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公開番号
2025034129
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140317
出願日
2023-08-30
発明の名称
コンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置
出願人
株式会社タクマ
代理人
個人
,
個人
主分類
F27D
1/00 20060101AFI20250306BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】焼却炉の燃焼室内面を構成するブロック又は火格子等の複数の構成要素の状態を容易且つ精度よく判定することが期待できるコンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】本実施の形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、燃焼室内面の撮影画像を取得し、前記撮影画像から前記燃焼室内面を構成する複数の構成要素を検出し、検出した各構成要素の状態をそれぞれ判定し、前記複数の構成要素の配置と、各構成要素の状態とを対応付けた状態情報を出力する処理を実行させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータに、
燃焼室内面の撮影画像を取得し、
前記撮影画像から前記燃焼室内面を構成する複数の構成要素を検出し、
検出した各構成要素の状態をそれぞれ判定し、
前記複数の構成要素の配置と、各構成要素の状態とを対応付けた状態情報を出力する
処理を実行させる、コンピュータプログラム。
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【請求項2】
検出した構成要素が写された画像領域を前記撮影画像から抽出し、
前記構成要素が写された画像を入力として受け付けて当該構成要素の状態を出力するよう機械学習がなされた学習モデルに、抽出した前記画像領域を入力して、前記学習モデルが出力する状態を取得することで、前記撮影画像に写された各構成要素の状態をそれぞれ判定する、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
測距センサの測定に基づく前記燃焼室内面の形状データを取得し、
前記撮影画像及び前記形状データを基に前記構成要素の状態を判定する、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
検出した構成要素が写された画像領域を前記撮影画像から抽出し、
前記構成要素に対応する部分形状データを前記形状データから抽出し、
前記構成要素が写された画像及び前記構成要素の形状データを入力として受け付けて当該構成要素の状態を出力するよう機械学習がなされた学習モデルに、抽出した前記画像領域及び前記部分形状データを入力して、前記学習モデルが出力する状態を取得することで、前記撮影画像に写された各構成要素の状態をそれぞれ判定する、
請求項3に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
取得した前記形状データを記憶部に記憶し、
第1時点に測定された形状データと、前記第1時点より後の第2時点に測定された形状データとに基づいて、各構成要素の形状データの変化量をそれぞれ算出し、
前記複数の構成要素の配置と、各構成要素の状態と、各構成要素の変化量とを対応付けた状態情報を出力する、
請求項3に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記構成要素は、前記燃焼室の壁面を構成するブロックである、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記構成要素は、前記燃焼室の底面を構成する火格子である、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
複数の前記構成要素の配置に応じて、各構成要素の状態をマトリクス状に配置した前記状態情報を出力する、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
情報処理装置が、
燃焼室内面の撮影画像を取得し、
前記撮影画像から前記燃焼室内面を構成する複数の構成要素を検出し、
検出した各構成要素の状態をそれぞれ判定し、
前記複数の構成要素の配置と、各構成要素の状態とを対応付けた状態情報を出力する、
情報処理方法。
【請求項10】
処理部を備え、
前記処理部が、
燃焼室内面の撮影画像を取得し、
前記撮影画像から前記燃焼室内面を構成する複数の構成要素を検出し、
検出した各構成要素の状態をそれぞれ判定し、
前記複数の構成要素の配置と、各構成要素の状態とを対応付けた状態情報を出力する、
情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、燃焼室内面に設けられた複数の構成要素の状態を判定するコンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1においては、炉内空間の炉天井の下面に固定された固定プレートに上端が接続された複数の制振用ワイヤと、複数の制振用ワイヤで制振される昇降架台と、昇降架台に配置された計測器と、昇降架台を昇降させる昇降装置とを備えるストーカ炉の点検装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-116237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば焼却炉の燃焼室の壁面は複数のブロックが並べて配されて構成されており、これらのブロックにひび割れ又は欠け等の異常が生じていないかを定期的に点検する必要がある。また例えば燃焼室の底面には複数の火格子が並べて設けられており、これらの火格子に摩耗等の異常が生じていないかを定期的に点検する必要がある。従来、これらの点検作業は作業員の目視により行われていた。
【0005】
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、焼却炉の燃焼室内面を構成するブロック又は火格子等の複数の構成要素の状態を容易且つ精度よく判定することが期待できるコンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、燃焼室内面の撮影画像を取得し、前記撮影画像から前記燃焼室内面を構成する複数の構成要素を検出し、検出した各構成要素の状態をそれぞれ判定し、前記複数の構成要素の配置と、各構成要素の状態とを対応付けた状態情報を出力する処理を実行させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、焼却炉の燃焼室内面を構成する複数の構成要素の状態を容易且つ精度よく判定することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。
本実施の形態に係る情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る情報処理装置が行う燃焼室内面のブロックの状態判定を説明するための模式図である。
情報処理装置が用いる学習モデルの一構成例を示す模式図である。
端末装置による状態情報の一表示例を示す模式図である。
本実施の形態に係る情報処理装置が行う状態判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
火格子の検出の一例を示す模式図である。
実施の形態3に係る情報処理装置が用いる学習モデルの一構成例を示す模式図である。
実施の形態3に係る情報処理装置1が行う状態判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態に係る情報処理システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0010】
<システム概要>
図1は、本実施の形態に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。本実施の形態に係る情報処理システムは、例えばストーカ式焼却炉などの焼却炉の燃焼室の内面(壁面、天井面、底面等)を構成する複数の構成要素について状態を判定し、各構成要素の状態情報をユーザに提供するシステムである。一例として、本実施の形態においては、燃焼室の壁面を構成する複数のブロックについて、欠け又は割れ等の異常が有るか否かを判定し、異常なブロックの位置及びその状態を対応付けた状態情報をユーザに提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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