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公開番号
2025035035
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141783
出願日
2023-08-31
発明の名称
薬容器、薬容器保持具、アンテナ装置及び無線タグ情報読取システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
A61J
1/14 20230101AFI20250306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】金属包装薬が薬収納部に収納された場合における無線タグの情報の読み取りが不能になることを抑制する。
【解決手段】1又は2以上の薬2が収納可能な薬収納部Rと、無線タグ37を支持するタグ支持部35aとを有する、薬容器34であって、前記無線タグの無線通信を阻害する材料を含む包装材によって包装された薬(金属包装薬2F)が前記薬収納部に収納されたときに、前記タグ支持部に支持された前記無線タグのアンテナ37aを通過する磁束線の数が該無線タグの無線通信に必要な数以上確保されるように、前記薬収納部及び前記タグ支持部が配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
1又は2以上の薬が収納可能な薬収納部と、
無線タグを支持するタグ支持部とを有する、薬容器であって、
前記無線タグの無線通信を阻害する材料を含む包装材によって包装された薬が前記薬収納部に収納されたときに、前記タグ支持部に支持された前記無線タグのアンテナを通過する磁束線の数が該無線タグの無線通信に必要な数以上確保されるように、前記薬収納部及び前記タグ支持部が配置されていることを特徴とする薬容器。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の薬容器において、
前記タグ支持部の少なくとも一部が前記アンテナのアンテナ面に平行な方向へ前記薬収納部から外れる位置をとるように、前記薬収納部及び前記タグ支持部が配置され、
前記タグ支持部に支持された前記無線タグのアンテナ面のうち、前記アンテナのアンテナ面法線方向から見て前記薬収納部に収納された前記薬と重複しないアンテナ面の面積が、所定面積以上確保されるように、前記薬収納部及び前記タグ支持部が配置されていることを特徴とする薬容器。
【請求項3】
請求項1に記載の薬容器において、
前記タグ支持部が前記アンテナのアンテナ面法線方向へ前記薬収納部から離れた位置をとるように、前記薬収納部及び前記タグ支持部が配置され、
前記タグ支持部に支持された前記無線タグのアンテナ面と前記薬収納部に収納された前記薬との間におけるアンテナ面法線方向の離間距離が所定距離以上確保されるように、前記薬収納部及び前記タグ支持部が配置されていることを特徴とする薬容器。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薬容器において、
前記タグ支持部及び前記薬収納部を形成する容器構造体を有し、
前記容器構造体は、内部空間が前記薬収納部となる箱形状部を備えていることを特徴とする薬容器。
【請求項5】
請求項4に記載の薬容器において、
前記箱形状部には、前記薬収納部に対して薬を出し入れする薬出入口が設けられ、
前記容器構造体は、前記薬出入口を開閉する開閉蓋を備えていることを特徴とする薬容器。
【請求項6】
請求項5に記載の薬容器において、
前記タグ支持部は、前記開閉蓋に設けられていることを特徴とする薬容器。
【請求項7】
請求項4に記載の薬容器において、
前記タグ支持部は、前記箱形状部の壁部に設けられ、
前記箱形状部の内部には、前記薬収納部となる前記内部空間を前記タグ支持部が設けられる壁部から隔離させる隔離部材が設けられていることを特徴とする薬容器。
【請求項8】
請求項7に記載の薬容器において、
前記隔離部材は、前記容器構造体に対して着脱可能で柔軟性のある多孔質部材であることを特徴とする薬容器。
【請求項9】
請求項4に記載の薬容器において、
前記容器構造体は、前記内部空間を拡縮可能に構成されていることを特徴とする薬容器。
【請求項10】
1又は2以上の薬が収納可能な薬収納部をそれぞれ備える複数の薬容器と、
