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公開番号
2025028877
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-05
出願番号
2024195877,2023565436
出願日
2024-11-08,2021-04-30
発明の名称
無線通信方法、装置及びシステム
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04W
52/18 20090101AFI20250226BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】本発明の実施例では無線通信方法、装置及びシステムが提供される。
【解決手段】無線通信装置は受信機及び処理器を含み、前記受信機は下りリンク制御情報を受信し、前記下りリンク制御情報はPUCCH伝送をトリガーするために用いられ、前記下りリンク制御情報は第一TPC指示及び第二TPC指示を含み、前記処理器は、前記PUCCH伝送に対応する閉ループパワー制御パラメータ索引の個数に基づいて、前記PUCCH伝送の閉ループパワー制御パラメータが前記第一TPC指示及び前記第二TPC指示のうちの1つに基づいて確定されるか、それとも、前記第一TPC指示及び前記第二TPC指示に基づいて確定されるかを確定する。
【選択図】図26
特許請求の範囲
【請求項1】
無線通信装置であって、
受信機及び処理器を含み、
前記受信機は下りリンク制御情報を受信し、前記下りリンク制御情報はPUCCH伝送をトリガーするために用いられ、前記下りリンク制御情報は第一TPC指示及び第二TPC指示を含み、
前記処理器は、前記PUCCH伝送に対応する閉ループパワー制御パラメータ索引の個数に基づいて、前記PUCCH伝送の閉ループパワー制御パラメータが前記第一TPC指示及び前記第二TPC指示のうちの1つに基づいて確定されるか、それとも、前記第一TPC指示及び前記第二TPC指示に基づいて確定されるかを確定する、無線通信装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記PUCCH伝送は下りリンク制御情報によりスケジューリングされ、前記下りリンク制御情報はDCI format 1_1又はDCI format 1_2に対応し、前記PUCCH伝送は1つ又は2つの閉ループパワー制御パラメータ索引に関連付けられる、無線通信装置。
【請求項3】
請求項1に記載の無線通信装置であって、
前記PUCCH伝送に関連付けられる閉ループパワー制御パラメータ索引の個数が1である場合に、前記処理器は前記第一TPC指示及び前記第二TPC指示のうちの1つに基づいて前記PUCCH伝送の送信用の閉ループパワー制御パラメータを確定する、無線通信装置。
【請求項4】
請求項3に記載の無線通信装置であって、
前記PUCCH伝送に対応する閉ループパワー制御パラメータ索引が0である場合に、前記処理器は前記第一TPC指示に基づいて、前記PUCCH伝送の送信用の閉ループパワー制御パラメータを確定し、
前記PUCCH伝送に対応する閉ループパワー制御パラメータ索引が1である場合に、前記処理器は前記第二TPC指示に基づいて、前記PUCCH伝送の送信用の閉ループパワー制御パラメータを確定する、無線通信装置。
【請求項5】
請求項3に記載の無線通信装置であって、
前記処理器は、前記PUCCH伝送の送信用の閉ループパワー制御パラメータを確定するために用いられない第一TPC指示及び第二TPC指示のうちの1つに対応するDCI域を無視する、無線通信装置。
【請求項6】
請求項1に記載の無線通信装置であって、
PUSCH又はPUCCH伝送に関連付けられる閉ループパワー制御パラメータ索引の個数が2である場合に、前記処理器は前記第一TPC指示及び前記第二TPC指示に基づいて、前記PUSCH又はPUCCH伝送を送信するための閉ループパワー制御パラメータを確定する、無線通信装置。
【請求項7】
請求項6に記載の無線通信装置であって、
前記第一TPC指示に対応する閉ループパワー制御パラメータ索引は0であり、前記第二TPC指示に対応する閉ループパワー制御パラメータ索引は1である、無線通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信の技術分野に関する。
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【背景技術】
【0002】
