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公開番号
2025027471
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2024199562,2024017786
出願日
2024-11-15,2018-11-14
発明の名称
コンパクト屈曲式カメラ構造
出願人
コアフォトニクス リミテッド
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
G03B
30/00 20210101AFI20250219BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】バンプ占有領域および高さを低減する。
【解決手段】携帯電子機器、特にスマートフォンバンプの占有領域および高さを低減する屈曲式カメラおよびデュアル屈曲式垂直カメラ。いくつかの例では、屈曲式カメラの後焦点面部の高さを低減することでバンプ占有領域が低減される。いくつかの例では、屈曲式カメラの後焦点面部およびレンズサブセクションの高さを低減することでバンプ占有領域が低減される。
【選択図】図5A
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のN個のレンズ素子L
1
~L
N
を含むレンズであって、第1のレンズ素子L
1
は、撮影される物体に最も近い、レンズと、
第1の方向から第2の方向へ光路を屈曲させるための光路屈曲素子(OPFE)と、
イメージセンサと、を含む屈曲カメラモジュールであって、
前記屈曲カメラモジュールは、前記OPFE及びL
1
を含み、第1のモジュールセクション高さH
1
を有する第1のモジュールセクションを含み、
前記屈曲カメラモジュールは、レンズ素子L
2
~L
N
を含み、第2のモジュールセクション高さH
2
を有する第2のモジュールセクションを含み、
すべての高さは、前記第1の方向に沿って測定され、
H
1
>H
2
であり、
L
1
は、レンズ素子L
2
~L
N
のいずれのレンズ素子直径よりも大きいレンズ素子直径D
1
を有する、屈曲カメラモジュール。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
H
1
≦H
2
+3mmである、請求項1に記載の屈曲カメラモジュール。
【請求項3】
D
1
は、レンズ素子L
2
~L
N
のいずれのレンズ素子直径よりも0.05~3mmだけ大きい、請求項1に記載の屈曲カメラモジュール。
【請求項4】
前記イメージセンサは、前記第2のモジュールセクションに含まれる、請求項1に記載の屈曲カメラモジュール。
【請求項5】
前記屈曲カメラモジュールは、前記イメージセンサを含み、前記第1の方向に沿って第3のモジュールセクション高さH
3
を有する第3のモジュールセクションを含む、請求項1に記載の屈曲カメラモジュール。
【請求項6】
H
3
≦H
2
である、請求項5に記載の屈曲カメラモジュール。
【請求項7】
H
3
は、H
2
よりも0.05~3mmだけ小さい、請求項5に記載の屈曲カメラモジュール。
【請求項8】
前記レンズ素子のうち少なくとも1つは、放射対称を有しない形状を有する、請求項1に記載の屈曲カメラモジュール。
【請求項9】
前記屈曲カメラモジュールは、3mm~8mmの範囲の高さを有する、請求項1に記載の屈曲カメラモジュール。
【請求項10】
前記高さは、5mm~6mmの範囲にある、請求項9に記載の屈曲カメラモジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される実施形態は、一般に、デジタルカメラに関し、特に、スマートフォンなどの携帯電子機器に組み込まれる、屈曲式カメラおよびデュアル屈曲式垂直カメラに関する。
続きを表示(約 4,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話(特にスマートフォン)、タブレット、およびラップトップなどの携帯電子機器が広く普及している。これらの装置の多くは、例えば、主後面カメラ(すなわち、ユーザから離れて面し、しばしば何気ない写真の撮影に使用される、装置の背面側のカメラ)と、二次正面カメラ(すなわち、装置の正面側に配置され、しばしばビデオ会議に使用されるカメラ)とを含む、1つまたは2つのコンパクトな「垂直(upright)」カメラを備える。携帯電話カメラ(mobile phone camera)、特に携帯電話カメラ(cell phone camera)における重要な性能指数は、カメラの高さ、又は、カメラもしくはカメラレンズの垂直距離である。