前記複数の薬容器を保持する保持部材とを有する、薬容器保持具であって、
前記薬容器として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薬容器を用いることを特徴とする薬容器保持具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬容器、薬容器保持具、アンテナ装置及び無線タグ情報読取システムに関するものである。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、1又は2以上の薬が収納可能な薬収納部と、無線タグを支持するタグ支持部とを有する、薬容器が知られている。例えば、特許文献1には、患者が服用する1又は複数の薬剤が服用単位ごとに収納される1つの薬包(薬容器)が開示されている。この薬包は、半透明の素材を2つ折りにして周囲を圧着して袋状にしたもので、その袋内部(薬収納部)に薬剤が収納される。この薬包の袋外面(タグ支持部)には、薬剤の利用者を識別する利用者識別情報等に関連づけられたID(情報)を記憶するRFIDタグ(無線タグ)が設けられている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、無線タグを備える従来の薬容器では、無線タグの情報読み取りが不能になることがあった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した課題を解決するために、本発明は、1又は2以上の薬が収納可能な薬収納部と、無線タグを支持するタグ支持部とを有する、薬容器であって、前記無線タグの無線通信を阻害する材料を含む包装材によって包装された薬が前記薬収納部に収納されたときに、前記タグ支持部に支持された前記無線タグのアンテナを通過する磁束線の数が該無線タグの無線通信に必要な数以上確保されるように、前記薬収納部及び前記タグ支持部が配置されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、金属包装薬が薬収納部に収納された場合における無線タグの情報の読み取りが不能になることを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
(a)は、実施形態に係る服薬支援装置を構成する配薬装置の要部の正面図、(b)は(a)の側面図。
(a)は単一の薬剤一包化パックの平面図、(b)は(a)の薬剤一包化パックをA矢視方向から見た側面図、(c)は薬剤一包化パック結合体の側面図、(d)はパック連続体の一般的な形態を示す図。
配薬トレイの一構成例を示す外観斜視図。
実施形態に係る小分けボックスの一例を示す斜視図。
(a)はカートリッジの一例の縦断面図、(b)は(a)の下面図。
(a)は図5(a)とは別例のカートリッジの縦断面図、(b)は(a)のカートリッジの下面図。
引出し部に設けられたカートリッジの着脱機構を示す要部の平断面図。
引出し部に備えられているカートリッジの識別構成を説明する模式的な平面図。
(a)はキャリッジの構成を示す正面図、(b)は(a)の平面図。
キャリッジの動作推移を示す正面図。
図10に続くキャリッジの動作推移を示す正面図。
図11に続くキャリッジの動作推移を示す正面図。
カートリッジに表示された服薬関連情報を読み取る動作を示す正面図。
(a)は移送部の要部構成を示す正面図、(b)は(a)の側面図。
配薬装置の主な制御構成を示す制御ブロック図。
服薬支援装置に係る制御ブロック図。
管理アプリ画面表示の一例を示す図。
配薬情報ファイルの一例としての与薬表を示す図。
管理アプリ画面表示の一例を示す図。
管理アプリ画面表示の一例を示す図。
ディスプレイ画面表示例を示す図。
図21のディスプレイ画面表示例の変更例を示す図。
図21の配薬管理一覧表を印刷した配薬表を示す図。
実施形態における配薬確認補助装置の構成を模式的に示す説明図。
同配薬確認補助装置におけるアンテナ装置と配薬トレイ上の小分けボックスのRFIDタグとの無線通信を説明するための説明図。
アンテナ台の載置面上に配薬トレイを載置したときに、アンテナ台のアンテナコイルのコイル面及びRFIDタグのアンテナコイルのコイル面が平行になる小分けボックスの例と、アンテナ台のアンテナコイルのコイル面及びRFIDタグのアンテナコイルのコイル面が垂直になる小分けボックスの例とを示す説明図。
