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公開番号2025034405
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140767
出願日2023-08-31
発明の名称送風装置およびヘアドライヤ
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類F04D 29/66 20060101AFI20250306BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】振動および騒音を抑制可能な送風装置を提供する。
【解決手段】送風装置は、インペラと、インペラを回転させるモータと、インペラとモータを収容するハウジングを備え、モータは、ロータとステータとを有し、ロータは、シャフトとシャフトの径方向外側面に固定されるロータマグネットとを有し、インペラは、シャフトの径方向外側面のうちロータマグネットの固定位置よりも上方の位置に固定され、ハウジングは、ロータマグネットの固定位置よりも上方、かつ、インペラの固定位置よりも下方の位置でシャフトを回転可能に支持する第1軸受301と、ロータマグネットの固定位置よりも下方の位置でシャフトを回転可能に支持する第2軸受と、を有し、インペラの重心位置Pは、径方向から見て、第1軸受の上端と重なる位置、または、第1軸受の上端よりも下方の位置である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上下に延びる中心軸を中心に回転可能なインペラと、
前記インペラを回転させるモータと、
前記インペラおよび前記モータを収容するハウジングと、を備え、
前記モータは、
前記中心軸を中心に回転可能なロータと、
前記ロータを回転させるステータと、を有し、
前記ロータは、
前記中心軸に沿って延びるシャフトと、
前記シャフトの径方向外側面に固定されるロータマグネットと、を有し、
前記インペラは、前記シャフトの径方向外側面のうち前記ロータマグネットの固定位置よりも上方の位置に固定され、
前記ハウジングは、
前記ロータマグネットの固定位置よりも上方、かつ、前記インペラの固定位置よりも下方の位置で前記シャフトを回転可能に支持する第1軸受と、
前記ロータマグネットの固定位置よりも下方の位置で前記シャフトを回転可能に支持する第2軸受と、を有し、
前記インペラの重心位置は、径方向から見て、前記第1軸受の上端と重なる位置、または、前記第1軸受の上端よりも下方の位置である、送風装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記インペラの重心位置は、径方向から見て、前記第1軸受の下端と重なる位置、または、前記第1軸受の下端よりも上方の位置である、請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記インペラは、
前記シャフトの径方向外側面に固定されるボスを径方向中心部に有するベース部と、
前記ベース部の径方向外縁部から下方に延びる筒部と、
前記筒部の径方向外側面から径方向外方に延び、周方向に配列される複数の動翼と、を有し、
前記インペラの重心は、前記筒部の径方向内方に位置し、
前記第1軸受の軸方向の中心は、前記筒部の下端よりも上方に位置する、請求項1に記載の送風装置。
【請求項4】
前記ボスは、前記ベース部の上面から上方に突出する、請求項3に記載の送風装置。
【請求項5】
前記ハウジングは、
前記第1軸受を保持する第1ハウジングと、
前記第2軸受を保持する第2ハウジングと、を含み、
前記第1ハウジングは、
前記中心軸を中心とする筒状であり、前記ステータを径方向外方から覆い、前記ステータを保持する内側筒部と、
前記中心軸を中心とする筒状であり、前記内側筒部の径方向外方に前記内側筒部から間隔を隔てて配置され、前記内側筒部との径方向間に気流通路を形成する外側筒部と、
前記内側筒部と前記外側筒部との径方向間に配置される静翼と、を有し、
前記第1軸受の下端は、前記静翼の上端よりも上方に位置する、請求項1に記載の送風装置。
【請求項6】
前記ロータは、前記シャフトの径方向外側面に固定される上ブッシュを有し、
前記上ブッシュは、前記ロータマグネットと前記第1軸受との軸方向間に配置される、請求項1に記載の送風装置。
【請求項7】
前記ロータは、前記シャフトの径方向外側面に固定される下ブッシュを有し、
前記下ブッシュは、前記ロータマグネットの下方に配置され、
前記ロータマグネットは、前記シャフトの径方向外側面に対して接着剤で固定され、
前記下ブッシュの径方向内縁部は、前記下ブッシュの上端面よりも下方に凹む、請求項1に記載の送風装置。
【請求項8】
前記ハウジングは、
前記第1軸受を保持する第1ハウジングと、
前記第2軸受を保持する第2ハウジングと、を含み、
前記第1ハウジングは、
前記中心軸を中心とする筒状であり、前記ステータを径方向外方から覆い、前記ステータを保持する内側筒部と、
前記中心軸を中心とする筒状であり、前記内側筒部の径方向外方に前記内側筒部から間隔を隔てて配置され、前記内側筒部との径方向間に気流通路を形成する外側筒部と、
前記内側筒部と前記外側筒部との径方向間に配置される静翼と、を有し、
前記内側筒部の下端部は、前記内側筒部のうち下端部に対して上方の部分よりも内径が拡大され、
前記第2ハウジングは、前記中心軸を中心とする筒状の下側筒部を有し、
前記下側筒部の上端部は、前記内側筒部の下端部の径方向内方に配置される、請求項1に記載の送風装置。
【請求項9】
請求項1に記載の送風装置を備える、ヘアドライヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送風装置およびヘアドライヤに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の送風装置は、インペラを備える。インペラは、シャフトに固定される。インペラは、シャフトと共に回転する(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
たとえば、インペラは、シャフトの端部に固定される。この構成では、インペラの回転時、シャフトの端部が振れる。シャフトの端部が大きく振れると、送風装置の振動および騒音が大きくなる。
【0005】
本発明は、送風装置の振動および騒音を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的な送風装置は、上下に延びる中心軸を中心に回転可能なインペラと、インペラを回転させるモータと、インペラおよびモータを収容するハウジングと、を備える。モータは、中心軸を中心に回転可能なロータと、ロータを回転させるステータと、を有する。ロータは、中心軸に沿って延びるシャフトと、シャフトの径方向外側面に固定されるロータマグネットと、を有する。インペラは、シャフトの径方向外側面のうちロータマグネットの固定位置よりも上方の位置に固定される。ハウジングは、ロータマグネットの固定位置よりも上方、かつ、インペラの固定位置よりも下方の位置でシャフトを回転可能に支持する第1軸受と、ロータマグネットの固定位置よりも下方の位置でシャフトを回転可能に支持する第2軸受と、を有する。インペラの重心位置は、径方向から見て、第1軸受の上端と重なる位置、または、第1軸受の上端よりも下方の位置である。
【0007】
本発明の例示的なヘアドライヤは、上記送風装置を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の例示的な送風装置およびヘアドライヤによれば、送風装置の振動および騒音を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る送風装置の分解斜視図である。
図2は、実施形態に係る送風装置の断面図である。
図3は、実施形態に係るハウジングの断面斜視図である。
図4は、実施形態に係る下ブッシュおよびその周辺の拡大断面図である。
図5は、実施形態に係るハウジングの分解断面図である。
図6は、実施形態に係るヘアドライヤを模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図1~図6を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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