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公開番号2025033174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023138711
出願日2023-08-29
発明の名称無人搬送車及びその駆動方法
出願人株式会社ディスコ
代理人個人
主分類B65G 1/00 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 昇降架台を有する無人搬送車において、新規な構成を提案する。
【解決手段】物品を搬送するための無人搬送車であって、物品を載置し上下に昇降可能な昇降架台を有する載置手段と、該昇降架台を昇降させる昇降手段と、モーターと接続され床面に接地する駆動タイヤを有する走行手段と、該走行タイヤを該床面から離隔させる離隔手段と、を備え、該走行手段は第一のギアを有し、該昇降手段は第二のギアを有し、該離隔手段により該走行タイヤが該床面から離隔された際に該第一のギアと該第二のギアが噛み合うように構成され、該第二のギアを該モーターにて駆動することで、該昇降架台を昇降させる、無人搬送車とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物品を搬送するための無人搬送車であって、
物品を載置し上下に昇降可能な昇降架台を有する載置手段と、
該昇降架台を昇降させる昇降手段と、
モーターと接続され床面に接地する駆動タイヤを有する走行手段と、
該走行タイヤを該床面から離隔させる離隔手段と、を備え、
該走行手段は第一のギアを有し、該昇降手段は第二のギアを有し、
該離隔手段により該走行タイヤが該床面から離隔された際に該第一のギアと該第二のギアが噛み合うように構成され、
該第二のギアを該モーターにて駆動することで、該昇降架台を昇降させる、
無人搬送車。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
該載置手段は、
該昇降架台の下面に設けられる傾斜部を有し、
該昇降手段は、該傾斜部を下から支え、該第二のギアの駆動によって水平方向に移動する移動支持部を有し、
該移動支持部が水平方向に移動することで該傾斜部を上方に押し上げ、該昇降架台をリフトアップする、
ことを特徴とする請求項1に記載の無人搬送車。
【請求項3】
該傾斜部は水平方向に一対に配置され、
該移動支持部は水平方向に一対に配置され、
該第二のギアを駆動することで、両移動支持部がそれぞれ水平方向に移動し、両傾斜部がそれぞれ上方に押し上げられる、
ことを特徴とする請求項2に記載の無人搬送車。
【請求項4】
該昇降手段は、
該第二のギアに対し上側から噛み合い水平方向に伸長する第一のラックと、
該第二のギアに対し下側から噛み合い水平方向に伸長する第二のラックと、
を有し、
各ラックにはそれぞれ該移動支持部が設けられ、
該第二のギアの駆動により各ラックが逆方向に水平移動し、
各ラックに設けた各移動支持部が水平方向に移動して該昇降架台を昇降させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の無人搬送車。
【請求項5】
該傾斜部の傾斜角度は、
該移動支持部の水平方向の移動の距離が、
該移動支持部が水平方向に移動した際に該傾斜部が上昇される距離よりも大きくなるように設定される、
ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の無人搬送車。
【請求項6】
物品を搬送するための無人搬送車の駆動方法であって、
無人搬送車は、
物品を載置し上下に昇降可能な載置手段と、
該昇降架台を昇降させる昇降手段と、モーターと接続され床面に接地する走行タイヤを有する走行手段と、
該走行タイヤを該床面から離隔させる離隔手段と、を備え、
該走行手段は第一のギアを有し、該昇降手段は第二のギアを有し、
該離隔手段により該走行タイヤが該床面から離隔された際に該第一のギアと該第二のギアが噛み合うように構成され、
該第二のギアを該モーターにて駆動することで、該載置手段を昇降させる、
無人搬送車の駆動方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工場内などの床面を走行し物品を搬送する無人搬送車及びその駆動方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に開示されるように、工場内などの床面を走行し物品を搬送する無人搬送車(Automatic Guided Vehicle:AGV)が知られている。
【0003】
この種の無人搬送車において、車体フレームと、車体フレームに固定されるモーターと、車体フレームに回動可能に支持されモーターで駆動される車輪と、車体フレームに対して昇降可能な昇降架台と、車体フレームに固定され昇降架台を上昇させるアクチュエータを有する構成がある。アクチュエータは、エアシリンダーやモーターなどにて構成される。
【0004】
このように構成された無人搬送車では、例えば、製造用の部品などを収容する棚の下に侵入するとともに、昇降架台を上昇させることで棚をリフトアップし、棚を搬送するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-184113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
より多くの製造用の部品を一度で搬送可能することで搬送効率が高めることができるため、無人搬送車においては最大積載荷重をより高めることが求められている。また、収納スペースの拡大や、棚の段数を多く確保するために、棚においては最も下の棚板を低く設定できることが求められている。
【0007】
しかしながら、最大積載荷重を高めようとする場合には、昇降用のアクチュエータを構成するエアシリンダーやモーターなどの大型化が必要となる。例えば、直動式のエアシリンダーを縦方向に配置して備える無人搬送車では、推力を増強するためにエアシリンダーのサイズアップが必要となり、これに伴って無人搬送車の縦方向の寸法も増加することになる。また、昇降用のアクチュエータをモーターで構成する場合にも、モーターを大型化することによって、無人搬送車の縦方向の寸法も拡大することになる。
【0008】
このように、無人搬送車の縦方向の寸法が拡大してしまうと、昇降架台の高さを低く抑える低床化が困難となり、最も下にある棚板と床面の間に入り込めず、対応可能な棚が制限され、汎用性が低くなるといった問題も生じる。
【0009】
本発明は以上の問題に鑑み、昇降架台を有する無人搬送車において、新規な構成を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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