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公開番号2025036442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2024212339,2023064370
出願日2024-12-05,2010-06-02
発明の名称邪魔にならない鼻マスク
出願人レスメド・プロプライエタリー・リミテッド
代理人個人,個人
主分類A61M 16/06 20060101AFI20250306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本願発明は、より邪魔にならず、鼻孔に沿ってピローを配置することを伴わなくてよく、鼻孔に沿って上方に方向付けられた加圧空気を知覚することを軽減することができる患者インターフェースを提供することである。
【解決手段】呼吸可能なガスを患者に供給するための患者インターフェースが、患者の鼻先端部とシールを形成するように適合される鼻先端部係合部分(212)と、患者の上唇/患者の鼻孔の基部とシールを形成するように適合される上唇係合部分(213)と、患者の鼻孔とシールを形成するように適合される外鼻孔係合フラップ(214)とを有するシール部分(210)を有する。鼻先端部係合部分(212)、上唇係合部分(213)、および、外鼻孔係合フラップ(214)はすべて、空気経路を画定する支持壁から外側に延在または湾曲する構造である。
【選択図】図1-1
特許請求の範囲【請求項1】
呼吸可能なガスを患者に供給するための患者インターフェースであって、前記患者インターフェースが、
患者の鼻先端部とシールを形成するように適合される鼻先端部係合部分と、患者の上唇および/または患者の鼻孔の基部とシールを形成するように適合される上唇係合部分と、患者の鼻孔とシールを形成するように適合される外鼻孔係合フラップと、を有するシール部分を有し、
前記鼻先端部係合部分、前記上唇係合部分および前記外鼻孔係合フラップのすべてが空気経路を画定する支持壁から外側に延在または湾曲するように構成されている、患者インターフェース。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記シール部分がシリコーンで構成される請求項1に記載の患者インターフェース。
【請求項3】
前記シール部分を支持するとともに、前記シール部分および前記患者インターフェースの別の構成要素からの力を分離および/または吸収するためのサスペンションシステムをさらに有する、請求項1から2までのいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項4】
前記サスペンションシステムが、シリコーン、発泡材料またはゲルから構成される、請求項3に記載の患者インターフェース。
【請求項5】
前記外鼻孔係合フラップがV形となるように設けられる、請求項1から4までのいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項6】
前記鼻先端部係合部分がその長手方向に沿って概して平坦、または平面である、請求項1から5までのいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項7】
前記上唇係合部分がその長手方向に沿って概して湾曲している、請求項1から6までのいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項8】
前記シール部分が約0.1~15mmの壁厚さを有する、請求項1から7までのいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項9】
前記鼻先端部係合部分の患者に接触しない側が、前記上唇係合部分の患者に接触しない側の曲率半径より大きい曲率半径を有する、請求項1から8までのいずれか一項に記載の患者インターフェース。
【請求項10】
前記鼻先端部係合部分の前記患者に接触しない側の前記曲率半径が約3.25~4.25mmである、請求項9に記載の患者インターフェース。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2009年6月2日に出願された豪州仮特許出願第2009902524号、2009年12月15日に出願された豪州仮特許出願第2009906101号、2010年5月28日に出願された豪州仮特許出願(まだ番号が割り当てられていない代理人整理番号C10110P)、2009年7月2日に出願された米国仮特許出願第61/222711号、2009年8月25日に出願された米国仮特許出願第61/272162号、2009年9月4日に出願された米国仮特許出願第61/272250号、2009年11月20日に出願された米国仮特許出願第61/263175号、2010年3月18日に出願された米国仮特許出願第61/282693号、および、2010年5月28日に出願されたPCT出願PCT/AU2010/000657の優先権を主張するものであり、これらは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
