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公開番号2025031116
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137108
出願日2023-08-25
発明の名称入力装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 3/0338 20130101AFI20250228BHJP(計算;計数)
要約【課題】水平操作を検出するための4つの歪みセンサの簡易的な検査において、正確な方向から正確な位置に荷重を加えることができるようにすること。
【解決手段】入力装置は、基部と、基部から垂直方向に延びる柱状部と、を有する起歪体と、起歪体の基部に設けられる4つの歪センサとを備え、4つの歪センサは、柱状部の中心を基準として90°ずつ異なる4つの方向に設けられており、柱状部は、先端部における外周面に、水平方向に向かって突出した複数の突起部を有し、複数の突起部は、柱状部の中心を基準として互いに反対方向に向かって突出した2つの突起部を含み、2つの突起部は、柱状部の中心を基準として、4つの歪センサが設けられている4つの方向とは異なる方向に設けられている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
基部と、前記基部から垂直方向に延びる柱状部と、を有する起歪体と、
前記起歪体の前記基部に設けられる4つの歪センサと
を備え、
前記4つの歪センサは、前記柱状部の中心を基準として90°ずつ異なる4つの方向に設けられており、
前記柱状部は、先端部における外周面に、水平方向に向かって突出した複数の突起部を有し、
前記複数の突起部は、
前記柱状部の中心を基準として互いに反対方向に向かって突出した2つの突起部を含み、
前記2つの突起部は、前記柱状部の中心を基準として、前記4つの歪センサが設けられている前記4つの方向とは異なる方向に設けられている
ことを特徴とする入力装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記複数の突起部は、
前記柱状部の前記先端部における前記外周面に等角度間隔で設けられた8つの突起部であり、
前記8つの突起部のうちの4つの突起部は、
前記柱状部の中心を基準として、前記4つの歪センサが設けられている前記4つの方向と同一の4つの方向に設けられており、
前記8つの突起部のうちの他の4つの突起部は、
前記柱状部の中心を基準として、前記4つの歪センサが設けられている前記4つの方向とは45度異なる4つの方向に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記柱状部は、45°の回転対称形状を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
【請求項4】
前記柱状部の前記先端部は、
前記柱状部の中心を基準として互いに反対方向に向かってスライドする2つの金型を離型可能な非アンダーカット形状を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の入力装置。
【請求項5】
前記8つの突起部の各々は、水平方向から視たときに、
中央に設けられた頂部を間に挟んで、前記垂直方向に互いに対向配置された一対の台形状の第1斜面と、
前記頂部を間に挟んで、前記水平方向に互いに対向配置された一対の三角形状の第2斜面と
からなる山形状を有する
ことを特徴とする請求項4に記載の入力装置。
【請求項6】
前記柱状部は、円柱状である
ことを特徴とする請求項5に記載の入力装置。
【請求項7】
前記柱状部の上部に設けられ、前記柱状部を前記垂直方向に貫通する軸部を有する操作部材と、
前記軸部の下側に設けられた可動接点と、
前記可動接点の下側に設けられた固定接点と
を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の入力装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、起歪体の基部から直立して設けられたスティックに水平方向の荷重を加えたときに、起歪体の基部に設けられた歪み検出センサによって起歪体の基部の歪みを検出することにより、当該荷重の向きと大きさを検出できるように構成された座標入力装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-338919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の座標入力装置は、スティックに荷重を加えて歪み検出センサの出力の検査を行う際に、一定の方向から一定の位置に荷重を加えることが困難であり、検査毎に荷重の加える方向および位置にばらつきが生じて、検出センサの出力に影響を及ぼす虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る入力装置は、基部と、基部から垂直方向に延びる柱状部と、を有する起歪体と、起歪体の基部に設けられる4つの歪センサとを備え、4つの歪センサは、柱状部の中心を基準として90°ずつ異なる4つの方向に設けられており、柱状部は、先端部における外周面に、水平方向に向かって突出した複数の突起部を有し、複数の突起部は、柱状部の中心を基準として互いに反対方向に向かって突出した2つの突起部を含み、2つの突起部は、柱状部の中心を基準として、4つの歪センサが設けられている4つの方向とは異なる方向に設けられている。
【発明の効果】
【0006】
一実施形態に係る入力装置によれば、水平操作を検出するための4つの歪みセンサの簡易的な検査において、正確な方向から正確な位置に荷重を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る入力装置の外観斜視図
一実施形態に係る入力装置の上方から視た分解斜視図
一実施形態に係る入力装置の下方から視た分解斜視図
一実施形態に係る入力装置の斜視断面図
一実施形態に係る入力装置が備える制御系の構成を示すブロック図
一実施形態に係る入力装置が備える起歪体の柱状部の構成を示す拡大斜視図
一実施形態に係る入力装置が備える起歪体の柱状部の構成を示す平面図
一実施形態に係る入力装置が備える起歪体の柱状部の構成を示す正面図
一実施形態に係る入力装置における歪センサの配置を示す平面図
一実施形態に係る入力装置が備える起歪体の製造工程を模式的に示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態について説明する。なお、以降の説明では、便宜上、図中X軸方向を、前後方向とし、図中Y軸方向を、左右方向とし、図中Z軸方向を、上下方向とする。但し、X軸正方向を前方向とし、Y軸正方向を右方向とし、Z軸正方向を上方向とする。これらは、装置内の相対的な位置関係を示すものであり、装置の設置方向や操作方向を限定するものではなく、装置内の相対的な位置関係が同等なものは、設置方向や操作方向が異なっているものも全て、本発明の権利範囲に含まれるものである。
【0009】
〔一実施形態〕
(入力装置100の構成)
図1は、一実施形態に係る入力装置100の外観斜視図である。図2は、一実施形態に係る入力装置100の上方から視た分解斜視図である。図3は、一実施形態に係る入力装置100の下方から視た分解斜視図である。図4は、一実施形態に係る入力装置100の斜視断面図である。
【0010】
図1~図3に示す入力装置100は、例えば、ゲーム機のコントローラ、ノートパソコン等に用いられ、水平方向(X軸方向およびY軸方向)への水平操作、および、下方(Z軸正方向)への押圧操作が可能な入力装置である。図1~図3に示すように、入力装置100は、基板110、可動接点120、フレキシブル基板130、起歪体140、および操作部材150を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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