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公開番号
2025031734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024215255,2022019059
出願日
2024-12-10,2020-03-11
発明の名称
飛散防止粘着シートおよび表示体
出願人
リンテック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20250228BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】表示体の意匠性を向上させることのできる飛散防止粘着シート、および意匠性が向上した表示体を提供する。
【解決手段】表示体に使用される保護パネル2の少なくとも一方の面側に設けられる飛散防止粘着シート1であって、基材11と、着色粘着剤層12とを備え、着色粘着剤層12を構成する粘着剤が着色剤を含有し、当該着色剤を酢酸エチルで1万倍希釈した液の、波長780nmにおけるヘイズ値と、波長380nmにおけるヘイズ値との平均値である平均ヘイズが、1%以上、20%以下である飛散防止粘着シート1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表示体に使用される保護パネルの少なくとも一方の面側に設けられる飛散防止粘着シートであって、
基材と、
着色粘着剤層と
を備え、
前記着色粘着剤層を構成する粘着剤が、着色剤を含有し、
前記着色剤を酢酸エチルで1万倍希釈した液の、波長780nmにおけるヘイズ値と、波長380nmにおけるヘイズ値との平均値である平均ヘイズが、1%以上、20%以下である
ことを特徴とする飛散防止粘着シート。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
表示体に使用される保護パネルの少なくとも一方の面側に設けられる飛散防止粘着シートであって、
基材と、
着色粘着剤層と
を備え、
前記着色粘着剤層を構成する粘着剤が、着色剤を含有し、
前記着色剤を酢酸エチルで1万倍希釈した液の、波長780nmにおけるヘイズ値が、0.1%以上、20%であり、かつ、
前記着色剤を酢酸エチルで1万倍希釈した液の、波長380nmにおけるヘイズ値が、1%以上、20%以下である
ことを特徴とする飛散防止粘着シート。
【請求項3】
CIE1976L*a*b*表色系により規定される明度L*が、92以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の飛散防止粘着シート。
【請求項4】
JIS K7374:2007に準拠して測定した0.125mm、0.25mm、0.5mm、1.0mmおよび2.0mmの光学櫛の像鮮明度の合計値が、400以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の飛散防止粘着シート。
【請求項5】
全光線透過率が、5%以上、95%以下であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の飛散防止粘着シート。
【請求項6】
前記基材が、機能性層を有するプラスチックフィルムであることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の飛散防止粘着シート。
【請求項7】
保護パネルを備えた表示体であって、
前記保護パネルの一方の面側または両方の面側に、請求項1~6のいずれか一項に記載の飛散防止粘着シートが設けられている
ことを特徴とする表示体。
【請求項8】
周縁部に枠材を有することを特徴とする請求項7に記載の表示体。
【請求項9】
前記表示体を構成する一の表示体構成部材の一部に、印刷層が形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の表示体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示体に使用される保護パネルの少なくとも一方の面側に設けられる飛散防止粘着シート、および当該飛散防止粘着シートを備えた表示体に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の表示体(ディスプレイ)、例えば、自動車のインストルメントパネル、カーナビゲーションシステム、コンソールに設けられた各種計器等における車載用の表示体、一般ユーザ用のタブレット端末等の表示体、商業用のタブレット端末やデジタルサイネージ等の表示体、屋外用のデジタルサイネージ等の表示体では、液晶表示装置や有機エレクトロルミネッセンスなどの表示装置が使用されることが多くなっている。
【0003】
上記のように車載用を始めとした表示体においては、当該表示体の消灯時に、当該表示体の周辺部材、例えば枠材との一体感を出して、意匠性を向上させることが要求されることがある。そのためには、表示体を着色することが考えられ、例えば特許文献1~4には、表示体の着色に関する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-313871号公報
特開2009-188298号公報
特開2012-234028号公報
特開2017-57375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1~4に開示された技術は、いずれも着色の目的が異なるため、表示体に対して周辺部材との一体感を付与し、意匠性を向上させることはできなかった。
【0006】
一方、モバイル用途の表示体では落下等により、また、車載用の表示体では事故等により、大きな衝撃を受けると、保護パネルが割れてその破片が飛散するという問題がある。そのため、保護パネルに飛散防止粘着シートを貼り付けて、割れた保護パネルの飛散を防止することが提案されている。
【0007】
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、表示体の意匠性を向上させることのできる飛散防止粘着シート、および意匠性が向上した表示体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1に本発明は、表示体に使用される保護パネルの少なくとも一方の面側に設けられる飛散防止粘着シートであって、基材と、着色粘着剤層とを備えたことを特徴とする飛散防止粘着シートを提供する(発明1)。
【0009】
上記発明(発明1)に係る飛散防止粘着シートは、着色粘着剤層を有するため、当該飛散防止粘着シートを保護パネルの少なくとも一方の面側に設けることにより、得られる表示体において、例えば、消灯時に当該表示体の枠材等の周辺部材や、額縁状の印刷層、文字記号等を表す印刷層などとの外観調和性を良好なものとし、もって意匠性を向上させることが可能となる。また、衝撃等により保護パネルが割れたとしても、当該保護パネルに上記飛散防止粘着シートが貼付されていることにより、割れた保護パネルの飛散が防止される。
【0010】
上記発明(発明1)においては、CIE1976L*a*b*表色系により規定される明度L*が、92以下であることが好ましい(発明2)。
(【0011】以降は省略されています)
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