【0003】
こういったカメラの大部分の設計は、本質的に比較的コンパクトであるが、デジタルスチルカメラの従来の設計と同様である。すなわち、上記設計は、イメージセンサの上部に配置されたレンズアセンブリ(またはいくつかの光学素子の列)を備え、このことが「垂直」という用語を説明する。レンズアセンブリ(「レンズモジュール」または単に「レンズ」とも呼ばれる)は、入射光線を屈折させ、入射光線を曲げて、イメージセンサ上に風景の画像データ(または「画像」)を生成する。これらのカメラの寸法は、主として、センサのサイズおよび光学系の高さによって決定される。これらは、通常、レンズの焦点距離(「f」)およびその視野(FOV)を通して結び付けられている。すなわち、あるFOVをあるサイズのセンサ上に結像させなければならないレンズは、特定の焦点距離を有する。このようなカメラでは、焦点距離が増えると、典型的には、光学系の高さが高くなる。
【0004】
近年、コンパクトカメラの高さを低減するために、屈曲式カメラ構造(単に「屈曲式カメラ」とも呼ばれる)が提案されている(例えば、共願である米国特許出願第20160044250号、および、PCT/IB2016/052143号を参照されたい。それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる)。屈曲式カメラ(図1A~図1C参照)では、光路屈曲素子(以下、「OPFE(Optical Path Folding Element)」または「反射素子」と呼ぶ)、例えばプリズムまたはミラーが、モバイル機器の裏面に対して実質的に垂直な方向からモバイル機器の裏面に対して実質的に平行な方向に光の伝播方向を傾斜させるために追加される。簡単のために、反射素子は、以下、「OPFE」とも呼ばれる。図1A~1Cは、100と番号付けされた周知の屈曲式カメラの様々な図である。直交するX-Y-Z座標(「軸」)系が、斜視図である図1Aおよび図1Bについて示されている。これらの座標は、以下のすべての斜視図に適用される。図1Cの側面図では、座標のうちの2つが別々に示されている。これらの座標は、以下のすべての側面図にも当てはまる。図示の座標系は例示的なものである。
【0005】
明確にするために、「実質的に」というタームは、本明細書では許容可能な範囲内の値の変動の可能性を示すために使用される。一例によれば、本明細書で使用される「実質的に」という用語は、任意の指定された値を最大で10%上回る、または下回る変動がありうることを意味すると解釈されるべきである。別の例によれば、本明細書で使用される「実質的に」という用語は、任意の指定された値を最大で5%上回る、または下回る変動がありうることを意味すると解釈されるべきである。さらなる例によれば、本明細書で使用される「実質的に」という用語は、任意の指定された値を最大で2.5%上回る、または下回る変動がありうることを意味すると解釈されるべきである。
【0006】
カメラ100は、長さL
P
及び高さH
P
を有するOPFE部と、長さL
L
を有するレンズ部104と、長さL
BFL
を有する後方焦点距離(BFL)部106と、を含む。いくつかの実施形態では、いくつかの部分に対する仕切り(パーティション)は各部品が別々に製造され、すべての部分が一緒に接着されるようになっている。いくつかの実施形態では、いくつかの部品に対する仕切りは概略的なものに過ぎず、すなわち、すべての部品は製造プロセスにおいて一体的に作製される。3つの部分は、屈曲式カメラの「カメラ高さ」におおよそ対応する、実質的に共通の高さH
FL
(10%以内の差異)を有する。H
FL
は3つの部分の外面間の軸Yに沿った距離(Yは、物体からカメラまでの方向であるか、または以下で説明される第1の方向110に平行な方向である)として定義される。また、3つの部分の高さが正確に等しくない例では、最大の高さを有する部分の外面間の軸Yに沿った距離として定義される。いくつかの例では、H
FL
の値域は3~8ミリメートルである。いくつかの例では、H
FL