本技術は、例えば持続性気道陽圧(Continuous Positive Airway Pressure(CPAP))または非侵襲的陽圧換気(Non-Invasive Positive Pressure Ventilation(NIPPV))を用いた睡眠呼吸障害(Sleep Disordered Breathing(SDB))の治療用の空気供給システムと共に使用するための鼻呼吸マスクに関する。詳細には、本技術は、邪魔にならない呼吸マスクに関する。
【背景技術】
【0003】
呼吸可能なガスを患者に供給するための装置は、通常、陽性気道圧(positive airway pressure(PAP))デバイス、空気供給導管またはチューブ、および、患者インターフェースを有し、患者インターフェースは、使用時に、加圧された呼吸可能なガスをPAPデバイスから患者に供給するために患者の顔に接触している。
【0004】
使用時、患者インターフェースは嵩張るように感じられる場合があり、したがって、非常に邪魔になることから患者が治療を受けるのを妨げる可能性がある。したがって、このことにより治療の適用順守性が下がり、治療の失敗に繋がる可能性がある。
【0005】
鼻ピローまたは鼻パフを使用する患者は、鼻ピローを鼻孔内に配置することおよび/または鼻孔に沿って上方に方向付けられた加圧空気を知覚すること(「エアジェッティング」効果(air jetting affect)としても知られる)を嫌う場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際特許出願第PCT/AU2004/000207号
国際特許出願公開第2004/073778号パンフレット
米国特許第7,523,754号明細書
国際特許出願公開第01/97893号パンフレット
米国特許出願公開第2009/0044808号明細書
国際特許出願第PCT/AU2009/000240号
国際特許出願第PCT/AU2008/001711号
国際特許出願第PCT/AU2008/001557号
米国特許出願第12/478,537号
国際特許出願第PCT/AU2009/001605号
米国特許出願第12/377,801号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、当技術分野では、より邪魔にならず、鼻孔に沿ってピローを配置することを伴わなくてよく、および/または、鼻孔に沿って上方に方向付けられた加圧空気を知覚することを軽減することができる、代替の患者インターフェースを提供することの必要性が増している。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本技術の一態様は、呼吸可能なガスを患者に供給するための患者インターフェースに関する。本技術の別の態様は、患者の鼻の下側にシールを形成する患者インターフェースである。本技術の別の態様は、患者の鼻の鼻梁領域に接触することを回避する患者インターフェースである。本技術の別の態様は、両方の鼻孔を囲む領域内において患者の鼻の下側にシールを形成する患者インターフェースである。本技術の別の態様は、鼻中隔に接触するのを回避する患者インターフェースである。本技術の別の態様は、両方の外鼻孔に対して陽圧で空気を供給することを実現する単一の呼吸チャンバを画定する患者インターフェースである。
【0009】
本技術による患者インターフェースの一形態は、患者の鼻先端部(nose tip)とシールを形成するように設けられた鼻先端部係合部分と、患者の上唇および/または患者の鼻孔の基部とシールを形成するように設けられた上唇係合部分と、患者の鼻孔とシールを形成するように設けられた外鼻孔係合フラップとを含むシール部分を有する。一形態では、鼻先端部係合部分、上唇係合部分および外鼻孔係合フラップは、すべて、空気経路を画定する支持壁から外側に延在または湾曲するような構造である。
【0010】
本技術の一形態によると、患者インターフェースの異なる領域で異なるシール形成機構を使用する患者インターフェースが提供される。好適には、顔の鼻のしわ領域とシールを形成するように設けられる領域では、シールの一部分が圧縮状態で機能する。好適には、顔の鼻領域の先端部とシールを形成するように設けられる領域では、シールの一部分が使用時に引張り状態で機能する。好適には、顔のしわ領域と顔の鼻領域の先端部との中間にある鼻翼側壁(alar sidewall)領域では、患者インターフェースのシール部分が片持ち梁を形成するように配置される。好適には、顔の左側しわ領域と右側しわ領域との中間の領域では、患者インターフェースのシール部分が、使用時に引っ張られる状態となるように構成および配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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