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公開番号2025037009
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143712
出願日2023-09-05
発明の名称車輌運搬土砂砂埃飛散防止装置
出願人株式会社奥村組
代理人個人
主分類B65G 69/20 20060101AFI20250310BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】車輌の荷台に積まれた土砂に散水する作業を簡単化する。
【解決手段】ダンプトラックDの荷台Dcの上方に散水部Sを設けた。ダンプトラックDのタイヤDtがタイヤ洗浄機Ctのタイヤ架台部Chに乗り上げ、タイヤ検出スイッチSWがタイヤDtを検出すると、ポンプPPが作動してタイヤ洗浄機CtによりタイヤDtの洗浄が開始されるとともに、電磁弁Vsが開いて散水部Sから荷台Dcの土砂への散水が開始されるようになっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車輌の荷台の上方に設置され、前記荷台の収容領域の全部または一部に水を撒く散水部と、
前記散水部に水を供給する第1の給水管と、
前記第1の給水管の給水経路に設けられ、前記散水部への給水および給水停止を制御する第1の給水制御手段と、
前記車輌の車輪を検出する車輪検出手段と、
前記車輪検出手段によって前記車輪が検出されたときに、前記散水部に水を供給するように前記第1の給水制御手段を制御する第1の制御手段と、
を備えることを特徴とする車輌運搬土砂砂埃飛散防止装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記第1の制御手段は、散水開始から予め決められた時間経過後に前記散水部への給水を停止するための計時手段を備えることを特徴とする請求項1記載の車輌運搬土砂砂埃飛散防止装置。
【請求項3】
前記荷台の収容領域の前後方向における前記散水部の散水範囲は、前記車輌の前輪が前記車輪検出手段によって検出されたときは前記荷台の収容領域の前後方向の前側の範囲とし、前記車輌の後輪が前記車輪検出手段によって検出されたときは前記荷台の収容領域の前後方向の後側の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の車輌運搬土砂砂埃飛散防止装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車輌運搬土砂砂埃飛散防止装置に関し、例えば、ダンプトラック等のような車輌の荷台に積まれた土砂から砂埃等が飛散するのを抑制または防止する技術に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
工事現場で生じた土砂をダンプトラック等の荷台に積んで場外へ運ぶ際、荷台から場外周辺に砂埃が飛散し、場外の周辺環境を汚染してしまう場合がある。このために、工事現場の場外に出る前に作業者がハイワッシャー(高圧洗浄機)を使って荷台の土砂に散水し、土砂を湿潤させることにより、砂埃等の飛散を防止している。
【0003】
なお、周辺環境の汚染を防止する技術については、例えば、特許文献1に記載があり、ダンプカー等のような車輌の前後輪を同時に洗浄し、車輪や車体に付着した泥土を除去する車輪泥落洗浄装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-154615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ダンプトラック等の荷台に積まれた土砂に作業者がハイワッシャーを使って散水する作業は、手間のかかる面倒な作業となっている。また、人手による散水のため、荷台の収容面の全面内に均等に散水することが難しく、荷台の収容面内の土砂を充分に湿潤させることができない場合がある。
【0006】
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、車輌の荷台に積まれた土砂に散水する作業を簡単化することができる技術を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、車輌の荷台の収容面内の土砂を充分に湿潤させることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の車輌運搬土砂砂埃飛散防止装置は、車輌の荷台の上方に設置され、前記荷台の収容領域の全部または一部に水を撒く散水部と、前記散水部に水を供給する第1の給水管と、前記第1の給水管の給水経路に設けられ、前記散水部への給水および給水停止を制御する第1の給水制御手段と、前記車輌の車輪を検出する車輪検出手段と、前記車輪検出手段によって前記車輪が検出されたときに、前記散水部に水を供給するように前記第1の給水制御手段を制御する第1の制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の本発明の車輌運搬土砂砂埃飛散防止装置は、上記請求項1に記載の発明において、前記第1の制御手段は、散水開始から予め決められた時間経過後に前記散水部への給水を停止するための計時手段を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の本発明の車輌運搬土砂砂埃飛散防止装置は、上記請求項1または2に記載の発明において、前記荷台の収容領域の前後方向における前記散水部の散水範囲は、前記車輌の前輪が前記車輪検出手段によって検出されたときは前記荷台の収容領域の前後方向の前側の範囲とし、前記車輌の後輪が前記車輪検出手段によって検出されたときは前記荷台の収容領域の前後方向の後側の範囲に設定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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