TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025027473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2024214265,2020001398
出願日
2024-12-09,2020-01-08
発明の名称
冷感剤組成物
出願人
株式会社タフリーインターナショナル
,
株式会社リベルタ
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A61K
8/34 20060101AFI20250219BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】エタノールを溶媒の主成分とすることなく、従来のものと同等以上の時間継続して冷感成分の冷感効果を発揮し続ける冷感剤組成物を提供する。
【解決手段】本発明の冷感剤組成物は、水溶液中に、非イオン界面活性剤によりミセル化された冷感成分が分散されている。また、冷感剤組成物全量に対して、冷感成分が0.01~6.00質量%、及び、非イオン界面活性剤が0.10~10.00質量%含有されている。さらに、非イオン界面活性剤は、親油性界面活性剤及び親水性界面活性剤の混合物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
冷感成分、非イオン界面活性剤、及び安定剤が水溶液中に含まれる冷感剤組成物であって、
前記冷感成分は、L-メントール、イソプレゴール、カンファー、シネオール、メントン、乳酸メンチル、又は、コハク酸メンチルであり、
前記冷感成分は、前記非イオン界面活性剤によりミセル化されることで分散され、
ミセル化された前記冷感成分は、前記冷感剤組成物を5~10℃にて2週間静置保存したときにミセル中で溶解しており、
前記非イオン界面活性剤は、親油性界面活性剤及び親水性界面活性剤の混合物であることを特徴とする、肌又は肌に接する衣類へのスプレー噴射塗布用の冷感剤組成物。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記冷感成分が前記非イオン界面活性剤によりミセル化されることで分散され、ミセル化された前記冷感成分が前記冷感剤組成物を5~10℃にて2週間静置保存したときにミセル中で溶解するように、
前記冷感剤組成物の全量中の含有量で、前記冷感成分の含有量は、0.01~6.00質量%の範囲から選択され、前記非イオン界面活性剤の含有量は、0.10~10.00質量%の範囲から選択され、前記安定剤の含有量は、0.01~10.00質量%の範囲から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の肌又は肌に接する衣類へのスプレー噴射塗布用の冷感剤組成物。
【請求項3】
前記冷感成分が前記非イオン界面活性剤によりミセル化されることで分散され、ミセル化された前記冷感成分が前記冷感剤組成物を5~10℃にて2週間静置保存したときにミセル中で溶解するように、
前記冷感剤組成物の全量中の含有量で、前記冷感成分の含有量は、0.01~6.00質量%の範囲から選択され、前記非イオン界面活性剤の含有量は、2.00~6.00質量%の範囲から選択され、前記安定剤の含有量は、0.01~10.00質量%の範囲から選択されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の肌又は肌に接する衣類へのスプレー噴射塗布用の冷感剤組成物。
【請求項4】
前記非イオン界面活性剤によりミセル化された前記冷感成分のミセルは、粒子径が5~200nmであることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の肌又は肌に接する衣類へのスプレー噴射塗布用の冷感剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エタノールを主成分とすることなく冷感効果を発揮し得る冷感剤組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
夏の暑さ対策として、肌に直接又は肌に接する衣類の表面上に噴射して清涼感を付与する様々なタイプの冷感剤組成物又は冷感化粧料等が開発されている(例えば特許文献1~4参照)。これらの冷感剤組成物の主成分としては、一般的にL-メントールが用いられている。L-メントールの冷感作用は、実際に温度を下げるわけではなく、神経に直接作用することにより、感覚的に冷感を付与するものである。
【0003】
L-メントールは、有機溶剤や濃塩酸には容易に溶けるものの、水には極めて溶け難いといった性質を有している。そのため、従来の冷感剤組成物においては、エタノールに溶解した態様でL-メントールが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-239142号公報
特開2002-80335号公報
特開2004-269368号公報
特開2010-84269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の冷感剤組成物はL-メントールをエタノールに溶解させた構成であるため、使用者が敏感肌である場合に不快な刺激を与えたり、密室空間や換気の不十分な空間での使用において引火のおそれがある。そのため、主成分のエタノールを水に代え、L-メントールを単純に水に溶解させる試みがなされたが、L-メントール成分自体が水溶性ではないため、容易には溶解できないといった問題を有していた。
【0006】
そこで、本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたもので、エタノールを溶媒の主成分とすることなく、従来のものと同等以上の時間継続して冷感成分の冷感効果を発揮し続ける冷感剤組成物を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
したがって、本発明の冷感剤組成物は、水溶液中に、非イオン界面活性剤によりミセル化された冷感成分が分散されていることを特徴としている。また、本発明の冷感剤組成物においては、冷感剤組成物全量に対して、前記冷感成分が0.01~6.00質量%、及び、前記非イオン界面活性剤が0.10~10.00質量%含有されていることが好ましい。
【0008】
このような特徴を備えた本発明によれば、エタノールに代えて水を溶媒とした水溶液の冷感剤組成物において、冷感成分を良好に分散し、噴霧された際に長時間にわたって清涼感を付与することができる。
【0009】
また、本発明の冷感剤組成物においては、前記非イオン界面活性剤は、親油性界面活性剤及び親水性界面活性剤の混合物であることが好ましい。このような態様によれば、冷感成分を良好にミセル化することができ、安定的な冷感剤とすることが可能になる。
【0010】
さらに、本発明の冷感剤組成物においては、前記非イオン界面活性剤によりミセル化された冷感成分は、粒子径が5~200nmであることが好ましい。また、本発明の冷感剤組成物においては、安定剤がさらに0.01~10.00質量%含有されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
10日前
個人
歯茎みが品
1か月前
個人
錠剤撒き器
6か月前
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
鼾防止用具
6日前
個人
脈波測定方法
6日前
個人
マッサージ機
21日前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
脈波測定方法
13日前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
導電香
27日前
個人
身体牽引装置
4か月前
個人
片足歩行支援具
1か月前
個人
健康器具
2か月前
個人
クリップ
1か月前
個人
染毛方法
3か月前
個人
収納容器
2か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
6か月前
個人
磁器治療器
4か月前
個人
動体視力強化装置
4か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
口内洗浄具
13日前
株式会社ナカニシ
生検針
4か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
3か月前
株式会社コーセー
美爪料
1か月前
個人
除菌システム
1か月前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
株式会社 MTG
浴用剤
28日前
株式会社コーセー
化粧料
1か月前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
東レ株式会社
下肢着用具
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
個人
尿バッグカバー
28日前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
続きを見る
他の特許を見る