金属包装薬が小分けボックスのRFIDタグのアンテナコイルを塞ぐように位置するおそれがある比較例の小分けボックスを示す斜視図。
同比較例の小分けボックスのRFIDタグの無線通信が阻害される様子を示す説明図。
図4に示した実施形態に係る小分けボックスを示す側面図。
配薬トレイの各区画に対して各小分けボックスが個別に着脱可能に構成されている例を示す説明図。
(a)は、実施形態に係る小分けボックスの他の例を示す斜視図、(b)は(a)の側面図。
実施形態に係る配薬トレイの他の例を示す斜視図。
(a)は、実施形態に係る小分けボックスの更に他の例を示す斜視図、(b)は(a)の側面図。
実施形態に係るアンテナ装置の他の例を示す斜視図。
実施形態に係る小分けボックスの更に他の例を示す側面図。
実施形態に係る小分けボックスの更に他の例を示す側面図。
変形例1の配薬壁掛けシートを示す斜視図。
(a)は、同配薬壁掛けシートに保持される小分けボックスの一例を示す斜視図、(b)は(a)の側面図。
同配薬壁掛けシートを用い、実施形態のアンテナ装置を利用して、看護師や服薬介助者などによる配薬確認作業を補助する配薬確認補助装置を示す説明図。
(a)は、変形例1に係る小分けボックスの他の例を示す斜視図、(b)は(a)の側面図。
同小分けボックスのRFIDタグの無線通信の様子を示す説明図。
(a)は、変形例1に係る小分けボックスの更に他の例を示す斜視図、(b)は(a)の側面図。
変形例2のアンテナ装置の主要部を模式的に示す斜視図。
(a)は、同アンテナ装置におけるスペーサ部材の使用時の状態を示す説明図、(b)は、同スペーサ部材の不使用時の状態を示す説明図。
(a)は、同アンテナ装置における他の例に係るスペーサ部材の使用時の状態を示す説明図、(b)は、同スペーサ部材の不使用時の状態を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態では、介護施設等における看護師や介護士等の服薬準備に用いられる服薬支援装置の配薬装置を例に挙げて説明する。なお、本実施形態における服薬支援装置の配薬装置は、服薬準備における業務時間の削減と業務負荷の軽減を図るとともに、誤薬を防止するものである。
【0008】
詳しくは、介護施設等で作業する看護師等の作業時間低減や誤薬防止の目的で、所定の時間になったときに、各入居者(服薬者)の薬パックを、配薬トレイにセットされた各入居者の小分けボックス(薬容器)にそれぞれ入れるという配薬作業を行う。このとき、入居者の健康状態などの事情により、服薬タイミング(朝、昼、夕方、寝る前など)等が変更されることがある。そのため、看護師等は、毎配薬作業時に、各入居者の最新の服薬タイミングに従い、今回の配薬作業に間違いがないかどうか(誤薬はないかどうか)を確認する配薬確認作業が求められる。例えば、入居者の体調不良により、当該入居者の薬パックについては朝の服薬を行わないことになった場合において、当該入居者の小分けボックスに当該薬パックが誤って入れられて配薬されてしまうと、これに気付いた看護師等が配薬完了後に手で抜き取る手間が発生したり、抜き忘れにより誤薬が発生したりする場合がある。
【0009】
まず、本実施形態における服薬支援装置を構成する配薬装置について説明する。
図1(a)は、配薬装置の要部の主要な構成を模式的に示す正面図であり、図1(b)は、図1(a)の側面構成を模式的に示す側面図である。
なお、図1において、配薬装置200の左右方向ないしは横方向(幅方向でもある)をX方向と、前後方向ないしは奥行方向をY方向と、上下方向ないしは縦方向(鉛直方向でもある)をZ方向とする(後述の各図でも同じ)。
【0010】
図1に示すように、配薬装置200の要部は、第一格納部とも呼ばれるカートリッジ10と、第二格納部とも呼ばれるカートリッジトレイ20と、引出し部80と、薬容器保持具としての配薬トレイ30と、取出し部とも呼ばれるキャリッジ50と、移送部90と、第一出入り口部41~第四出入り口部44と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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