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公開番号2025029369
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023133956
出願日2023-08-21
発明の名称鋼板の熱間圧延方法
出願人日本製鉄株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類B21C 51/00 20060101AFI20250227BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】熱間状態の鋼板と冷間状態の鋼板との寸法換算を高精度に行い、高精度に板寸法を制御することが可能な、鋼板の熱間圧延方法を提供する。
【解決手段】鋼板の熱間圧延方法であって、常温での熱延鋼板の目標製品板厚と、仕上圧延における最終パス予測温度と、最終パス予測温度と鋼板に含まれる成分とから計算されるγ相の密度と、常温におけるα相の密度と、合金成分の濃度分布と、を用いて、鋼板の板厚方向のひずみεN、板幅方向のひずみεC及び板長方向のひずみεLを算出し、ひずみεN、εC及びεLと、常温での熱延鋼板の目標製品板厚とから、最終パス出側での目標板厚を算出するとともに、最終パス出側での板厚が目標板厚となった場合の、常温での予測板幅及び常温での予測板長のうち少なくともいずれか一方を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鋼板の熱間圧延方法であって、
常温での熱延鋼板の目標製品板厚と、仕上圧延における最終パス予測温度と、前記最終パス予測温度及び前記鋼板に含まれる成分から計算されるγ相の密度と、常温におけるα相の密度と、合金成分の濃度分布と、を用いて、前記鋼板の板厚方向のひずみε

、板幅方向のひずみε

及び板長方向のひずみε

を算出し、
前記ひずみε

、ε

及びε

と、前記常温での熱延鋼板の目標製品板厚とから、最終パス出側での目標板厚を算出するとともに、前記最終パス出側での板厚が前記目標板厚となった場合の、常温での予測板幅及び常温での予測板長のうち少なくともいずれか一方を算出する、鋼板の熱間圧延方法。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記鋼板の化学組成は、質量%で、
C:0.1~0.25%、
Si:0.5~7.0%、
Mn:1.0~10.0%、
Cr:0.01~15.0%、
Ni:0.01~10.0%、
残部:Feおよび不純物である、請求項1に記載の鋼板の熱間圧延方法。
【請求項3】
前記合金成分の濃度分布として、C、Si、Mn、Ni、Crのうち少なくとも1種の濃度分布を用いる、請求項1または2に記載の鋼板の熱間圧延方法。
【請求項4】
前記ひずみε

、ε

及びε

を、下記式(a)及び式(b)を用いて算出する、請求項1または2に記載の鋼板の熱間圧延方法。
なお、A

、A
LC
は補正係数、ρ
α
(T
air
)は常温におけるα相の密度、ρ
γ
(T)は温度Tにおけるγ相の密度である。
TIFF
2025029369000008.tif
46
160
【請求項5】
前記補正係数A

、A
LC
は、A

×A
LC
×A
LC
=1を満たす、請求項4に記載の鋼板の熱間圧延方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼板の熱間圧延方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
鋼板の熱間圧延工程では、常温での熱延鋼板を目的の寸法精度とするため、熱間での鋼板の板厚を最適化することが行われている。このため、熱間での鋼板の板厚を高精度に測定または推定するための技術が検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、放射線を利用して鋼板の熱間における厚みを測定する熱間厚み測定装置が開示されている。かかる熱間厚み測定装置は、熱間における厚み測定結果と、熱間における厚み測定時の表面温度測定結果、バンド組織予測結果及び材料の背応力予測結果と、冷間で同一材料を測定した厚みデータと、に基づいて線吸収率に基づく厚み演算に用いる補正式を校正する機能を有する。これにより、変態ひずみや熱ひずみに与える背応力の影響及びバンド組織の影響を考慮して、熱間状態の板厚から冷間状態の板厚を換算し、厚み測定のばらつきを低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-90083号公報
【非特許文献】
【0005】
J.Miettinen,“Calculation of solidification-related thermophysical properties for steels”,Metallurgical and Materials Transactions B,Vol.28B,pp.281-297(1997)
Takayuki Otsuka、他5名、“Microstructure and heat treatment effect on transformation strain in steels part 2 modelling”、Materials Science and Technology、Vo1ume 35、2019、[令和5年6月26日検索]、インターネット<URL:https://doi.org/10.1080/02670836.2018.1548111>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載の技術では、異方性を持つ変態ひずみや熱ひずみが材料の鋳造条件や圧延条件によって変化することから、異方性の影響に応じて測定した熱間の板厚を補正している。ただし、上記特許文献1に記載の技術は板厚の測定精度を高めるための手法であるため、板厚のみならず、板厚や板幅における冷間値についても異方性の影響を考慮するのが望ましい。なぜなら、温度変化に伴う熱膨張及び収縮や、変態に伴う密度変化に起因する体積変化は等方的であるが、塑性変形による体積変化は等方的ではないからである。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、熱間状態の鋼板と冷間状態の鋼板との寸法換算を高精度に行い、高精度に板寸法を制御することが可能な、鋼板の熱間圧延方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、鋼板の熱間圧延方法であって、常温での熱延鋼板の目標製品板厚と、仕上圧延における最終パス予測温度と、当該最終パス予測温度及び鋼板に含まれる成分から計算されるγ相の密度と、常温におけるα相の密度と、合金成分の濃度分布と、を用いて、鋼板の板厚方向のひずみε

、板幅方向のひずみε

及び板長方向のひずみε

を算出し、ひずみε

、ε

及びε

と、常温での熱延鋼板の目標製品板厚とから、最終パス出側での目標板厚を算出するとともに、最終パス出側での板厚が目標板厚となった場合の、常温での予測板幅及び常温での予測板長のうち少なくともいずれか一方を算出する、鋼板の熱間圧延方法が提供される。ここでのひずみとは、最終パス予測温度における長さL

と常温での長さL
Tair
とから、ε=L
Tair
/L

-1で計算される値である。
【0009】
鋼板の化学組成は、質量%で、C:0.1~0.25%、Si:0.5~7.0%、Mn:1.0~10.0%、Cr:0.01~15.0%、Ni:0.01~10.0%、残部:Feおよび不純物であってもよい。
【0010】
合金成分の濃度分布として、C、Si、Mn、Ni、Crのうち少なくとも1種の濃度分布を用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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