URLLC(Ultra-Relaible and Low Latency Communication)業務(サービス)の高信頼性及び低遅延(レイテンシ)のニーズを満たすために、NR Rel-16(新無線リリース16)では対応する上りリンクデータの送信メカニズムが導入されている。該メカニズムはより柔軟な上りリンクデータ送信をサポートし得るため、上りリンクデータ送信のレイテンシを削減できる。
【0003】
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確かつ完全に説明し、また、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈してはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者が次のようなことを発見した。即ち、NR(新無線)が最大で52.6GHzの中心送信周波数をサポートし得るので、高周波数のシナリオの場合に、高周波数無線信号は回折能力(diffraction ability)が比較的低いため、妨害(blockage)の影響を受けやすい。このような妨害によるチャネル品質低下は上りリンク伝送にとって非常に不利である。その理由は次のとおりであり、即ち、既存のビーム失敗回復メカニズムによれば、通信リンクを回復するために最速で数十ミリ秒がかかるが、URLLCの通信レイテンシ要件は一般に数十ミリ秒よりも遥かに小さい。
【0005】
よって、高周波数上りリンクは妨害の影響を受けやすく、チャネルは瞬時に悪くなる可能性がある。既存の回復メカニズムが要する時間は長すぎるから、URLLC業務のレイテンシ要件を満足できない。上りリンクデータ送信への妨害の影響を減少させるために、1つの実現可能な方法として、上りリンクデータを空間ダイバーシティの方式で送信する方法がある。言い換えれば、端末装置側の同じデータが異なる時間に異なる空域径路を経由して(即ち、異なるTRP(transmission and reception point)を経由して)ネットワーク装置に到達できる。このようにして、1つの径路に妨害が発生した場合に、他の径路は依然として引き続き動作できるため、上りリンクデータの低レイテンシ及び高信頼性を確保できる。
【0006】
上述のマルチTRP(mTRP)上りリンク送信をサポートするために、1つの方法として、対応するスケジューリング用下りリンク制御情報(DCI)に追加の域を、マルチTRP上りリンク送信をサポートするために増加させ、また、追加の域の増加がないDCIを用いてシングルTRP(sTRP)上りリンク送信をスケジューリングする方法がある。しかし、このような方法を採用すると、同じBWP(Bandwidth Part)でマルチTRP上りリンク送信及びシングルTRP上りリンク送信の両方をサポートし得る端末装置について言えば、特に、該端末装置がシングルTRP上りリンク送信とマルチTRP上りリンク送信との間で動的に切り替える必要があるときに、2種類の異なるサイズのDCIをブラインド検出する必要があり、これは制御チャネルへの端末装置のブラインド検出能力を大幅に消費する恐れがある。
【0007】
上述の問題を解決するために、1つの実現可能なスキームとして、ネットワーク装置が1つのDCI formatを半静的に設定するスキームがあり、該DCI formatは1つのサイズに対応し、また、該DCI formatはシングルTRP上りリンク送信のスケジューリング及びマルチTRP上りリンク送信のスケジューリングの両方をサポートできる。言い換えれば、このDCI formatは上述の追加の域が増加した場合にでも、シングルTRP上りリンクのスケジューリングをサポートできる。
【0008】
しかし、今のところ、上述の追加の域が増加したDCI formatを用いてシングルTRP上りリンク送信をスケジューリングすることをサポートする実現可能な方法が存在せず、あるいは、今のところ、DCI指示により、対応する上りリンク信号がシングルTRP送信に対応するか、それとも、マルチTRP送信に対応するかを正確に決定する方法がないといっても良い。
【0009】
また、上述の場合に、DCIが2つの閉ループパワー制御指示を含むときに如何に対応する上りリンク信号を送信するかも解決すべき問題である。
【0010】
さらに、異なるBWPでマルチTRP上りリンク送信及びシングルTRP上りリンク送信の両方をサポートし得る端末装置について言えば、BWP切り替えが発生したときに、言い換えれば、端末装置が、シングルTRP上りリンク送信のみを行うことができるBWPから、マルチTRP上りリンク送信を行うことができるBWPに切り替えるときに、2つのBWPについて設定されるDCI域のサイズが異なるため、対応するDCI域を如何に解読するかも解決する必要のある問題である。
(【0011】以降は省略されています)
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