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公開番号2025028640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-03
出願番号2023133574
出願日2023-08-18
発明の名称改装建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 1/56 20060101AFI20250221BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】防火性能の向上した改装建具を提供すること。
【解決手段】改装建具1は、建物躯体100の開口部11に設けられる既設枠2と、既設枠2に固定される新設枠3と、新設枠3を既設枠2に固定するアタッチメント4と、を備える。アタッチメント4は、既設枠2に固定されるアタッチメント本体40と、アタッチメント本体40に固定されて既設枠2の室外側に配置されるカバー部材50と、を備え、アタッチメント本体40と、カバー部材50とにより囲まれる領域8が形成され、領域8に、加熱発泡材6が配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠に固定される新設枠と、前記新設枠を前記既設枠に固定するアタッチメントと、を備える改装建具であって、
前記アタッチメントは、前記既設枠に固定されるアタッチメント本体と、前記アタッチメント本体に固定されて前記既設枠の室外側に配置されるカバー部材と、を備え、
前記アタッチメント本体と、前記カバー部材とにより囲まれる領域が形成され、
前記領域に、加熱発泡材が配置される、改装建具。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記アタッチメントは、前記開口部の上部に配置される既設上枠及び新設上枠の間に配置される上枠アタッチメント本体及び上枠カバー部材を有し、
前記領域は、前記上枠アタッチメント本体の室外側の上面から上方に起立するアタッチメント本体側起立片と、前記上枠カバー部材の上面から上方に起立するとともに前記アタッチメント本体側起立片に対向して配置されるカバー部材側起立片と、の間に形成される第1領域を含み、
前記加熱発泡材は、前記第1領域に配置される、請求項1に記載の改装建具。
【請求項3】
前記アタッチメントは、前記開口部の上部に配置される既設上枠及び新設上枠の間に配置される上枠アタッチメント本体及び上枠カバー部材を有し、
前記領域は、前記上枠アタッチメント本体の室外側の下面と、前記上枠カバー部材の室内側の上面との間に形成される第2領域を含み、
前記加熱発泡材は、前記第2領域に配置される、請求項1又は2に記載の改装建具。
【請求項4】
前記上枠アタッチメント本体と前記上枠カバー部材とを固定するネジをさらに有し、
前記ネジの軸部は、前記第2領域の前記加熱発泡材を挿通する、請求項3に記載の改装建具。
【請求項5】
前記アタッチメントは、前記開口部の側部に配置される一対の既設縦枠及び一対の新設縦枠の間に配置される縦枠アタッチメント本体及び縦枠カバー部材を有し、
前記縦枠アタッチメント本体は、前記既設縦枠の見込面に沿って配置され、
前記既設縦枠の室外側面及び前記縦枠アタッチメント本体の室外側の端部のいずれか又は両方の室外側を、前記縦枠カバー部材が覆うように配置されて形成される第3領域を含み、
前記加熱発泡材は、前記第3領域に配置される、請求項1又は2に記載の改装建具。
【請求項6】
前記縦枠アタッチメント本体と前記縦枠カバー部材とを固定するネジをさらに有し、
前記ネジの軸部は、前記第3領域の前記加熱発泡材を挿通する、請求項5に記載の改装建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、改装建具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物躯体の開口部をリフォーム等で改装する方法として開口部に新たな建具を設置するカバー工法が採用されている。カバー工法において、建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、既設枠の内周側に配置される新設枠と、既設枠と新設枠との間に配置されるアタッチメントと、を備える改装建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-121234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アタッチメントを一部材でなく二部材で構成すると、取り付けが容易になり施工性が向上する一方、二部材の結合部から、火災時に発生する熱が内側へ入り込みやすくなるという懸念がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠に固定される新設枠と、前記新設枠を前記既設枠に固定するアタッチメントと、を備える改装建具であって、前記アタッチメントは、前記既設枠に固定されるアタッチメント本体と、前記アタッチメント本体に固定されて前記既設枠の室外側に配置されるカバー部材と、を備え、前記アタッチメント本体と、前記カバー部材とにより囲まれる領域が形成され、前記領域に、加熱発泡材が配置される、改装建具に関する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態の改装建具の正面図である。
図1のA-A線断面図である。
図1のB-B線における部分断面図である。
本実施形態の改装建具の上方の部分縦断面図である。
他の実施形態に係る上枠アタッチメント本体及び上枠カバー部材を示す図である。
他の実施形態に係る縦枠アタッチメント本体及び縦枠カバー部材を示す図である。
他の実施形態の変形例に係る縦枠アタッチメント本体及び縦枠カバー部材を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の改装建具1は、例えば、マンション等のビル等の建物躯体100の開口部11に設けられる。図1は、改装建具1を室内側から見た様子を示している。改装建具1は、すでに設置されている既設枠2に、新設枠3を取り付ける改修を行って形成される。
【0008】
本明細書において、「見付方向」とは、建物躯体100の壁に形成された開口部11に納められた改装建具1における障子71、72の面材の面が延びる方向を意味する。「見付方向の外側」は、開口部11における外周側を意味し、「見付方向の内側」は、開口部11における内周側を意味する。「見付面」は、改装建具1における室外側及び室内側に面するそれぞれの面を意味する。改装建具1の見付方向における横方向は左右方向である。
【0009】
本明細書において、「見込方向」とは、上記面材の厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。「見込方向」は室内外方向でもある。「見込面」は、改装建具1において室内外方向に延びる面を意味する。図面において、改装建具1の見込方向の室外側を室外側X1とし、改装建具1の見込方向の室内側を室内側X2とする。
【0010】
改装建具1は、図1に示すように、建物躯体100の開口部11に設置された既設枠2の内周側に、アタッチメント4(図2~図4参照)を介して、新設枠3を取り付けることで構成される。改装建具1は、既設枠2と、新設枠3と、アタッチメント4と、加熱発泡材6と、を有する。新設枠3の内側には、障子71、72が開閉可能に納められる。
(【0011】以降は省略されています)

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