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公開番号
2025027431
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2024109729
出願日
2024-07-08
発明の名称
粘膜アジュバント、及び粘膜アジュバントの製造方法
出願人
株式会社バイオアパタイト
,
学校法人日本大学
代理人
個人
主分類
A61K
39/39 20060101AFI20250219BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】安全に人への投与ができ、高効率の粘膜アジュバントを提供することを課題とする。
【解決手段】バイオアパタイトによる粘膜アジェバンドであって、
焼成卵殻を用いた低硫酸塩バイオアパタイトを含み、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)が分泌する固形の膜小胞(vesicle)の抗原性が前記低硫酸塩バイオアパタイトにより増強されることを特徴とする粘膜アジュバントとした。この構成により、低硫酸塩バイオアパタイトは、骨や歯の構成成分であり安全に人への投与ができるとともに、粒径が約20nmと非常に小さいため抗原提示細胞である樹状細胞に取り込まれやすく高効率の粘膜アジュバントを提供することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バイオアパタイトによる粘膜アジェバンドであって、
焼成卵殻を用いた低硫酸塩バイオアパタイトを含み、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)が分泌する固形の膜小胞(vesicle)の抗原性が前記低硫酸塩バイオアパタイトにより増強されることを特徴とする粘膜アジュバント。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記低硫酸塩バイオアパタイトの周囲に、前記膜小胞が吸着されていることを特徴とする請求項1に記載の粘膜アジュバント。
【請求項3】
前記低硫酸塩バイオアパタイトの塩分濃度は、0.048%以下、好ましくは0.0048%以下、より好ましくは0.0001%以下であることを特徴とする請求項1に記載の粘膜アジュバント。
【請求項4】
粘膜アジュバントの製造方法であって、焼成卵殻からバイオアパタイトを生成した後、脱塩して低硫酸塩バイオアパタイトを生成するとともに、ストレプトコッカス・ミュータンスを培養した後、固形の膜小胞を得る準備工程と、
リン酸緩衝生理食塩水(PBS)中に、前記低硫酸塩バイオアパタイトと前記膜小胞を加えて撹拌する撹拌工程を備えたことを特徴とする粘膜アジュバントの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、卵殻由来のバイオアパタイトを用いた粘膜アジュバント、及び粘膜アジュバントの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ワクチンは感染症に対する有効な防御手段である。そして、粘膜面を介して感染する病原体に対しては経鼻免疫、経口免疫法などの粘膜ワクチンにより粘膜面に防御免疫を構築することが感染防御につながる。しかし、IgA抗体に代表される粘膜免疫を十分に誘導するには、アジュバント剤をワクチン抗原と共に投与し抗原性を高めるとともに、ワクチン抗原を抗原提示細胞に効率よく取り込ませることが必要である。
【0003】
特許文献1には、ベロ毒素のサブユニットからなる粘膜免疫ワクチン用アジュバントが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許文献1:特開2003-321392
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、毒性などの安全性の問題から人への経鼻ワクチンへの利用には至っていない。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決して、安全に人への投与ができ、高効率の粘膜アジュバントを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、バイオアパタイトによる粘膜アジェバントであって、
焼成卵殻を用いた低硫酸塩バイオアパタイトを含み、ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)が分泌する固形の膜小胞(vesicle)の抗原性が前記低硫酸塩バイオアパタイトにより増強されることを特徴とする粘膜アジュバントを提供するものである。
【0008】
この構成により、低硫酸塩バイオアパタイトは、骨や歯の構成成分であり安全に人への投与ができるとともに、粒径が約20nmと非常に小さいため抗原提示細胞である樹状細胞に取り込まれやすく高効率の粘膜アジュバントを提供することができる。
出願人は、以前に、卵殻由来のアパタイトと細菌由来のメンブレムベジクルを用いたアジュバント効果について発表している(第95回日本細菌学会総会20221ADR(2022年3月29日)他)が、今回、上記のような具体的な構成とその顕著な効果について得ることができた。
【0009】
粘膜アジュバントであって、前記低硫酸塩バイオアパタイトの周囲に、前記膜小胞が吸着されている構成としてもよい。
【0010】
この構成により、低硫酸塩バイオアパタイトは表面に蛋白質吸着性を有しているため、膜小胞を吸着し、凝集体を形成することで抗原性を高め樹状細胞に認識される。
(【0011】以降は省略されています)
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