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公開番号2025035606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023142749
出願日2023-09-04
発明の名称加工補助具
出願人TE Connectivity Japan合同会社
代理人個人,個人
主分類B21D 45/00 20060101AFI20250307BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】微小なチップであってもより確実に回収室から排出させるのが可能な加工補助具を提供すること。
【解決手段】加工補助具は、
外部に被加工材(30)が所定位置に位置決めされるとともに、内部に被加工材(30)が打ち抜かれたチップ(C)を回収する回収室(51)を備える加工用筐体(5)と、
回収室(51)に配置され、内部に生じる気流(Air)を回収室(51)の周縁に向けて案内する気流ガイド(20)と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
外部に被加工材が所定位置に位置決めされるとともに、内部に前記被加工材が打ち抜かれたチップを回収する回収室を備える加工用筐体と、
前記回収室に配置され、内部に生じる気流を前記回収室の周縁に向けて案内する気流ガイドと、
を備える加工補助具。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記気流ガイドは、
前記上流から前記下流に向けて径が連続的に大きくなる第1円錐部と、
前記第1円錐部と連なり円柱状の形態をなす等径部と、
前記等径部に連なり前記上流から前記下流に向けて径が連続的に小さくなる第2円錐部と、を備える第1ガイド本体を備え、
前記第1ガイド本体は、前記回収室の定位置に置かれる、
請求項1に記載の加工補助具。
【請求項3】
前記気流ガイドは、
前記上流から前記下流に沿う中心軸線を有する円柱状の第2ガイド本体を備え、
前記第2ガイド本体は、
前記中心軸線に平行に、かつ、前記上流の側から前記下流の側に向けて貫通する気流流路を備え、
前記第2ガイド本体は、前記回収室の定位置に置かれる、
請求項1に記載の加工補助具。
【請求項4】
前記気流ガイドは、
前記上流から前記下流に向けて径が広がる傘弁形状の第3ガイド本体を備え、
前記第3ガイド本体は、前記上流の側と前記前記下流の側の間を往復移動可能とされる、
請求項1に記載の加工補助具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属部材の一部分を切断により加工する加工装置に適用される補助具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
金属部材をプレスなどで打ち抜いて製品を得る際に、金属部材から切り離された部分は回収される。切り離された部分は、スクラップ、切断屑、チップなどと称されるが、本願においてはチップということにする。
【0003】
チップなどの回収について、特許文献1および特許文献2が提案を行っている。
特許文献1は、スクラップシュートまで落下するスクラップの姿勢を積極的に制御することにより、スクラップを安定的に排出させることを目的する。そのために特許文献1は、スクラップが下型外に排出するスクラップシュート装置に落下するまでの間に、自然落下するスクラップを排出方向に沿った姿勢に整える姿勢矯正突起物を設ける。
特許文献2は、異種の金属材を同じ装置でプレスする際に、スクラップを金属種ごとに分離回収できるスクラップの回収方法を提供する。特許文献2は、第1スクラップと、第2スクラップとを自然落下と吸引との別々の手段で、分離された経路にて回収する。
特許文献1および特許文献2における提案は、実施形態の記載内容からすると、比較的に寸法の大きなチップを対象としていると解される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-069300号公報
特開2018-176248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
金属部材から切り離されるチップの中で、例えば数mm角以下、特に1mm角程度の微小なチップがある。この微小なチップについても全て回収、排出される必要がある。寸法が小さい場合には、空気の流れを利用して、チップを回収することが行われている。しかし、その寸法の故に、加工油や静電気などで排出の過程でいずれかの部分に付着することにより、回収が阻まれる。なお、ここでいう空気の流れとは、空気を強制的に供給する正圧による場合と、空気を吸引する負圧による場合の双方を含む。
【0006】
以上より、本発明は、微小なチップであってもより確実に回収が可能な加工補助具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の加工補助具は、
外部に被加工材が所定位置に位置決めされるとともに、被加工材が打ち抜かれたチップを回収する回収室を備える加工用筐体と、
回収室に配置され、内部に生じる気流を回収室の周縁に向けて案内する気流ガイドと、を備える。
【0008】
気流ガイドは、好ましくは、
上流から下流に向けて径が連続的に大きくなる第1円錐部と、
第1円錐部と連なり円柱状の形態をなす等径部と、
等径部に連なり上流から下流に向けて径が連続的に小さくなる第2円錐部と、を備える第1ガイド本体を備え、
第1ガイド本体は、回収室の定位置に置かれる。
【0009】
気流ガイドは、好ましくは、
上流から下流に沿う中心軸線を有する円柱状の第2ガイド本体を備え、
第2ガイド本体は、
中心軸線に平行に、かつ、上流の側から下流の側に向けて貫通する気流流路を備え、
第2ガイド本体は、回収室の定位置に置かれる。
【0010】
気流ガイドは、好ましくは、
上流から下流に向けて径が広がる傘弁形状の第3ガイド本体を備え、
第3ガイド本体は、上流の側と下流の側の間を往復移動可能とされる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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