝と、前記一対のクラウン周方向溝の間のクラウン領域とを含み、前記クラウン領域は、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の周方向サイプによって区分された複数のクラウン陸部からなり、前記複数のクラウン陸部の少なくとも1つは、前記クラウン陸部の踏面をタイヤ軸方向に完全に横断する複数の横サイプが設けられた第1クラウン陸部であり、前記複数の横サイプは、第1横サイプ及び第2横サイプを含み、前記第1横サイプは、サイプ長さ方向の全範囲に亘って一定の深さを有し、前記第2横サイプは、サイプ長さ方向の中央部に、部分的に深さが減少した浅底部を含む、重荷重用タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の重荷重用タイヤは、上記の構成を採用したことによって、燃費性能を維持しつつウェット性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図1のクラウン領域の拡大図である。
図2のA-A線断面図である。
図2のB-B線断面図である。
図2のC-C線断面図である。
図2のD-D線断面図である。
図2のE-E線断面図である。
図1のショルダー陸部の拡大図である。
本発明の他の実施形態における第1横サイプ及び第2横サイプの拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の特徴を内包して記載されているが、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1は、本実施形態の重荷重用タイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)1のトレッド部2の展開図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、トラック・バス用として好適に使用される重荷重用空気入りタイヤであり、タイヤサイズが295/80R22.5となっている。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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