の値域は5~6ミリメートルである。OPFE部102は、光路を第1の方向(光軸)110から第2の方向(光軸)112に屈曲させるOPFE108を含む。レンズ部104は、第2の方向112に平行な共通の光軸を有する1つ以上のレンズエレメントを有するレンズアセンブリ114を含む。BFL部106は、イメージセンサ(または単に「センサ」)116を含む。BFLは、センサに面するレンズエレメントの(センサに向かう)放射面とセンサ自体との間の距離に等しい。屈曲式カメラは、長さL
FL
および幅W
FL
を有する。
【0007】
屈曲式カメラは、本明細書では「デュアル屈曲式垂直カメラ」または単に「デュアルカメラ」とも呼ばれるデュアルカメラ構造に通常の「垂直」カメラを含めて、幾つかの異なる方法により組み立てることができる。例えば、共願である国際特許出願PCT/IB2015/056004号を参照されたい。国際特許出願PCT/IB2015/056004号は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。デュアル屈曲式垂直カメラの一例を図2A~2Cに示す。これらの図は、200と番号付けされた屈曲式デュアルカメラを様々な図で示している。屈曲式デュアルカメラ200は、カメラ100と同様の屈曲式カメラ202と、高さH
U
および第1の方向110に平行な光軸110’を有する垂直カメラ204とを含む。光軸110’と第1の方向110との間の距離は、屈曲式デュアルカメラ200のベースラインとして定義される。図示された特定の実施形態では、2つのカメラがZ軸に沿って位置する。デュアルカメラは長さL
DC
および幅W
DC
を有する。幅W
DC
は、屈曲式カメラおよび垂直カメラの幅のうちの大きい方によって決定することができる。この例では屈曲式カメラおよび垂直カメラがZ軸に沿って整列して示されているが、例えば、共願であるPCT特許出願PCT/IB2015/056004号(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に示されているような他の構成も知られており、適用が可能であることに留意されたい。
【0008】
2つの垂直カメラを有するデュアルカメラ(本明細書では「デュアル垂直・垂直カメラ(dual upright-upright cameras)」とも呼ばれる)が知られている。スマートフォンのような携帯電子機器へのデュアル垂直・垂直カメラの組み込みも知られており、デュアル垂直・垂直カメラ搭載スマートフォンが商業的に販売されている。図3Aは、300と番号付けされた、スマートフォン302に含まれる周知のデュアル垂直・垂直カメラの背面図を示す。コンパクトカメラにおいては、垂直カメラのレンズがカメラの表面から突出することで、レンズのみがより高くなり、カメラの他の部分がより低くなるトレンドがある。これは、しばしば「バンプ」と呼ばれ、図3Aでは304で番号付けされている。スマートフォンおよび他の携帯電子機器の表面上のバンプの存在は望ましいものではない。
【0009】
カメラにおける光フラッシュ(例えば、LED(light Emitting Diode)フラッシュ)素子(又は単に「フラッシュ素子」)の使用が知られている。垂直デュアルカメラの「バンプ」の内側にフラッシュ素子を配置することは知られている。図3Bは、「バンプ」314にフラッシュ素子318を有する、スマートフォン312に含まれる周知のデュアル垂直・垂直カメラ310の背面図である。バンプ内にフラッシュ素子を有する屈曲式カメラを有することが望ましい。従来技術の欠点を改善する屈曲式カメラおよびデュアル屈曲式垂直カメラを提供することが望ましい。バンプ占有領域が低減された屈曲式カメラおよびデュアル屈曲式垂直カメラを提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0010】
本明細書に開示される実施形態は、携帯電子機器、特にスマートフォンにおけるバンプ占有領域および高さを低減する、屈曲式カメラおよびデュアル屈曲式垂直カメラを教示する。いくつかの例では、バンプ占有領域は、屈曲式カメラの後焦点面部の高さを低減することによって低減される。いくつかの例では、バンプ占有領域は、屈曲式カメラの、後焦点面部およびレンズ部分の高さを低減することによって低減される。
(【0011】以降は省略されています)
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