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公開番号
2025032029
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024233045,2023048798
出願日
2024-12-27,2021-03-01
発明の名称
固形燃料の燃焼装置
出願人
株式会社イクロス
代理人
弁理士法人白坂
主分類
F23B
30/02 20060101AFI20250228BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】可燃性の固形の廃棄物を固形燃料として用いる固形燃料の燃焼装置において、固形燃料の供給に関する部位が焼成時の熱曝露により損傷することを回避し、焼成装置内部での固形燃料の移動を良好とする固形燃料の燃焼装置を提供する。
【解決手段】複数の固形燃料を燃焼部へ供給して燃焼により燃焼熱を得る固形燃料の燃焼装置であって、燃焼部は、固形燃料を燃焼する第1燃焼室と、複数の固形燃料を第1燃焼室へ供給するための供給部と、第1燃焼室の下面部を形成し、供給部から供給された複数の固形燃料を下面部において旋回させるターンテーブル部と、ターンテーブル部に蓄積された固形燃料をターンテーブル部上において攪拌する攪拌部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の固形燃料を燃焼部へ供給して燃焼により燃焼熱を得る固形燃料の燃焼装置であって、
前記燃焼部は、
前記複数の固形燃料を燃焼する第1燃焼室と、
前記複数の固形燃料を前記第1燃焼室へ供給するための供給部と、
前記第1燃焼室の下面部を形成し、前記供給部から供給された前記複数の固形燃料を前記下面部において旋回させるターンテーブル部と、
前記ターンテーブル部に蓄積された前記複数の固形燃料を前記ターンテーブル部上において攪拌する攪拌部と、を備える
ことを特徴とする固形燃料の燃焼装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記第1燃焼室は円筒形状であり、前記供給部は前記ターンテーブル部の周端部へ前記複数の固形燃料を供給する請求項1に記載の固形燃料の燃焼装置。
【請求項3】
前記ターンテーブル部に前記複数の固形燃料の燃焼灰が落下する穴部が形成され、
前記ターンテーブル部の下方に燃焼灰排出部が備えられる請求項1に記載の固形燃料の燃焼装置。
【請求項4】
前記ターンテーブル部の下部に集塵部が備えられ、
前記集塵部は前記ターンテーブル部から落下した前記燃焼灰をかき寄せる請求項3に記載の固形燃料の燃焼装置。
【請求項5】
前記第1燃焼室の上部に前記複数の固形燃料の燃焼により生じる火炎が上昇するための第2燃焼室が備えられる請求項1に記載の固形燃料の燃焼装置。
【請求項6】
前記第2燃焼室に前記複数の固形燃料の燃焼のための空気供給のための空気供給部が備えられる請求項5に記載の固形燃料の燃焼装置。
【請求項7】
前記攪拌部は攪拌羽根または長尺の板状物を備え、前記ターンテーブル部に蓄積している固形燃を前記ターンテーブル部の中心付近に移動させる請求項1に記載の固形燃料の燃焼装置。
【請求項8】
前記複数の固形燃料の燃焼時に生じた燃焼煙を撮影する燃焼煙撮影部と、
前記供給部から前記第1燃焼室へ供給する前記複数の固形燃料の量を制御する燃料量制御部が備えられ、
前記燃料量制御部は前記燃焼煙撮影部により撮影した前記燃焼煙の色から前記複数の固形燃料の燃焼量を判断して、前記供給部から前記第1燃焼室へ供給する前記複数の固形燃料の量を制御する請求項1に記載の固形燃料の燃焼装置。
【請求項9】
前記複数の固形燃料の燃焼時に生じた燃焼煙を撮影する燃焼煙撮影部と、
前記空気供給部から前記第2燃焼室へ供給する空気量を制御する空気量制御部が備えられ、
前記空気量制御部は前記燃焼煙撮影部により撮影した前記燃焼煙の色から前記複数の固形燃料の燃焼量を判断して、前記空気供給部から前記第2燃焼室へ供給する前記空気量を制御する請求項6に記載の固形燃料の燃焼装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は固形燃料の燃焼装置に関し、特に可燃性の固形の廃棄物を燃料として燃焼し熱を得るための固形燃料の燃焼装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
樹脂(プラスチック)等の可燃性の固形の廃棄物は、RPF(Refuse derived paper and plastics densified Fuel)の原料として利用されてきた。廃棄物であっても容易に焼成装置内において燃焼し、既存のコークス等と同程度の熱量を得ることができる。また、もとより廃棄物を固形燃料として処理するため、新規に重油、天然ガス等の燃料を燃焼する場合よりも、全体的に二酸化炭素の発生量の低減が期待される。
【0003】
RPF等の固形燃料を焼成装置内において燃焼する際、固形燃料は装置(焼成炉)内での流動性に乏しく、また、固形燃料の焼成後には焼成灰も生じる。そのため、単純に固形燃料を焼成装置内に投入するのみでは焼成装置(焼成炉)内の固形燃料の燃焼効率が低下する。また、焼成灰を適度に除去しなければ焼成装置を安全に運転することができない。
【0004】
そこで、固形燃料の供給、焼成灰の除去に関する改善を取り入れた焼成装置が提案されている(例えば、特許文献1、2等)。しかしながら、各特許文献に記載の焼成装置によると、焼成装置の内部への固形燃料の供給、固形燃料の焼成後の焼成灰の除去について必ずしも十分ではなく、さらなる改善が望まれていた。加えて、焼成装置の機構が複雑化すると、固形燃料の供給の機構等が焼成装置内の固形燃料の焼成時に熱曝露され、装置の耐久性が低下しやすくなる。そのため、現状の焼成装置における装置改善は捗っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-211255号公報
特開2008-261527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発明者は、鋭意検討を重ねた結果、焼成時に熱曝露を回避した固形燃料の供給、焼成装置内部での固形燃料の移動の確保、焼成灰の除去について有効な構成を得て新規の固形燃料の燃焼装置を完成させるに至った。
【0007】
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、樹脂(プラスチック)等の可燃性の固形の廃棄物を固形燃料として用いる固形燃料の燃焼装置において、固形燃料の供給に関する部位が焼成時の熱曝露により損傷することを回避し、焼成装置内部での固形燃料の移動を良好とする固形燃料の燃焼装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、実施形態の固形燃料の燃焼装置は、複数の固形燃料を燃焼部へ供給して燃焼により燃焼熱を得る固形燃料の燃焼装置であって、燃焼部は、固形燃料を燃焼する第1燃焼室と、複数の固形燃料を第1燃焼室へ供給するための供給部と、第1燃焼室の下面部を形成し、供給部から供給された複数の固形燃料を下面部において旋回させるターンテーブル部と、ターンテーブル部に蓄積された固形燃料をターンテーブル部上において攪拌する攪拌部とを備えることを特徴とする。
【0009】
さらに、第1燃焼室は円筒形状であり、供給部はターンテーブル部の周端部へ複数の固形燃料を供給することとしてもよい。
【0010】
さらに、ターンテーブル部に複数の固形燃料の燃焼灰が落下する穴部が形成され、ターンテーブル部の下方に燃焼灰排出部が備えられることとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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